ウロ

木の洞に頭突っ込み独り言

血は争えねえ

2024年05月06日 | 子どもたち

もんじゃである。

キャベツがこぶりだったので2個買う。

いかと豚バラともちと天かすを入れる。

 

大型ホットプレート全面で焼く。

旦那と息子が端っこ5センチ以外の場所を半分こする。

 

二巡目の時であっただろうか

息子が旦那に「そっちも焼けてるだろ!」と言う。

(温厚な)息子にしては やや尖った声であった。

どうやら息子の陣地に旦那が侵入したらしい。

「俺の方はまだだ」

「いいや そこらが一番に焼ける」と息子はほじって実証する。

 

「ったく。昔は嫌いだったくせに」と息子は言う。

そういえばそうだ。旦那は以前は食べなかった。

 

三巡目。最終ターンである。

息子が「お腹いっぱい」と退き だがまだ盤面には残っている。

旦那が「喰えるかな」と呟くのに被せるように息子が言った。

「俺の朝ご飯になる」

つまりもう喰うなと。

私が残りを皿に盛りつけると 旦那がカスを拾っていた。

 

 

さて。

まご太がケガをして 抗生剤を3日間服用した。

それ以前から まごちは胃腸系の薬を継続して飲んでいる。

 

化膿することなく完治する。

「(食後の薬が)ひとりだけになって 面倒くさい」

娘がぼやく。聞き間違いかと思ったが そうではない。

 

幼児の薬はたいてい何かに混ぜる。

食欲旺盛な彼らに限って飲み残しの心配はないので

混ぜるのはなんでもいいのだが それは「別枠」となる。

つまり彼らにとっては「デザート」なのであった。

それまでは姉の専売特許と思っていた「デザート」が

自分にも与えられていたのに それがなくなった。

まご太は納得できないのであった。

 

 

幼児向けに処方される薬は甘い。

娘はそれが苦手だったが 息子は大好きだった。

水で飲みこむなど勿体ないことはせず 薬を舐めていた。

 

ある日。小学校で薬の落し物があった。

「誰の?」と問う教師に息子が「欲しい」と応えたと

近所の人に教えられた。

 

散々食べた後にプレートのカスを拾う旦那と

他人の薬を欲しがった息子と

薬すらもデザートとする孫たち。

 

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