Silvioの「最後に笑う者が最もよく笑う!」日記

日々の暮らしの中で、関心のあること、疑問に思うこと、ノスタルジーを感じることを綴っていく日記。

秋の鎌倉

2005-11-05 10:54:57 | 日々の暮らしの中で
 東へ西へあちこち出かけてきました。思い出せないくらい昔に一度だけ行った鎌倉へ。ふと思いついたんですけどね。 それで、まずJRで鎌倉駅に。朝早くに行ったので、まだ観光客はいませんでした。それから若宮大路を歩いて鶴岡八幡宮に。気付いたんですけど、若宮大路沿いにはコンビニがほとんど無い!パチンコ屋も見た限りでは一軒も無い。これは京都や奈良と違うところじゃないでしょうか。

 鶴岡八幡宮に着くと、修学旅行生や写生をする学生さん。天気も良くて、のんびりできました。そこから10分ほど歩いて源頼朝の墓へ。その途中に大正時代に地元の青年会が建てた石碑があったんですが、そこには「かつてこの辺りに『大蔵幕府』があった。」という趣旨の表現が。「大蔵幕府??」受験生の頃、日本史を得意にしていたSilvioですが、そんな幕府は初耳!ネットで調べると、1180年に源頼朝がここに屋敷を構えてから、1225年に北条時子が亡くなるまでの間、ここが鎌倉幕府の中心だったそうで。日本史は結構詳しいつもりのSilvioでしたが、まだまだ不勉強であります。

 そこからバスで鎌倉駅に戻り、江ノ電で長谷へ。結構混んでました。長谷駅で降りて、大仏と長谷寺を見てきました。大仏ですけど、たしかに奈良の大仏の方が大きいですが、こちらも間近で見るとやはり大きい。見た感想は

「大仏、姿勢悪いなあ!(←けっこう猫背でした)」

 それと、大仏の胎内に入れるんですよね。知らなかった!内部では鋳造や補強の跡が見れたりと、なかなか興味深い。長谷寺では弁天窟が面白かったですね。観光客で賑わってたからいいですけど、夕方とかで誰もいない時に入ったらかなり不気味かも。

 そこから鎌倉駅に戻るつもりが、駅への戻り方を忘れてしまって、さまよっているうちに、由比ガ浜駅に。一駅歩いてしまいました。 江ノ電で鎌倉駅に戻ってから今度はJRで一駅、北鎌倉駅へ。そこから徒歩2分の円覚寺を参拝。たまたま国宝の舎利殿で風入をやってまして。これはラッキー!そこでお坊さんの解説を聞きながら、日本史の教科書にも出てくる舎利殿をしばし眺めておりました。

 このお坊さんが解説の終わりに

「時間に限りがあって全てお話できませんでしたが、詳しいことは、入り口出たところのテントで解説書を売っております。この期間中、通常630円のところを税金分をサービスして600円とお求めやすくなっております。」

 それ、商売人じゃん!しっかりしてるなあ、と呆れていると、見学者の一人が

「なーんだ、きりのいい500円じゃないのか。」

とつぶやくと、お坊さんは、

「あんまり安くないですよねえ。私も言いたくなかったのですが、上の者に『今日はそのことをぜひ話してこい!』と言われまして。」

と淡々と語っていました。お坊さんも大変だ。  

 まあ、天気にも恵まれいい一日でした。

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