
これは多摩動物公園の昆虫館に咲いていたモクセンナ(マメ科)の花だ。
前に九州別府で見たことがある。

モクセンナはタイワンキチョウの食草の一つらしいが、花にはほかのチョウも来ていた。
写っているのはツマベニチョウ。

ツマベニチョウは翅を広げると10cm近く、シロチョウ科の仲間では日本で最大だ。

黒い部分が大きく後翅にも黒い斑点があるのが雌だという。

ツマグロヒョウモンは近所でもおなじみだが元々は南西諸島や九州などのチョウだった。
これは雄だが雌の褄黒模様は毒蝶カバマダラに擬態しているのだそうだ。

これはタテハモドキ。 擬き とはいうものの立派なタテハチョウだ。

ジャノメチョウかと思うほど立派な眼状紋がある。
↓の多摩動物公園のサイトに昆虫館を上から見たイラストが出ているが、
眼状紋が入ったようなデザインでタテハモドキをイメージしているのかもしれない。
大温室

ベニモンアゲハは翅の紋や胴まで紅い。
ジャコウアゲハと同じようにウマノスズクサを食草としているので体内に毒を持つ。

このアゲハチョウは後翅の中央に白い紋が並んでいて、シロオビアゲハと呼ばれる。

シロオビアゲハの雌は雄と同じように白帯模様だけのものと、このように紅い紋を持つものとがある。
ベニモン型はベニモンアゲハに擬態して捕食されるのを防いでいるそうだ。

最後に、チョウではないが可愛い小鳥チャムネエメラルドハチドリがいた。
残念ながら花のところでは撮れなかったが、ホバリングしながら蜜を吸う。

私たちにとっては繋がりや似ている点特性などがわかって便利でもあり、
そしてときにはただ可愛い・綺麗の意味で共通した言葉が使われている場合が
あったりするので惑わされることもある… そんな名前ですね。
(私が書いていることも相当分かりづらいですね ^^;)
そんなことはさておき、今日も素適な蝶たちをうっとりと拝見しました。
ツマベニチョウのコントラストにハッとし、タテハモドキの鮮やかな目玉模様に
惹き付けられ…(温室の平面図、似てますね)
それにしても、自らは毒を持たないのに毒を持つ蝶に模様を似せるというのは、
どうやって変わっていったのでしょうね。たまたま似たのが生き残っていった、
ということだけでしょうか。それとも知られざる能力を持っていて、他の蝶を
じっくり観察して意思で変えている?? 不思議です。
なんと昆虫館にはハチドリもいるのですか!わぁステキ!
あのホバリングを生で見ることもできるのですね♪
そうダンベェ、行って来たダンベェ。
ちょうちょうも≪蝶チョンベェ≫と言うように。
色がとても鮮明、輪郭がスッキリ、斑点がくっきり
野生の蝶より、温室にいる為か羽がきれいです。
☆ 蝶チョンべぇ べぇを付けたら 可哀そう
それほど美しい。
ツマベニチョウ、ベニモンアゲハ、シロオビアゲハと続々珍しい蝶の登場ですね。
沖縄でシロオビアゲハのベニモン型を見た時には別の種かと思いました。
ベニモンアゲハに擬態して捕食を防いでいるとは~!
タテハモドキの眼状紋は飛び出したように立体的に見えますね。
インパクトが強くて一度見たら忘れなさそうです。
ハチドリ、ぜひ見てみたくなりました。
芸能人に似ていると言われると喜ぶ気持ちと、
私は私であって向うが私に似ているのだという気持ちと両方ありますね。
何々モドキと名付けられた生き物もそんなところでしょうか。
擬態する生物は超能力で似せたとすると凄いことですが、
やっぱり千変万化の変異・進化をした中で似たものが行き残ったのでしょうね。
それでもそういう種類が生まれるというのは不思議で凄いことです。
つぎの機会には花の蜜を吸うハチドリを撮ってみたいものです。
お国言葉はいいですねえ。
温室は天敵がほとんどいないので、きれいな模様がいつまでも保たれています。
でも自然の中では野生の生活を感じられるという別の魅力があります。
紅さんのように大自然の中で見られると特別の感動があったと思いますが、
温室ではたくさんのチョウが目の前でファッションショーをやってくれるので楽しいです。
ベニモンアゲハの強烈な赤、タテハモドキの奇抜な目玉、どれも大いに惹かれました。
ハチドリはとても可愛いのですが、繁殖が難しいらしいです。