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Nucleo F411REでMicroPythonを動かしてみた

2017-12-16 17:16:13 | その他のマイコン

Nucleo F411REでMicroPythonを動かしてみたときの備忘録です。

PCの環境はwindows 10 (64bit)です。

 

Nucleo F411RE 秋月リンク(M-10175)

 

やったことのまとめ

(1) micropython.orgダウンロードページからNucleo F411用のバイナリイメージ(.dfuファイル)をダウンロード。今回はNUCLEO_F411RE-20171216-v1.9.3-181-g02d2a0fb.dfuをダウンロードしました。

(2) ダウンロードした.dfuファイルをNucleo F411に書き込みます。.dfuファイルの書き込み方がよく分からなかったので、変則的な方法を使いました。ジャンパーピンを使ってdfuモードにしたりとかは一切なく、Nucleo F411REとPCをUSBケーブルでつなぐだけの方法です。

(2-a) dfu file managerを使って、.dfuファイルを.hexファイルに変換する

- dfu file managerを立ち上げる。

 

 下の方を選んでOK

- 次の画面

 

 右上の・・・ボタンでダウンロードした.dfuファイルを選択する

 Extractionの選択をHexにする

 Extractボタンを押す

- .dfuファイルを置いた場所と同じ場所に.hexファイルができます。

(2-b) ST-LINK Utilityを使って、(2-a)で作った.hexファイルをNucleo F411REに書き込む

- ST-LINK Utilityを起動する

 
 メニューでFile → Open File(O)で(2-a)で作った.hexファイルを選択する
- 次に上で読み込んだ.hexファイルを書き込みます。
 

 メニューでTarget → Connectで、Nucleo F411REと接続

 メニューでTarget → Program & Verifyで、書き込み

 メニューでTarget → Disconnectで、Nucleo F411REと接続解除

 これで書き込み完了です。

(3) TeraTermでNucleo F411REとシリアルで接続します。私の場合はCOM3でボーレートは115200bpsにしました。

 

 Nucleo F411REのリセットボタン(黒いボタン)を押すとMicroPythonが起動します。

 

(4) Lチカをしてみました。

 

 

上のは画像なのでテキスト版も置いておきます。

led = pyb.LED(1)

while True:

    led.toggle()

    pyb.delay(100)

 

最初がledのインスタンスを作っています。ここでTeraTermからled.on()とするとLEDが点灯します。led.off()とするとLEDが消灯します。led.toggle()でLEDが反転します。pyb.delay(ms)はmsミリ秒待ちます。

 

とりあえず、やったことはこれで全部です。

DfuSe demoを使って、.dfuファイルを書き込めるようになるのが次の課題です。

 

リンク先

NUCLEO-F411RE : 本家ST Microの製品ページ

MicroPython : コンパイル済みのバイナリイメージがダウンロードできます。

DfuSe (STSW-STM32080): dfu file managerとdfu書き込み用のDfuSe demoが含まれています。

ST-LINK Utility (STSW-LINK004): .hexファイルを書き込むのに使います。

 


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