生老病死

生老病死は、人生の四苦とも言います。
その四苦から解脱することが、人生の最大の幸せであり、永遠のテーマです。



生きる苦しみ

私達は、両親のもとにこの世に産まれてきます。

両親は、この三次元である地球上で生きて行く為に、色々な事を教えてくれます。

また、世の中の厳しさを、両親の背中を見て学んで育って行くのです。

人生、荒波の中の航海が始まるのです。

どの様にして、この荒波の中の航海を乗り越えられるのかが、両親の責任でもあるのです。

この世の中、生きて修行をするには、苦しみの連続です。

人間、肉体を持つと大変不便な事ばかりです。

この世を生きて行く為には、他人とのコミュニケーションも取らなければなりません。

色々と困難な事が、たくさん起きて来ます。

また、命の保証もなく、一歩外へ出たら何が起こるかわかりません。

一寸先は、闇の中を生きて行かねばならないのです。

今の世の中、道を歩いていても、いつ事故や事件に巻き込まれるか、いつ地震が起きて死ぬか分からない暗闇の中を生きて行かねばならない苦しみ、この様な世の中の全ての危険から身を守り、生き抜いてこそ、人生の目的である魂の進化の修行が出来るのです。

この様な暗闇の中の人生、肉体があるからこそ修行の意味が深いのです。

この大切な肉体を、粗末に扱っては絶対にいけません。

自分の肉体を粗末に扱う事は、地獄を覚悟する事です。

私達人間は、肉体があるからこそ、全てにおいて苦しみでもあるのです。




老いる苦しみ

私達人間は、全て平等に命の時間が与えられております。

どんな人でも、どんなに神様にお願いをしても、与えられた命が延びる事はありません。

ですから、皆平等に老いて行くのです。

これが宿命だからです。

人間、年齢を重ねて行くに従って子供達や孫達の行く末を案ずるのが人間なのです。

しかし、老いは皆が通る道で、誰一人として避けて通る事は出来ません。

これが自然の摂理です。

自然の流れに、逆らう事は出来ません。

しかし、いつまでも人生に執着を持つ事も良くありません。

残りの人生をいかに楽しく前を向いて生きて行く事を考え、一日一日を楽しく暮らして行ける様に老いて行けたら、老いて行く苦しみは、半減する事でしょう。





病の苦しみ

人間、年齢を重ねて行くと、段々と肉体の免疫力が低下して病気になってしまいます。

病気は、自分自身で作っているのです。

若い時に無茶をしたり、ストレスを溜め込んだり、生活のリズムを壊したり、全て自分自身の責任です。

年齢が若いうちなら生活習慣を改め、肉体のリズムを整えて、反省すべき点は反省をするならば、自分で病気を治す事も可能なのです。

しかし、年を取って体が老いて来ると、段々と自らの治癒力が低下して、治す事も出来なくなります。

また、病気をする事も、神は反省の機会を与えているのです。

病気をする事は、人生の反省のよい機会でもあるのです。

しかし、病気は苦しい事です。

外出も出来なく、自分の思う通りに行動もままならぬ苦しみです。

食事にも制限があり、自分の好きな物だけとはいきません。

これも全て、魂の修行なのです。



死の苦しみ

私達命ある者は、いつか必ず死は訪れてきます。

人間、この世へ産まれた日から、一歩一歩確実に死へと近づいているのです。

これが命ある者の、宿命なのです。

誰もが通る道です。　

怖い事はありません。

いつも天国という正気エネルギー界へ行ける様に、考える事です。

四次元世界の天国という正気界は、この地球上で肉体を持って生きて行くより、非常に素晴らしい世界なのです。

魂の世界は、この地球上の様に肉体を維持して生きる苦しみもなく、もちろん病苦も老苦も死苦も全てありません。

何も怖いことはありません。

しかし、天国という正気波動の世界へ行くには、並大抵の修行では行く事は不可能です。

天国という正気波動の世界へ行くには、自分の魂に邪気がなく、正気の波動にする事です。

それには、この地球上での物に対する執着を捨てる事です。

この世の物は、この世でしか使えません。

四次元の世界では、必要ないのです。