Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

なぜ、日本は自虐史観を払拭できないのか

2007-04-30 | 歴史認識
「やおよろずブログ」さんの「日本戦後史総論  戦後体制とはなにか?」より、

戦後史を語る上で、要点がいくつかある。
(略)
1 戦時体制

 まず、戦時体制から55年体制の完成までを論じたい。
 野口悠紀夫氏をはじめとした経済論客が盛んに口にする「1940年体制」、これは、戦後体制のハード面において、大変説得力がある。
 この「1940年体制」は、連合軍の占領政策の円滑化においても、その後の工業大国化においても、大変な威力を発揮した。
 つまり、国内においてハードが完成しているため、現在のイラクのような無秩序を経ることなく、日本国として再出発することができたのである。
 ハードがあれば、占領軍がプログラミングしたソフトを起動させることで、国内の様々な操作が可能になるわけである。
 この「1940年体制」と占領政策については、また別に論じたい。

2 公職追放

 では、このプログラミングの中身はどのようなものであったのだろうか?
 まずは、戦前・戦中の指導者層の追放である。
 これにより、戦中・戦時の国内派・民族派は一掃される。
 変わって、力を得たのは、英米派と左翼である。

 戦前において、日本国内では左翼活動が大幅に制限され、脱法行為としての活動を続けるか、合法的に政府に取り込まれる形になるかを選択せねばならなかった。
 これは、17年のロシア革命の影響やソビエトの勢力の国内への浸透を防ぐものであった。
 アメリカ本土でのレッドパージが48年であったことを考えれば、日本がアメリカに先取りで実施していたことになる。
 ソビエトと満州国を経て直接に対峙していた日本にとって、共産主義の脅威は現実的な問題であり、アメリカのように、泰然としていることができなかったのである。
  
 また、英米派はアメリカとの交渉での譲歩が国内において支持を得られず、さらに、アメリカが反日政策を強化するにつれ、国内で反米機運が高まり、一層、その勢力が減退していった。
 戦時においては英米派は、国家意思決定の中枢からは外されていた。
 この点で、占領軍の公職追放により、国家中枢への返り咲きを達成することになった。

 つまり、この時期には、左翼勢力と英米派勢力とが国内を覆うことになったのである。
 両者は、資本主義・共産主義のイデオロギー闘争もあり、激しく対立したが、国内派・民族派への敵視という点で、異なるところはなかった。

3 逆コース

 官公労を中心に、大規模な労働争議が頻発し、吉田・英米派政権は、左翼勢力の攻勢の前に、崩壊寸前であった。
 そんななかで、2・1ゼネスト中止命令が発せられる。
 マッカーサーは左翼勢力には一貫して好意的な態度を示していた。
 マッカーサーは、大統領選に向けて労働組合の票を欲していたという個人的な思惑もあったが、何よりも、戦前勢力の一掃を主眼においていたため、このような態度にでた。
 英米派と戦前の各界中枢は人的交流も含め、ある程度の親和性が存在したのに対して、共産党を中心とした左翼勢力は、中枢とは断絶しており、マッカーサーから見れば、「敵の敵」であった。

 しかし、この2・1ゼネストで、態度が一変する。
 マッカーサーは左翼勢力の恐ろしさを、体感したのである。
 この2・1ゼネストを機に、占領軍主導で左翼勢力の穏健化が図られていく。
 戦後の世界的な冷戦体制の構築もあって、非共産・左翼勢力が占領軍によって構築され、左翼勢力の中心を担っていくことになる。
 朝鮮戦争が開始すると、共産党は再び抑圧され、国内は英米派と非共産・左翼とが覆うようになる。

 アメリカ本土でも、マッカーシーを中心にレッドパージが行われ、ソビエト陣営のスパイが摘発される。
 英雄であったルーズベルト大統領の側近、ハリー・ホワイトがソビエト陣営の人間であることも発覚する。

 マッカーサーは、日本国内での左翼勢力の躍進と朝鮮戦争から、ソビエト陣営の評価が一変し、また、戦前の日本首脳に対する考え方まで変化する。
 マッカーサーは、後に議会で、先の戦争が日本にとっての自衛戦争であったことを証言している。

4 55年体制

 世界的に冷戦の構図が構築されてくると、日本においても、自民党を中心とする自由主義陣営、社会党を中心とする社会主義陣営が構築される。
 これが、55年体制である。

 52年の講和により、公職追放が完全に解け、それ以前に解放された者と合わせて、戦前の国内派・民族派勢力が各界に帰ってくる。

 ここで、重要なのは各組織が、公職追放によって地位を築いたものが実権を握っていたことである。
 この各界実力者にとって、公職追放者の復帰というのは害悪以外のなにものでもない。
 日本の敗戦によって地位を得たものは、つまり、占領軍によって地位を与えられたものと同義である。
 よって、この勢力は、占領が終わった後も、擬似占領体制を欲したのである。
 つまり、占領体制の社会・歴史観は、各界実力者が地位を守るための道具となった。
 こうして、この時期の日本において、吉田保守は生まれたが、民族派保守が生まれることはなかった。
 逆の左翼陣営でも、反吉田路線を掲げながら、擬似占領体制を欲し、もう一つの戦勝国であるソビエトへの傾斜を深める。
 総評でも社会党でも、占領下では穏健派が主流であったが、占領後は社会主義派が実権を握るようになる。

 こうして、2陣営が構築され、この2陣営の中でイデオロギー対立が生じるのみで、民族派・国内派は「凍結」した状態であった。

 60年代に入り、一般に生活水準の向上により、資本主義路線の優越が日本国内でも明確化してくる。
 また、中ソ対立もあり、社会主義陣営は経済面での説得力を失う。
 そこで、左翼諸派は、プロレタリア革命運動を平和運動・社会運動に転換していく。
 これが、系譜として現在の「市民運動」につながっていく。
 これら勢力は、衣替えのたびに、一定数の支持の拡大は見られるものの、今日の「市民運動」のように一般市民に広く浸透することはなかった。
 国会勢力としては、90年代における小沢一郎の政界再編によって、議席数を激減し、一部が民主党に逃れ、党内勢力としての活動に切り替わっていった。
 社会勢力としても、小泉純一郎の北朝鮮訪問以降、小泉純一郎自身の意図とは無関係に、拉致問題が国民運動化し、北朝鮮を賛美する左翼勢力は、その言論の説得力を失う。
 これら勢力は、公務員・マスコミといった、きわめて国家により保護された世界で、「反国家」を叫ぶだけの存在となり、郵政選挙に見られるように、財政の逼迫の中で、国労と同様に、国民の支持を失っていく。
 07年東京都知事選は、これら「市民団体」・マスコミ勢力が大同団し、浅野全宮城県知事を擁立するも、現職の石原都知事に完敗、左翼勢力減退の象徴的な事件であった。
 
 さて、吉田保守勢力は自民党で中枢を占め、一時期を除き、一貫して吉田路線を継承してきた、
 つまり、国防・外交は占領軍に権限委譲し、ひたすら輸出主導の工業化路線をはしるという政治を行ってきた。
 これは、冷戦における「反共」のエクスキューズを失った今でも、大きく変わるところはない。
 これら勢力の傍流としてのみ、民族派が現れ、それが党派として、一大勢力を築けずにいる。
 共産化の脅威が薄らいだ今、資本主義陣営を支えるべき企業経営者が親中へと鞍替えしている。
 この点で、組織防衛のため平和活動に衣替えした社会主義勢力と、資本主義勢力が一致点を見出し、歴史観・国家観で、一部共闘する形になっている。

 つまり、占領軍が生んだ双子である吉田保守・戦後左翼が、「ヤルタ協定」で、戦勝国史観を共有するという形を取っているのが、現状である。

 「なぜ、日本には反日勢力が多いのか?」そう疑問を持つ方が多いと思うが、原因は、このような点にある。
 占領開始によって「反日」であることが、各界首脳に求められ、それが継承されて今日まで来ているのである。


 この「ヤルタ」勢力に対抗する勢力の台頭を渇望しているが、各界諸団体が「ヤルタ」勢力であり、なかなか難しい。

 参院選で、自公が過半数割れになれば、政界再編が起こるのだが、さて、その先に民族は勢力の登場はあるのか?ないのか? 


 GHQによる日本統治以来、自虐史観が日本人の心に鋭いとげのように刺さったまま、半世紀以上が経ちました。なぜ、日本はこれほどの長きに渡って、自虐史観を払拭できないのか?「やおよろずブログ」さんの上記エントリーは、そのヒントを与えてくれるものです。

 <占領開始によって「反日」であることが、各界首脳に求められ、それが継承されて今日まで来ているのである>

・・・戦前・戦中の日本を肯定するような意見を持つ人は占領軍によって、政界・言論界を初めとする各界から退けられ、戦前・戦中の日本に批判的な人物が、その後を受け継ぐ事になったわけで、フランスのビシー政権などと同様、占領軍のコントロール下における政権というのは全てそのようなものでしょう。

 つまり、日本国内の勢力図は、占領軍によって、戦前・戦中の日本を支えた「国内派・民族派」から、彼ら(=国内派・民族派)の圧迫を受けて逼塞していた「英米派&左翼」へと劇的に塗り替えられたわけです。

 「英米派」も「左翼」も、いわば敗戦利得者(日本敗戦によって、得をした者たち)であり、彼らの利得を正当化する理屈が自虐史観であるわけです。

 彼らにしてみれば、アメリカが、「国内派・民族派」に牛耳られていた日本を解放してくれた解放者だというのがまさに実感なのではないでしょうか。「英米派」も「左翼」も、戦前の日本は酷かったという認識では一致しています。

 話は変わりますが、某テレビ番組で勝谷氏が、「戦前の日本は全体主義などではなかった」と発言したのに対し、三宅氏が、「その頃、生まれてもいないのにいい加減な事を言うな」と叱ったあと、「昭和15年以降の日本は、紛れも無く全体主義・軍国主義だった」と反論していました。しかしながら、昭和15年以降の日本というのは、まさに戦争必至の状況下にあったわけで、「全体主義」・「軍国主義」と表現するより、「戦時体制」と表現する方が適切な気がします。

 何処の国でも、「戦時体制」ともなれば、国論の統一を図ろうとする力が強くなるのは当然ではないでしょうか。自由の国アメリカでも、イギリスでもそれは同じでしょう。自国の危急存亡の時に、個人の自由だとか、人権だとかがある程度制限されるのも仕方のないことです。という事で、「戦前の日本は酷かった」というのは、事実であるにしても、当時の日本が置かれていた状況を勘案すれば、ある程度、割り引いて考える必要があるのではと思います。

 それはそれとして。占領軍の当初の目論見どおりに日本は進み、戦後60年、ずっと、「英米派」(=親米保守)と「左翼」の天下でした。彼らは、今後とも、不遇をかこっていた戦前の日本を肯定することはないし、自虐史観から抜け出そうとする積極的な意欲もないでしょう。自虐史観を払拭出来るのは、戦後一貫して冷遇されてきた国内派・民族派のみではないのでしょうか。


「強欲な株主が、株式会社を収奪する」という未来図

2007-04-27 | 構造改革
 アメリカの投資会社というのは、会社を育てようという意志がない。ただただ、会社から利益を吸い取ろうとするだけ。例↓。

米投資顧問ブランデス、小野薬品の配当予想の7倍を株主提案
4月10日6時22分配信 ロイター

[東京 9日 ロイター] 小野薬品工業<4528.OS>は9日、米投資顧問会社の「ブランデス・インベストメント・パートナーズ」から、2007年3月期の年間配当金を会社計画の7倍にあたる700円にするよう要求を受けたことを明らかにした。
広報担当者がロイターの取材に答えた。
ブランデスは、信託銀行の名義を通じ、小野薬株式の7.34%を保有。小野薬の年間配当の予想は1株あたり100円だが、ブランデスは3月28日付の書面を小野薬に送り、6月下旬の株主総会で年間配当700円を株主提案の議案として取り上げるよう要求した。
小野薬は4月5日付で書面を受領したという。小野薬の広報によると、同書面に対しては「ブランデスが株主提案できるのかどうかの資格を確認して対応を検討していることを返答した」(広報室)という。
年間配当は、5月14日の決算取締役会で決定、同時に、株主総会の議案を決定する予定。 最終更新:4月10日6時22分


 米投資顧問ブランデスは、小野薬品工業に対して、2007年3月期の年間配当金を会社計画の7倍にあたる700円にするように要求した・・・。

 1株あたり100円を、700円にするという事は、例えば、千株持っている株主にとっては、10万円の配当が、70万円になるという事。この魅力的な提案に対して、日本の投資家が、禁欲的に反対するか、それとも賛成するかといえば、賛成するほうにまわろうとするのが人情というものでしょう。

 日本の投資家にすれば、「グローバル・スタンダード」によれば、我々はもっと配当を受け取る権利が有ったのだと従来の認識を改めることでしょう。こうして、日本の投資家も外資に習ってどんどん強欲になっていくのでは・・・。

 このような風潮が強まれば、日本の企業が利益を上げても、その利益の多くを配当金に回さなくてはならなくなります。従業員の待遇改善・福利厚生も、内部留保も、研究開発・設備投資に充てるべき資金も、無くなってしまう。

 資本主義というのは、株主の禁欲があってこそ初めて、拡大再生産が図れるのです。株主が強欲になってしまえば、会社の維持・成長に必要な資金までもが、配当にまわさなければならなくなります。

 このままでは、国際競争力の向上につぎ込むべき資金さえ、株主の配当に回して自滅していったアメリカ企業の二の舞です。

 株式会社は、株主が主人ですから、主人が強欲になって収奪を行うようになっても、会社はそれに逆らえません。目先の儲けしか頭にない株主が増えていけば、、日本の企業は悲惨な事になるでしょう。



「留学生100万人計画」&「グリーンピア南紀、再生頓挫」

2007-04-22 | 構造改革
留学生100万人計画:第2次報告に盛る方向 再生会議

 政府の教育再生会議の第3分科会(高等教育)が18日開かれ、海外から優れた学生を招致するため、25年ごろをめどに「留学生100万人計画」を策定することで意見が一致した。5月の第2次報告に盛り込む方向で検討する。

 国内の留学生は06年度で約12万人。政府が83年に策定した「留学生受け入れ10万人計画」は達成したが、米国(57万人)や英国(34万人)などに後れを取っている。

 具体的方策として特に学部への留学を容易にするため、海外の大学で取得した単位を日本の大学でも認める制度の拡充を提唱。日本貿易振興機構など複数の機関が行う外国人への日本語検定の一元化も検討する。

 また、各大学に英語による授業の実施や留学生宿舎の整備を呼びかける。奨学金支給など予算面での支援も必要となるため、再生会議は、高等教育への財政支出を国内総生産(GDP)比で現在の0・5%から各国並みの1%に引き上げることも検討する。

 さらに9月入学の拡大をにらみ、単位認定を通年ではなく前期・後期の半年ごとに行う2学期制の導入も提唱する。

【竹島一登】

毎日新聞 2007年4月18日 11時25分 (最終更新時間 4月18日 12時03分)


 教育再生会議が、海外から優れた学生を招致するため、25年ごろをめどに「留学生100万人計画」を策定することで意見が一致した・・・。

 何で、このように周辺国に対するご機嫌取りばかりするのでしょうか。

 海外からの留学生に対する奨学金支給などの支援のため、高等教育への財政支出を国内総生産(GDP)比で現在の0・5%から各国並みの1%に引き上げることも検討するという事ですが、このような金が有るのだったら、金が無くて大学に行けない貧しい自国民をまず援助すべきでしょう。

 いつもながら、周辺国民に甘く、自国民に厳しい倒錯した政府ですね。一体、今の政府に、国民のための政治を行おうという意志があるのでしょうかね。(野党にも、そんな意志が感じられないのは勿論ですが。)

グリーンピア南紀、再生頓挫 業者は構想示し放置
2007年04月15日06時08分


 巨額の年金資金が投入された大型保養施設「グリーンピア南紀」(和歌山県)の跡地開発で、中国の請負業者によるリゾート計画が予定通りに進まず、中核となるホテル事業の再開が見送られることがわかった。小泉改革で払い下げられた全国13カ所のグリーンピア跡地で、再生の事業計画が頓挫するのは初めて。南紀の跡地を所有する地元自治体に業者を紹介したのは、地元(和歌山3区)選出の前経産相、二階俊博・衆院議員(自民)だった。跡地は賃貸後の2015年に無償で業者へ譲渡されるという異例の契約だったこともあり、地元で批判が高まっている。

 紀伊半島の南端、那智勝浦町と太地町に広がるグリーンピア南紀(360ヘクタール)は公的年金122億円がつぎ込まれ、経営難で03年に閉鎖された。最盛期には年間4万人超が訪れた5階建ての白いホテル(58室)が中核施設だった。

 再生事業は05年12月、中国・香港の「ブルー・オーシャン・アジアン・オリエンテーション・リミテッド」(香港ボアオ)が、跡地の8割を約8300万円で買い受けた那智勝浦町から請け負った。同社のオーナーは、中国出身で東京在住の蒋暁松氏(55)。

 蒋氏側が提出した事業計画書などでは、跡地に総事業費57億円で「健康と癒やしの里」が整備される構想だった。06年4月にホテルをリニューアルオープンさせ、同年6月に温泉の掘削に着手。今年1月から「超高級宿泊施設」10棟の建設を始め、開業3年で200人の雇用を生み出す、としていた。

 だが、これらの計画はまったく実行されていない。地元関係者には最近になって、蒋氏から「この規模では採算が見込めない」と、ホテル再開を見送る意向が伝えられた。朝日新聞が今月3日に取材した際も、蒋氏は再開見送りを認めたうえで「いずれ一流ホテルをつくるが、実現には時間がかかる」と説明した。

 蒋氏は、二階議員の「友人」として、町長や年金資金運用基金(06年3月解散)の最高幹部らと面会し、再生事業の請負先に選ばれた。グリーンピア跡地の大半が公募で請負先を決めている中では異例だった。二階議員は蒋氏を関係者に紹介し、契約書への署名の場にも同席した。

 グリーンピアの跡地には、公共利用と10年間の「転売禁止」が課せられている。南紀の契約では、賃貸借期間が10年に設定され、その後に土地・建物を蒋氏側に無償譲渡する「特約」も盛り込まれた。10年間の賃貸料は計1億6000万円。初年度分の1億3000万円と2年目分の300万円は町に支払われた。

 蒋氏について、町側は当初、「中国・海南島のリゾート開発などに実績がある実業家で信頼できると判断した」と説明してきた。しかし、蒋氏がオーナーの香港ボアオは営業実態のない「ペーパーカンパニー」であることが昨年6月の町議会で表面化した。また民間信用調査機関によると、蒋氏が別に経営する海南島のリゾート開発会社は昨年度の収入がゼロの赤字企業で、負債は約5億2000万元(約80億円)にのぼっている。


 グリーンピア事業は、一説によると、3200億円を投じた一大プロジェクトだったそうですが、その後、民間や所在地の自治体に売却した際の売却総額は約48億円にとどまっています。たった48億円の為に国民の財産を叩き売って良かったのか、本当にそんな資産価値しかなかったのか、疑問です。愛国心無き小泉・竹中ラインの国有財産叩き売り政策は、検証の余地があります。

 それはともかく、二階俊博議員のコネで、再生事業の請負先に選ばれた香港ボアオが営業実態のない「ペーパーカンパニー」であり、オーナーの蒋氏が別に経営する海南島のリゾート開発会社は昨年度の収入がゼロの赤字企業で、負債は約5億2000万元(約80億円)にのぼっていたという事で、二階議員の道義的責任は免れないでしょうね。

 二階議員は、2005年(平成17年)5月、小泉首相より指名を受け、郵政民営化法案を審議する特別委員会の委員長に就任。郵政民営化法案の衆院通過に尽力した上、その後の郵政解散による第44回衆議院議員総選挙では選挙責任者の総務局長として候補者擁立などに奔走し、自民党圧勝の功労者となっています。つまり、小泉政権を影で支えた人物です。

 小泉信者は、「郵政民営化反対派=媚中派」というデマを流していましたが、実態はそうではなく、むしろ二階議員のような媚中派が積極的に郵政民営化法案を支持していたのです。

 「いわゆる改革派」の二階議員は、改革に伴う甘い汁を怪しげな中国資本に吸わせていたわけで、これだけをとっても、「改革派=正義」などという構図が嘘である事は明白です。

■報告

 ご無沙汰しています。約二週間ぶりの更新ですね。実は、5月末までに仕上げなければならない仕事があるのです。しばらくは、更新間隔が空く事になるかと思いますが、お許しください。

 あ、それから、ランキングの参加もしばらくやめます。




「拉致進展」明確化を 対北朝鮮支援の条件

2007-04-09 | 拉致・北朝鮮問題
「拉致進展」明確化を 対北朝鮮支援の条件
2007年4月8日 02時01分


 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で議長を務める中国の武大偉外務次官と、米首席代表のヒル国務次官補が日本側にそれぞれ「拉致問題の進展」の定義を明確化するよう要請していたことが7日、分かった。日本は対北朝鮮エネルギー支援への参加条件として「進展」を求めているが、武氏は北朝鮮による拉致問題再調査実施を「進展」と受け止めることも提案していた。複数の協議関係筋が明らかにした。

 日本は、拉致問題の全面解決を求める立場から「進展」の明示をあえて避けている。しかし米中が明確化を求めたことで、日本の重視する拉致問題が6カ国協議全体の障害になることを両国が強く懸念している実態が浮き彫りになった。

 武氏は3月、日本政府関係者に「北朝鮮に対し、拉致問題の再調査に踏み切らせることができれば進展ではないか」との考えを伝達。同時に、日本が日朝国交正常化後に北朝鮮に対し実施する経済支援の規模などを具体的に示すことで日朝間の対話を促進すべきだと提案したという。
(共同)

 中国の武大偉外務次官と、米首席代表のヒル国務次官補が日本側にそれぞれ「拉致問題の進展」の定義を明確化するよう要請していたことが7日、分かった・・・。

 日本政府は、かねてより「拉致問題の進展なしに支援はない」という原則を主張していましたが、これに対して、米中両国が、「拉致問題がどうなれば 対北朝鮮エネルギー支援を行うのか」と日本に聞いてきたというわけです。

 武氏は3月、日本政府関係者に「北朝鮮に対し、拉致問題の再調査に踏み切らせることができれば進展ではないか」との考えを伝達したそうですが、中国としては、「再調査」を「拉致問題の進展」と定義せよと日本に言いたいようです。

 以前、前首相が再訪朝した際、「再調査」を北朝鮮が約束しましたが、その結果が、偽遺骨だったわけで、「再調査」などといったところで、その当時の状況に戻るだけの話です。それの何処が、「進展」でしょうか。

 日本政府が、「再調査=拉致問題の進展」という定義をすれば、北朝鮮が形ばかりの再調査をする事によって、これ以上、エネルギー支援を拒む理由が無くなってしまうわけで、日本政府は下手な言質を与えないようにして貰いたいものです。

 人攫い犯罪国家に対しては、彼らが人攫いの実態を全て明らかにして、全ての被害者を日本に帰国させるまでは、何の支援も与えるべきではありません。

 この記事では、中国のみならずアメリカまで、エネルギー支援をさせるべく、日本の背中を押しているという事です。これが本当なら、アメリカのやっていることは、同盟国のやるべき事ではありませんし、人権大国のやるべき事でもありません。


 
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music 4.07  (ジョニー・エンジェル)

2007-04-07 | music
■Shelly Fabares - Johnny Angel
you tube ♪(音声あり) 



Shelley Fabares  (シェリー・フェブレー)
1944年1月19日、サンタ・モニカ生まれ。1958年から1966年までアメリカABCから放送された「The Donna Reed Show」(邦題:うちのママは世界一)という小児科医一家ストーンズ家を巡るドラマで、一家の娘役を演じる。

曲 Johnny Angel (ジョニー・エンジェル)
「ジョニー・エンジェル」は上記ドラマの劇中歌。 

歌詞の内容
「ジョニー・エンジェル あなたは私の天使

 ジョニー・エンジェル 大好きな人
 あなたには、抗うことの出来ない何かが有る
 でも、私の存在さえ 気が付いてはいない

 あなたとすれ違うたび、胸がちくちくと痛み、
 あなたが「こんにちは」と言ってくれる度に、私の心は宙を舞う・・・」

という純情可憐な片思いの女の子の心情を歌う曲




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タミフルもまた、アメリカの意向?

2007-04-07 | 構造改革
タミフル「異常な行動」128人 副作用の調査開始

2007年04月04日21時32分

 厚生労働省は4日、インフルエンザ治療薬タミフルの副作用や安全性を再検討する薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会を開いた。01年2月の発売から、10代の使用制限を決めた今年3月20日まで、輸入販売元の中外製薬(東京)から報告があった1079人の副作用を精査したところ、飛び降りや転落などの「異常な行動」は128人で起きており、未成年が8割近くを占めていた。

 輸入販売元の中外製薬(東京)からの報告によると、タミフルの副作用と見られる飛び降りや転落などの「異常な行動」は128人で起きており、未成年が8割近くを占めていたとのこと。

 どうも、タミフルというのは危ない薬のようですね。このタミフルは、スイスのロシュ社が製造を行っていて、日本においては2000年に厚生労働省が承認、2001年2月に保険適用承認後中外製薬が日本の代理店となっています。

 この薬は、全世界での使用量のうちおよそ75%を日本での使用が占めており、世界各国のうちで最も多く使用されている上、同2位のアメリカと比べ、子どもへの使用量は約13倍とされています。オセルタミビル - Wikipediaより

 何故、日本がここまで、タミフルを世界でも突出して濫用しているのか、不思議ですね。この疑問に対して、ラムズフェルド元国防長官の利権が絡んでいるのではと、推測しているのが、青山貞一氏のサイト↓です。(rabbitfootmhさんのブログ「二条河原落書 」: 「ボンバルディアとタミフル/国交省と厚労省」から辿りつきました)

日本政府と元国防長官のタミフル利権疑惑  青山貞一 

 このサイトで青山貞一氏が指摘しているのは、2005年10月31日のCNNのタミフルに関連する記事で、その内容は以下の通りです。

 鳥インフルエンザ大流行の予測は世界の人々をパニックに陥れているが、ギリアド・サイエンシズ社の株を所有するラムズフェルド国防長官やその他政界関係者にとっては朗報だ。

 カリフォルニア州に本拠を構えるバイオテック企業ギリアド社は、インフルエンザ治療薬として現在世界中から注目されている『タミフル』の特許を所有している。

 1997 年からブッシュ政権入閣までの2001年の間、ラムズフェルド国防長官はギリアド社の会長を務めており、現在でも同社の株を保有しているが、その評価額は 500万ドルから2,500万ドルの間であることが、ラムズフェルド氏自身による連邦資産公開申告書で明らかになった。

 申告書ではラムズフェルド氏が所有する株数の詳細は明らかになっていないが、過去6ヶ月間における鳥インフルエンザ大流行の懸念とタミフル争奪戦の予測により、ギリアド社の株価は35ドルから47ドルに急騰。これにより、すでにブッシュ政権内で最高額の資産を持つ国防長官は、少なくとも100万ドル以上資産を増やしたことになる。

 スイスの医薬品大手ロシェ社が製造販売しているタミフル(ギリアド社は販売額の10%のロイヤリティーを受け取っている)で利益を得た政界有力者はラムズフェルドだけではない。

 ジョージ・シュルツ元国務長官はギリアド社役員として、2005年度に入ってから同社の株700万ドル分を売却している。

 他にも、前カリフォルニア州知事の妻ピート・ウィルソンがギリアド社の役員に就任している。

 「政界とこれほど繋がりの深いバイオ企業は他に類を見ない」サンフランシスコのシンク・イクイティ・パートナーズ社アナリストのアンドリュー・マクドナルド氏は評している。

 さらに重要なことは、合衆国政府が世界最大のタミフル購入者であるという事実だ。今年7月には、米国防総省は兵士への配給用に、5,800万ドル分のタミフルを注文しており、議会も数十億ドル分の購入を検討中である。2005年度におけるロシェ社のタミフル売り上げ予測額はおよそ10億ドルで、前年度は2 億5,800万ドルであった。

以下略

 ラムズフェルド元国防長官が、『タミフル』の特許を所有しているギリアド社の株を評価額にして、500万ドルから2,500万ドル所有しているという事のようです。

 青山貞一氏はこのCNNの記事から次のような推論を立てています。

何かと、いわくつきのタミフルだが、最大の疑惑は、なぜ日本だけがかくも膨大な量のタミフルを購入しているかである。

 もし、CNNの記事にあるラムズフェルド元国防長官と日本政府との間に、何らかの利権があったとしたらどうなるか?

(1)日本は国が膨大な数のタミフルを備蓄していること

(2)国のみでなく国の知事で都道府県がやはり膨大な数を備蓄していること

(3)日本政府がことあるたびに途上国援助にかこつけてタミフルを供与していること

そして

(4)これだけ国、自治体が備蓄し使っているタミフルの副作用について厚生労働省はさしたる情報をもっていないこと、

(5)さらに2月16日、2月27日に起きた中学生らの転落死亡について厚生労働省がはなから因果関係が明確でないといってきたこと、

 CNNの記事そして上記(1)~(5)を総合すると、以下の仮説、推論が成り立つ可能性が高いのではないか。

(6)日本政府はブッシュ政権からタミフルの備蓄を要請されたこと、

(7)その背景に鳥インフルエンザなど、新型インフルエンザの恐怖をことさら米国や日本政府が煽ったこと、

(8)それらを背景に政府主要の指示を受け厚生労働省がタミフル備蓄の先兵となって税金を使い巨額のタミフル備蓄に走ったこと、

である。

 タミフル疑惑について、日刊ゲンダイ 2007年3月1日号の「疑惑のトライアングル:タミフル・米国・厚生労働省」では、こう結んでいます。↓

 タミフルが日本で承認されたのは2000年。ラムズフェルド前長官がギリアド社の会長をやめていたのは1997年から2001年。時期もピタリと符合する。

 元外務官僚の原田武夫氏はこういう。

 「それでなくても、米、奥は毎年日本に突きつけてくる『年次改革要望省』で、医療市場の開放を迫り続けてきました。米国の製薬業界と共和党は深く結びついてきたのです」

  日本政府はタミフル備蓄のために多額の税金を投入。日本のシェアは8割だ。タミフルと米国、厚生労働省の間で一体何があったのか。

 タミフルもまた、アメリカの意向なのかもしれません。

 もしそうなら、アメリカは、日本を金儲けのネタとして、最大限に利用しているという事ですね。アメリカは「日本を骨の髄までしゃぶりつくせ」と考えているのかもしれません。



 
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マスコミの赤坂議員宿舎批判

2007-04-05 | 構造改革
これが赤坂議員宿舎だ、「豪華で格安」批判受け公開


 衆院は30日、4月1日から入居が始まる東京・赤坂の新しい議員宿舎を報道陣に公開した。

 「豪華で格安」との批判に配慮したと見られる。宿舎は地上28階建て地下2階建て。住居は計300戸で、各部屋とも82平方メートル、3LDKの間取りで家賃は約9万2000円。衆院事務局は「ごく普通の部屋」としている。しかし、世論の風当たりが強いことから入居をためらう議員が相次ぎ、当面100戸以上が空き部屋のままになる見通しだ。

 与野党からは「国民の理解が得られないなら入居は遠慮すべきだ」(鳩山民主党幹事長)、「堂々と入居すべきだ」(丹羽自民党総務会長)などの意見が交錯している。

 安倍首相は30日夜、首相官邸で記者団に「議員は地元に家を持っていても、東京にも宿舎を持つ必要がある。そういったことも国民に理解をして頂く必要がある」と語った。
(2007年3月30日20時53分 読売新聞)


 4月1日から入居が始まる東京・赤坂の新しい議員宿舎が、世論の風当たりが強いことから入居をためらう議員が相次ぎ、当面100戸以上が空き部屋のままになる見通しだとか。

 全く、マスコミという奴は、ろくでもない連中ですな。税金の無駄遣いとか何とかの批判は、造る前に言うべきこと。出来てから、「豪華で格安」でけしからんと非難を始めても手遅れというものです。彼らのやっていることは、議員が入居をためらう雰囲気を作り出して、せっかくの議員宿舎を、宝の持ち腐れにしようとしているだけ。

 せっかく、造ったのだから、入居率を向上させることが、資産の有効活用というものだし、家賃だってその方が多く入ってくるのにね。

 議員の入居を邪魔したあげく、「誰も住まないなら、売却させるべきだ」というような世論を作り出して、それを受けた媚米派売国政治家が、ハゲタカファンドに二束三文で売却する・・・という、そんな禄でもない事を企んでいるのではあるまいね。


 
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「自衛官は、人殺しの練習をしている」 上田・埼玉知事

2007-04-04 | 政治
「自衛官は、人殺しの練習をしている」 上田・埼玉知事

2007年04月02日19時32分


 2日行われた埼玉県の新規採用職員の就任式で上田清司知事が「自衛官は人殺しの練習をしている」と発言し、後に「適切ではなかった」と釈明する一幕があった。

 発言は県庁職員としてのやりがいなど、使命感について触れた場面であった。「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」と話した。

 式の後で、上田知事は「マイナスの仕事がある自衛官や警察官と比べて、県庁の仕事は多くの人に喜びを与え、自らも喜びを感じられることを説明したかった。分かりやすくするため『人殺し』という言葉を使ったが、適切ではなかった。“殺傷”とかそういう言葉を使えば良かった」と話した。

 この記事に関して論評しているブログは、数多く有りましたが、私が目にした中で、最も納得させられたのは、圭人さんのブログ「日々雑感:Digital Notebook for Impressions」の「埼玉県知事の発言・・・これはいくら何でも失言だろ」でした。以下、引用させてもらいます。

酷いなこれ。これほど短い記事の中で、これほど失言ばかりというのも珍しい。
発言の全文がわからないが、どの新聞記事でも似たり寄ったりだし、柳沢厚労相の時のような、本人からの説明も無いので、発言内容は、ほぼ、記事の通りなのだろう。
自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。

と、

だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない

の間に、文章の繋がりが見えないのだが、これは僕の気のせいか?それとも、上田知事は日本語が不自由なのか?
人を殺すから、人を痛めつけるから『偉い』と褒め称えなければならない?中共や北朝鮮じゃあるまいし、そんな理由で尊敬を集める権力など、日本には存在しないぞ。

 確かに、この文章↓は、

「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」

 「人を殺すから、人を痛めつけるから『偉い』と褒め称えなければならない」という論理展開を行っています。自衛官や警察官の仕事を、「目的の為に非道を行わなければならない因果な職業」とする一方的な決め付けがそこにはあります。

マイナスの仕事がある自衛官や警察官と比べて、県庁の仕事は多くの人に喜びを与え、自らも喜びを感じられることを説明したかった。

すごい差別発言だな。県庁職員と比べて、自衛官や警察官は、多くの人に喜びを与えることができない仕事という風に取れるがね。災害時の自衛隊の頼もしさは、普段から穀潰しの役所の職員なんかとは比べものにならんだろうよ。

 圭人さんのおっしゃるように、これは「すごい差別発言」です。

 上田知事は自衛官や警察官と県庁職員を対比する事によって、以下↓のように、主張しているわけです。

 県庁職員:多くの人に喜びを与え、自らも喜びを感じられる仕事。
 自衛官や警察官:人を殺したり傷つけたりする、辛く悲しい仕事。

 こういう幼稚な二元論は、根本的に間違っています。このような二元論においては、「自衛官がその災害復旧活動において、どれほど被災した住民に生きる勇気を与えてくれる存在か」というような自衛官に関するプラスの観点が欠落しているし、「県庁職員が、切羽詰った住民の生活保護要請を門前払いしている」というような県庁職員に関するマイナスの観点が欠落しています。

 手前味噌な発言で、自衛官や警察官の仕事を貶めるような真似をした上田知事は、批判されて当然なのではないでしょうか。

 (参考)その後の展開↓

上田知事が「人殺し」発言で謝罪 県に意見786件
2007年4月3日(火)22:22
* 朝日新聞


 埼玉県の新規採用職員の就任式で「自衛官は人殺しの練習をしている」と発言したことについて、上田清司知事は3日、「自衛隊関係者に不快な思いをさせ、心から申し訳ない」と謝罪した。発言について、埼玉県庁には電子メールなどで計786件の意見が寄せられた。「言葉が軽率」「元自衛官だが、これ以上の侮辱はない」などほとんどが批判的な意見で、支持する意見は数件だった。

 上田知事は定例会見で「極めて誤解を招きやすい表現で、自戒する」「自衛隊、警察関係者に心から申し訳ない」と話した。前日に「殺傷とかそういう言葉を使えば良かった」と訂正したことについても、「適切ではなかった」とし、「『平和を守るための厳しい訓練』という表現が妥当だった」と再び訂正した。

 上田知事は2日の就任式で、「自衛官の人は、平和を守るために人殺しの練習をしている。警察官も、県民の生命や財産を守るために、人を痛めつける練習をする。だから我々は『偉い』と言って褒めたたえなければならない」と話した。

 県庁に寄せられた発言への県民や自衛隊、警察関係者からの意見は、3日午後5時現在、電子メール625件、電話159件、FAX2件。「自衛隊への無理解、言葉が軽率」「不適切な言葉以外の何ものでもない」など批判が大半で、「知事の真意は理解できる」といった好意的な意見は数件だった。



 
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郵政公社民営化に「特別の関心」 米貿易障壁報告書

2007-04-03 | 構造改革
郵政公社民営化に「特別の関心」 米貿易障壁報告書

2007年04月03日10時16分

 米通商代表部(USTR)は2日、主な貿易相手国の問題点などを議会に伝える「07年版貿易障壁報告書」を発表した。10月に予定されている日本郵政公社の民営化について「米政府は特別の関心がある」と強調。分社化される「ゆうちょ銀行」や「かんぽ生命保険」などについて、民間の銀行や保険、宅配便との競争条件を完全に対等にするよう求めた。

 日本国内で共済事業が拡大していることにも懸念を表明。民間の保険と同じ規制や監督基準が適用されるべきだ、と注文をつけた。

 米国産牛肉では、月齢20カ月以下に限っている輸入基準の撤廃を要求。月齢基準によって「歴史的に高水準だった対日輸出のわずかな部分しか取り戻せないでいる」と指摘した。

 5月に決まる見通しの国際獣疫事務局(OIE)の認定に沿う形の基準撤廃を求め、世界貿易機関(WTO)への提訴も視野に入れている。

 相変わらず、アメリカは好き勝手なことを主張しています。

 米国産牛肉では、月齢20カ月以下に限っている輸入基準の撤廃を要求。5月に決まる見通しの国際獣疫事務局(OIE)の認定に沿う形の基準撤廃を求め、世界貿易機関(WTO)への提訴も視野に入れている。

 「牛肉に関する日本の基準は気に入らないから、撤廃せよ。さもなくば、訴えてやる」と言ってるんだから、脅迫してものを売る押し売りの所業ですね。「規制緩和」を主張するのは、結局、自国の金儲けの為でしかないという事がバレバレです。

 分社化される「ゆうちょ銀行」や「かんぽ生命保険」などについて、民間の銀行や保険、宅配便との競争条件を完全に対等にするよう求めた。

 郵便局が提供してきた「郵貯」や「簡保」という安全・確実な預金や保険サービスのせいで、アメリカ資本の銀行業者や保険業者の儲けが少ないのだと考えたから、あれほど、無理やり民営化させたのでしょう。

 次に彼らが主張している「競争条件を対等にさせろ」というのは、「郵貯」や「簡保」の安全性の低下やサービスの低下を意味するもので、日本国民にとっては、碌な結果にしかならないでしょう。

 こんな要求は、「ゆうちょ銀行」や「かんぽ生命保険」を弱体化させて、アメリカ資本のビジネス・チャンスを増やせというアメリカの私利私欲に他ならないわけです。

 「牛肉」や、「日本郵政公社の民営化」にとどまらず、彼らが主張している事は、全てアメリカの私利私欲でしかないのです。彼らは、それを「グローバル・スタンダード」とか何とか体裁のいい事を言って正当化しているだけです。

 アメリカの口車に乗った「郵政民営化論者」、「規制緩和論者」は、ネットの世界においても、アメリカの私利私欲を満足させるために、日夜、言論に励んでいます。自分が売国行為を行っているという自覚も無しに・・・。(それどころか、一連のアメリカの要望に沿う事が、日本の国の為になるとまで思い込んでいるようですね。)まことに、ご苦労様なことです。


 
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TBS「サンデージャポン」で同一人物が複数の街頭インタビューに登場

2007-04-02 | マスコミ・マスコミ人
「痛いニュース(ノ∀`)」さん:TBS「サンデージャポン」で同一人物が複数の街頭インタビューに登場より、
2007年04月01日
TBS「サンデージャポン」で同一人物が複数の街頭インタビューに登場
1 名前: 国連職員(東京都) 投稿日:2007/04/01(日) 11:37:27 ID:TvpIIime0 ?PLT
△▼△▼スレ立て依頼所▼△▼△
774 : 別府でやれ(東京都):2007/04/01(日) 11:26:51 ID:mTVXQuwm0
TBS、サンジャポでまた捏造


http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1175395047/
TBSサンジャポで街頭インタビューやらせ(動画・画像あり)
http://white-album.net/user/Sunjapo.php
関連:TBS、「サンデー・ジャポン」で柳沢厚労相の答弁を不適切に編集
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/920949.html

4 名前: コレクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/01(日) 11:38:12 ID:g2NKwZo00 ?DIA(116700)
よくみつけたなw

6 名前: 女性の全代表(アラバマ州)[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:38:17 ID:FXIw2Rwr0
同一人物かw

10 名前: ブロガー(アラバマ州)[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:39:00 ID:seAIxipp0
こいつ幾ら貰ってるんだよw

23 名前: 宅配バイト(大阪府)[] 投稿日:2007/04/01(日) 11:39:58 ID:23m6Ol7G0
なんじゃこりゃwww

27 名前: CGクリエイター(関西地方)[] 投稿日:2007/04/01(日) 11:40:10 ID:keOItEde0
そっくりさんだよ

30 名前: 造反組(香川県)[] 投稿日:2007/04/01(日) 11:40:19 ID:qPA1jCYS0
確かに「ヤラセ」だな

34 名前: 漂流者(東京都)[] 投稿日:2007/04/01(日) 11:40:44 ID:8zBCC7720
これで不二家の従業員も仕込みの可能性大

36 名前: 造船業(長屋)[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:40:57 ID:TdiyJbfO0
違うよ、全然違うよ
たまたま同じ人が通りかかっただけだよ

42 名前: 書記(福島県)[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 11:41:11 ID:0+V1H4VE0
街の声を捏造しちゃいけないよ


 街頭インタビューと言ったところで、しょせんは、「劇団員をエキストラとして、事前に仕込んでいるやらせに過ぎないのでは・・・」という疑いが濃厚になってきました。

 こういうのは、バラエティでは、何処の局でも当たり前の演出としてやっているのは、前からうすうす感じてはいましたが。でも、報道番組では、NGだと思いますよ。

 まあ、こういう風にして、「お望みの世論」をテレビ局は作り出しているのだという事を、あらかじめ頭に入れて、テレビを見ないと視聴者は騙されてしまうというわけですね。疑う事を知らない無垢な人には、テレビは危険すぎる娯楽のようです。


 
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