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Sim's blog

電子工作はじめてみました

チップ部品のはんだづけとLEDチカチカ

2008-01-29 01:09:36 | その他のマイコン
Hamayanさんのところで募集していたUSBマイコンボードを買ってみました(記事)。最初はチップ部品なんて無理と思ってパスしていました。JB16の方は間に合わなかったのでJB8の方を川野さんの所にお願いしました。前回申し込んだ人優先ということだったのでしばらく待って、そろそろよさそうかなという頃にしました。

送られてきた部品セットと基板です。

どうせ失敗するだろうと、基板2枚と部品セットを3つお願いしました。

分かってはいたつもりでしたが、ちっちゃいです。まるでふりかけです。ごはんにかけて食べたくなります。部品はほとんどが1608というサイズです。1608は縦が1.6mm、横が0.8mmという意味だそうです。

ピンセットでつまむと立体的にナナメ方向にはんだづけされてしまいます。最終的にこうやればうまくいくと分かった方法は、片方のランドにはんだを盛って、チップ部品をピンセットでつんつんして近づけてはんだの山に押し込むというやり方です。片方ついたら、逆側は簡単にできます。この方法だとチップ部品が浮くことはあまりありませんでした。何度もつけたりはずしたりして部品がこわれてるかもしれません。
この方法の欠点ははんだを加熱する時間が長くなるのでフラックスが蒸発して玉っぽくなったりツノが生えたりしやすいことです。

悪戦苦闘の末なんとかつけたチップ部品です(基板裏)。

こう見ると結構曲がってます。コンデンサは高さがあるので平らにつけるのが難しいです。

基板の表側です。

不思議なもので1608をつけていると、ハーフピッチのICの足が余裕でつけれるようになります。中島敦の名人伝みたいです。はんだづけの練習の前に目の訓練からはじめた方がよかったかもしれません。それでゆくゆくは、はんだごてを見て、それは何の道具?とか言ってみたいものです。
表側はLEDの向きが裏を見ないと分からないのがたいへんでした。ふと目を離すとどっちだったか分からなくなります。それと表面実装タイプの電解コンデンサもどうやってつけていいのか分かっていませんでした。最初つけたつもりが、ぽろっと取れてしまいました。裏側にフラックス塗り捲りで溶かしたはんだに上からごりごり押し付けました。

電源をいれるまえにチェックです。回路図を見ながら変なところがショートしてないかとかテスターでチェックしました。部品をつけたりはずしたりをかなりやったので、部品のまわりにある検査用の小さなランドはほとんどはんだで埋まっています。念のため、吸い取り線で吸ったりしました。
電源はUSBからも取れます。さて接続・・・。電源LEDが点かない。と思ったらJP1を挿していませんでした。JP1を挿したら無事点灯しました。

プログラマとの接続です。プログラマはHC08 Starter kit ver2を使います。このボードは、はんだづけの練習になるキットはないかとマルツで買ったものです。LEDチカチカだけやって、そのまましまいこんでいました。今回はJB8ボードとの接続用のコネクタやケーブル部品もおまけでついていたので、その組み立てからです。
接続はStarter kitのCN2の1,2,3,5がJB8ボードの1,2,3,4につながるようにします。
って、さっそくソケットを逆向きにつけてしまいました。取って直すのにやたら手間がかかりました。吸い取り線使いまくりです。無事、ソケットの向きも直してケーブルも作りました。


左側がstarter kitです。USBシリアルはArvelというメーカーのですが問題なく接続できているようです。
電源が何Vか最初分かりませんでした。回路図にはVccとV3R3の二つの電源が書いてあったからです。このJB8は5Vから3.3Vを作る機能を持っているので5Vにすればいいみたいです。

プログラムの作成と書き込みはコードウォリアーを使います。これはRS08用に最新版をインストールしてあったのでインストールしなおす必要はありませんでした。

お約束のLEDチカチカを作って動作確認完了です。LEDはPTD5というボートにつながっています。このポートにアクセスするにはPTD_PTD5を使います。このあたりの名前のつけ方はRS08と同じだったので、すぐ分かりました。デバッガの使い方は川野さんのところのチュートリアルを見ました。接続するのにUSBSPYDER08より設定しなければいけない項目が多いです(ボーレート等)。デバッガではさくっと動きました。
めでたしめでたし

と思ったら、デバッガを終了するとチカチカが止まります。これはなんか変だ。というわけでしばらく悩んでいました。結局分からなかったので、masatoさんが公開されているLEDチカチカをダウンロードして見比べてみました。watchdog timerが悪さをしていたようです。時間待ちの間に犬に噛み付かれていました。時間待ちの間もwatchdogをリセットすることで、デバッグモードから抜けてもチカチカが続くようになりました。
上の写真で右下が電源LEDで右上のがチカチカしています。

masatoさんは、USBにつないだり色々なことをしています。私はとりあえずチップ部品をつけれたところで満足しちゃってます。とか言いながらR9をはずさないといけないみたいです。せっかくつけたのにー

ところで、JB8はtrim値ってないんでしょうか?念のためFFほにゃあたりはダンプしてスクリーンショットをとっておきました。
1/29追記 Technical Dataというドキュメントを見てみましたがJB8にはtrim値はないようでした。

部品セットがついたのが先週なので、ここまでくるのに一週間くらいかかってます。

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
CodeWarrior デバッガでダンプ・リストをとるには、 (のりたん)
2008-01-29 08:49:48
> 念のためFFほにゃあたりはダンプして
> スクリーンショットをとっておきました。

ダンプリストは、"Command"ウィンドウで"DB"コマンドを入れると出てきます


in>db 0xdc00..0xdc1f

DC00: 8B 89 95 E6 04 87 EE 05 8A F6 AF 01 9E EF 06 8B ................
DC10: 88 9E EF 05 88 8A 81 A7 FC C6 DC 96 4C 95 E7 01 ............L...

コピペも簡単です。

逆アセンブルも出来たりします。

in>dasm 0xdc00..0xdc0f ;obj
00DC00 8B PSHH
00DC01 89 PSHX
00DC02 95 TSX
00DC03 E604 LDA 4,X
00DC05 87 PSHA
00DC06 EE05 LDX 5,X
00DC08 8A PULH
00DC09 F6 LDA ,X
00DC0A AF01 AIX #1
00DC0C 9EEF06 STX 6,SP
00DC0F 8B PSHH

詳しくは、オンラインHelpで確認してください。
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re:CodeWarrior デデバッガでダンプ・リストをとるには、 (Sim)
2008-01-29 22:35:01
こんばんは、のりたんさん
トラックバックありがとうございます。
便利な機能があるんですね。今後使わせてもらいます。
Technical Dataというドキュメントを見てみましたがJB8にはtrim値はないみたいでした。
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TRIM値は、 (のりたん)
2008-01-29 22:55:17
JB8の場合、内部発振器で動作するモードを持っていないので、そもそもTRIM値で調整すべき発振器が無いのです。その代わりに外部に付けた水晶やセラロックで周波数を合わせます。
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re:TRIM値は、 (Sim)
2008-01-30 09:11:48
のりたんさん、いつもありがとうございます。
なるほど、そういうことだったんですね。正体が分かってしまえばtrim値もこわくないですね。
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Unknown (せくすぃ部長)
2008-02-04 13:12:40
R9は、パソコンがUSBのLOW SPEEDデバイスを認識する為のプルアップ抵抗です。
有っても無くても良いのですが、JB8自体がソフトウエアの操作でプルアップする機能を持っているので、まあ無い方が良いかな!と言った感じです。

チップ抵抗を外すのは、付けるのに比べて恐ろしく簡単です。
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Unknown (Sim)
2008-02-04 22:00:39
せくすぃ部長様、いつもありがとうございます。
報告はしていませんが、R9をはずして、masatoさんのprojectをダウンロードして、PCからLEDを制御できるところまでは試しました。

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