Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

「朝銀の公的資金投入」と「歴代内閣」の関連

2007-08-08 | 拉致・北朝鮮問題
朝銀って何?公的資金投入って何?/朝銀の破綻と公的資金投入の歴史を元に「朝銀の公的資金投入」と「歴代内閣」の関連をまとめました。↓

「朝銀の公的資金投入」と「歴代内閣」

橋本内閣 1996年1月11日 - 1998年7月30日 公的資金投入額 3102億円
1997年05月 全国の朝銀に先駆け、朝銀大阪が破綻。
1997年11月 朝銀大阪を近畿地区5朝銀(滋賀、奈良、和歌山、兵庫、京都)と統合、朝銀近畿発足。
1998年05月 朝銀大阪の受け皿となった朝銀近畿に贈与2626億円、不良債権買取476億円、 計「3102億円」※の公的資金投入。
※四捨五入の関係で、贈与、買取の合計額と一致しないものと思われます。
※3101億円と掲載している資料もあります。

小渕内閣:1998年7月30日 - 2000年4月5日   公的資金投入額 0円
1999年05月 東京、千葉、長野、新潟、青森、宮城、愛知、福井、島根、広島、山口、福岡、長崎の13朝銀、破綻。
1999年10月 朝銀神奈川が4朝銀(埼玉、茨城、栃木、群馬)と合併、朝銀関東に改称。

森内閣:2000年(平成12年)4月5日 - 2001年(平成13年)4月26日 公的資金投入額 0円
2000年12月 朝銀近畿、公的資金3101億円投入にも関わらず、2年8カ月で“二次破綻”。

小泉内閣:2001年(平成13年)4月26日 - 2006年(平成18年)9月26日 公的資金投入額 3129億円 +3256億円+4107億円
2001年08月 東京、千葉、長野、新潟の4朝銀の受け皿となるはずだった朝銀関東、破綻。
2001年09月 破綻した9信組(青森、宮城;愛知、福井;島根、広島、山口、福岡、長崎)を統合、 朝銀北東(札幌市)、朝銀中部(岐阜市)、朝銀西(岡山市)の3信用組合として再起させることを決定。
2001年11月 朝銀北東、朝銀中部、朝銀西に贈与2660億円、買取469億円、 計「3129億円」の公的資金導入を決定。

2002年03月 関東地区5朝銀(東京、千葉、長野、新潟、関東)の受け皿として、『ハナ信用組合』開業。

朝銀近畿は三分割され、各々『京滋信用組合』(京都、滋賀)、『ミレ信用組合』(大阪、奈良、和歌山)、 『兵庫ひまわり信用組合』(兵庫) と商号を替えて営業を再開。名前から朝鮮の文字を外したのは、 北朝鮮のイメージを薄める狙い。

2002年07月 ハナ信用組合に対し贈与3700億円、買取600億円、計「4300億円」、 近畿の三信組に対し贈与2700億円、買取800億円、計「3500億円」の資金投入検討報道

19日、日本人を理事長に昇格させた朝銀近畿受け皿三信組に3500億円の投入手続き開始を発表。 ハナ信組は日本人理事長就任拒否の姿勢。
ハナ信組と、遠からず再破綻が予想される朝銀中部、朝銀西の動向はいかに!?
2002年08月 預金保険機構、朝銀近畿受け皿3信組へ約3256億円の公的資金投入を正式決定。
2002年9月17日 小泉純一郎総理が平壌を訪問し、金正日と会談。日朝平壌宣言
2002年10月15日 蓮池薫さん、奥土祐木子さん、地村保志さん、浜本富貴江さん、曽我ひとみさん帰国
2002年12月 ハナ信組、理事長含む3人の日本人役員受け入れ決定。
預金保険機構、朝銀関東・東京・千葉・長野・新潟の受け皿『ハナ信組』へ4107億円の公的資金投入を正式決定。
2004年02月 朝銀北東、ウリ信用組合へ名称変更(9日)
朝銀中部、イオ信用組合へ名称変更(23日)

・・・・・・以上

朝銀への公的資金投入は計約1兆3600億円。
内、橋本内閣分 3102億円 小泉内閣分は、1兆500億円

・・・・・・


 朝銀への公的資金投入に関しては、野中広務が、もっぱら非難されていますが、実際のところ、彼の圧力で行われた「朝銀への公的資金投入」は、1998年05月の一回きりと思われます。

 むしろ、朝銀への公的資金投入が頻繁に行われたのは、小泉政権下のことです。小泉政権下で、野中広務は、前首相と対立状態にありましたから、このときの公的資金投入は、野中広務とは無関係で、前首相自身の判断と考えるべきでしょう。

 つまり、一番の媚朝派というか、「朝銀への公的資金投入」に関して、北朝鮮に最も資金を提供したのは、野中広務ではなく、小泉純一郎です。

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2 コメント

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分かりやすいですね。 (うさぎ)
2007-08-09 00:12:32
こういう風に、具体的に数字にして表してもらえると一発ですね。

小泉政権下で一番多かったのは、森派の伝統でしょうね。森・小泉路線は、北朝鮮に関しての政策はそのまま継続。従って、朝銀には公的資金(この言い方はよくないですね。政府もマスコミも税金といえばいいのに)投入、北朝鮮とは「国交樹立」路線です。

小泉さんは、得な人ですね。
負の遺産は、限りなくたくさんあってもなぜか糾弾されない。現政権は、はっきり言って「小泉尻拭い内閣」ですが、現内閣の責任以外の小泉さんが追うべき責任までたくさん背負わされて叩かれまくりです。

安倍さんのマスコミ対策が下手すぎるのとラスプーチン飯島秘書官のような豪腕ブレーンがいないのが痛すぎる…。

そして、未だに小泉人気とやらは衰えずに存在する。
いい加減、目を覚まさないと痛い目を見るのに…。もう、庶民は相次ぐ増税で一杯痛い目にあっているのにどうして、悪の張本人を応援するのか理解できません。

分かりやすい劇場型政治というのが、上手くはまったのでしょうね。トリックスターは、風を読む天才でした。もっと、民度を上げないといけませんね。
Re: 分かりやすいですね。 (上田真司)
2007-08-09 08:21:31
うさぎさん、コメントありがとうございます。

> こういう風に、具体的に数字にして表してもらえると一発ですね。

そう言ってもらえると、ありがたいです。

> 小泉政権下で一番多かったのは、森派の伝統でしょうね。森・小泉路線は、北朝鮮に関しての政策はそのまま継続。従って、朝銀には公的資金(この言い方はよくないですね。政府もマスコミも税金といえばいいのに)投入、北朝鮮とは「国交樹立」路線です。

この数字を見れば、小泉政権の方向性というものが見えてきますね。
「北朝鮮に毅然と対応する小泉首相」なんていうのが、プロパガンダに過ぎないという感じです。。

> 小泉さんは、得な人ですね。
> 負の遺産は、限りなくたくさんあってもなぜか糾弾されない。現政権は、はっきり言って「小泉尻拭い内閣」ですが、現内閣の責任以外の小泉さんが追うべき責任までたくさん背負わされて叩かれまくりです。

まったく同感です。
安倍政権は、小泉さんにいいとこをすべて取られて、責任ばかり押し付けられています。
小泉純一郎批判を行って、路線を切り替えていれば、たとえ小泉信者からは批判されたとしても、「小泉批判勢力」からは、好意的な評価がされたのにと思うと残念です。

でも、安倍さんが、なぜあれほどネオリベ路線に拘るのか、私には疑問です。安倍さんにはある種のシンパシーがありますが、ネオリベ路線を捨てない限りは支持できません。

> 安倍さんのマスコミ対策が下手すぎるのとラスプーチン飯島秘書官のような豪腕ブレーンがいないのが痛すぎる…。

飯島秘書官のようなブレーンがいるといないとでは、これほどの違いが出ているのですね。改めて、驚きました。

> そして、未だに小泉人気とやらは衰えずに存在する。
> いい加減、目を覚まさないと痛い目を見るのに…。もう、庶民は相次ぐ増税で一杯痛い目にあっているのにどうして、悪の張本人を応援するのか理解できません。

民主主義というのは、結局、「人気の高いものにとっての天国、人気のないものにとっての地獄」のようなものかもしれません。
「人気の高いもの」は、何をやっても非難されません、それどころか、「人気の高いもの」を批判した側が、非難されます。

でも、「そして、未だに小泉人気とやらは衰えずに存在する」・・・これに関してはどうでしょう。少なくとも、今回の選挙での小泉純一郎の応援演説は、「効果なし」でしたよ。

> 分かりやすい劇場型政治というのが、上手くはまったのでしょうね。トリックスターは、風を読む天才でした。もっと、民度を上げないといけませんね。

「民度を上げないといけませんね」・・・以前は、私もそう思いました。
小泉批判派から見て、前回の「郵政選挙の馬鹿騒ぎ」は実に愚かしいものに映りました。
でも、小泉支持派は、今回の参院選の結果を捉えて、「民度が低い」と嘆いています。
結局、どっちが正しいんだろう。

自分の見解と世論が同じ結果になれば、「民度が高い」、自分の見解と世論が違う結果になれば、「民度が低い」と決めつけるのは傲慢なのかも・・・とふと思いました。

もちろん、主観的には、うさぎさんと同様、劇場型政治に嵌った小泉ファンの言動や、いまだに小泉純一郎を盲信する小泉マニアの戯言にうんざりしていますが・・・。