Sim's blog

電子工作はじめてみました

「インダクタンスの値を計測可能な簡易テスター」をシミュレートしてみる

2008-01-30 01:10:20 | 電子工作
「インダクタンスの値を計測可能な簡易テスター」を試してみるの続きです。
LTSpiceでシミュレートしてみました。

回路図です。謎電の作者さんの回路そのままです(記事)。


シミュレーション結果です。


FFTしてみました。発振周波数は400kHzみたいです。


EDNの記事からすると500kHzのはずですが、値がずれています。
前回計ったときは、5種類のインダクタが330kHz~390kHzくらいでした。

2SC1815のモデルはSPICE PSPICE MODEL LIBRARYからもらいました。standard.bjtというファイルに以下を追加します。

.model 2SC1815 NPN(IS=2.04f VAF=6
+ BF=400 IKF=20m XTB=1.5 BR=3.377
+ CJC=2p CJE=5p TR=10n TF=311.1p
+ ITF=0 VTF=0 XTF=0
+ Xti=3 Eg=1.11 Ne=1.5 Ise=0
+ Vceo=50 Icrating=150m mfg=Toshiba
+ Nc=2 Isc=0 Ikr=0 Rc=1 Mjc=.3333
+ Vjc=.75 Fc=.5 Mje=.3333 Vje=.75)

修正したのはVceo、ICrating、mfgを追加したことです。
他のトランジスタのモデルと較べるとRB, RC, REがありません。たぶん、これらはベースやコレクタの抵抗なのだと思います。EDNの記事はもしかすると、トランジスタについている抵抗まで考えているのかもしれません。

その後EDNには「ピアース発振回路の応用でインダクタンスを計測」という記事が出ています。こちらはLCの発振回路の周波数を計るものみたいです。コンデンサとして1%のFランクのものを使っています。

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