スズメノヤリ(イグサ科)
雑草といわれる草の中でも白や淡黄の花は目立たないが、
形や咲き方の特異なものもある。
花の時期に撮り損なったスズメノヤリもそんなひとつだ。
長い茎についた花の形が、
大名行列でおなじみの毛槍に似ているので雀の槍と名づけられたとか。
しかし私には、実のスズメが長い苞の槍を持っているように見える。
スズメノヤリがあればスズメノテッポウもあるわけで、
どこかで見た記憶があるのだが撮ろうとすると見つからない。
代わりに、その仲間のセトガヤを見つけた。
セトガヤ(イネ科)
これはオシベの葯が白いけれど、スズメノテッポウは黄褐色だ。
どちらも田んぼあたりで見つけられる。
オオバコ(オオバコ科)
長い花序に小さい花をつける点で似ているオオバコはどこにもいる。
スズメノヤリもそうだが雌性先熟といって、
先にメシベが顔を出して熟してからオシベが出てくる。
ヘラオオバコ(オオバコ科)
昨年この花を見てから、だんだん道端の草花に注目するようになった。
オオバコの仲間だが
葉が細長くヘラのように見える。
これもまた雌性先熟で、花穂の途中にオシベがあり
その上のほうにメシベ(多分)が見える。
しばらくすると少し上からオシベが出てくる。
昨年、これを出世花と勝手に名づけた。
ルピナスは上り藤と呼ばれるように
下から順に花数を増やして行き、上まで満開になる。
ヘラオオバコは下から咲いたのが熟して、
すこしずつ上へ上がっていく。
最後には一番上で咲き花の時期を終える。
ほんとんどみんな社長まで出世するのだから、
めでたい花だ。
ヘラオオバコの説明が面白かったです。
>社長まで出世するのだからめでたい花
そう言うユーモアを持って花を観察できる
おーちゃんはすごく楽しい人ですね。
お人柄を垣間見るようです。
ありがとうございました。
早速探してみます。いつも新鮮な知恵を有り難うございます。
きょんちさんが宝塚の人だと知り嬉しくなりました。
ヘラオオバコに混じっていたので、最初、ヘラオオバコは最終的にはこんな姿になるのだろうかと(汗)。これがスズメノヤリなんですね。
オオバコはついに見つけることができませんでした。探し方が悪かったのかもしれません。
ヘラオオバコもおーちゃんが紹介されると、こんなに面白くなる。
この野草は淀川の土手で勢力拡大中です。随分と伸びるのでびっくりです。
植物の仕組み 凄いんですね おーさんのお蔭でよく見ようという気持が湧いてきました
昨日は一日雨で ナポレオン展とさんちか街が
大勢の人ででした 今日は自然を見つけに行こうかな?
関西出身で、つい面白いことを書きたくなります。よくスベリますが。
ブログ友との何かの縁が見つかるのも楽しいことですね。
レス出来なかったけど、クレマチスって種類がいっぱいあるんですね!育てたいと思いつつ、形を作るのが難しそうで5年以上も前から(笑)二の足踏んでるお花です。
ナポレオン展ですか。なにか面白そうな感じがします。関東にも来るでしょうか。
クレマチスは我が家にもありません。手がかかるのでしょうか。