ぽぽんぷぐにゃんラジオの2011年のまとめ。- 2011.12.30
■はじめに。
思った事をつらつらと。
やっぱり、今年は東日本大震災、福島第一原発の事故に尽きますね。
とりあえず、よかったなぁと思うのはネットがあった事でしょうか。
■東日本大震災・福島第一原発の事故。
菅内閣。枝野をはじめ政府や御用学者が大ウソをつきはじめて衝撃を受けた。
こりゃアカンと思って嫌われるのを覚悟、逮捕覚悟で原発放射能について話す事を決めた。
今になっては笑い話かもしれないが、当時は計画停電をはじめとする「電気が足りない」キャンペーンなど「それでも原発は必要」という政府やマスコミの論議の流れに恐怖を感じていたし、呆れていた。
それを一変させたのが、高円寺の一万人の反原発デモ。
それをきっかけに次々とデモが起こり、その動きが頂点に達したのが「さようなら原発」での6万人集会だったと思う。
ぼくはなによりも、福島の子どもたちに避難してほしいという気持ちが強かったし、「子ども20ミリシーベルト」という基準に強い怒りを覚えた。
このときさまざまな市民団体や著名人が頑張った事にとても勇気をもらえたし、反原発、脱原発運動や世論が脱原発へシフトしたのは本当に良かったと思う。
世界の動きではドイツが脱原発を決めるなど、世界も福島の原発事故を見て考える事が多かったように思う。
■中東のエジプトのデモからアメリカのオキュパイデモ
日本の高円寺の反原発デモが成功したのは、福島の原発事故が大きいが、ネットのfacbook・twitterをきっかけに中東で起きたジャスミン革命の
影響も大きいと思う。
反原発デモもネット、日本では特にtwitterの果たした役割は大きいと思う。
あと岩上安身氏のIWJのUstreamでのデモや東電会見を中継をつづけた影響も大きいと思う。
アメリカでオキュパイデモが起こったのも意外で驚いた。
これは中東のデモの影響も大きいし、世界的に不況である事も大きい。
しかし、このように市民側から政治へ働きかけていく動きはとっても重要だと思う。
そういう事が世界中で起きた事については喜ばしい事。
■菅内閣から野田内閣へ。
民主党内部で小沢グループが菅内閣打倒の動きに出ていたが、その大義名分がトンチンカン。
むしろ菅直人のほうに脱原発の強い意志を感じていたが、まあ、菅内閣はもたないだろうとは思っていた。
で、野田内閣。幹事長に輿石東を置くなど、挙党一致で次の来年の代表選まで安全運転でいくかと思いきや、TPP、消費税増税に一気に舵を切った事に驚く。
TPP推進派であった菅直人でさえ、「TPPはやめよう」と言っていただけに、これは驚いた。
いずれにせよ、民主党は次の総選挙で大敗する事は確実。
政治もさらに大きく動いていくの確実でしょう。
それが良い方向か悪い方向か。
やっぱり、あまり変わらないかもしれないとも思う・・・。
■それにしても政治がなかなか変わらない。
原発、震災復興、TPP、消費税増税、政治は小回りがきかないのかどうも国民のために変わっていくのはまだまだ時間がかかりそう。
ただ、少しずつ変化はある。脱原発に向けて、経済産業省が発送電分離、火力発電の入札制度義務付けなど少しずつではあるが良い方向に進んでるとは思う。
しかし、福島の子どもたちの被ばく問題は一向に進まない。
自主避難者が増えているのは良い事だが、まだまだ子どもたちはいる。
政治が国民や子どもたちのために動かないなら、市民がどんどん動いていくしかないように思う。
■震災について。
震災で地震や津波で多くの人が亡くなった。
これは決して他人事ではないし、自分が死んでもおかしくなった。
それでも自殺する人は後を絶たないが、せっかくの生き残った命を大切に使いたい。
すこしでも人の役に立つような事をしたいと思う。
■まとめ。
東日本大震災、福島原発事故をきっかけに、日本の政治やマスコミの限界が見えたと思う。
やはり、国民一人一人が問題を意識を持って動くしかないと思う。
それは大した動きを期待するのでなく、ネットでたとえばtwitterで誰かのつぶやきをリツィートするとかそういう小さな事から始めていく事が大きく変わっていくのかなとも思う。
来年になっても放射能問題が終わるわけでもなく、子どもの被ばくの問題が終わるわけでもない。
まだまだ問題は解決していない事だらけだが、少しずつ前進させていきたい。
決してあきらめない事が大切だと思う。
少しでも前へ。
よいお年を。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2011年12月30日(金)