小さな旅

気ままなドライブ旅行、思いついたこと

四国路(初めての車中泊)

2009-05-15 21:49:15 | ドライブ旅行

5月5日
目覚ましも掛けていないのに、6時に目が覚めました。何と早く起きたのでしょう。(夜型の私は、いつも起きるのが遅いのです)
明日(6日)四国に向けて出発と思っていましたが、折角、早く起きたのです。今日、出かけることにしましょう。
大阪北部の自宅を、7時出発です。茨木ICから高速に入ります。休日の高速料金が1000円になったので、車が多いのです。私もその中の一人ですが。
途中のSAで、「いつもこのSAは、車が少ないのに」という人の声。


しまなみ海道

福山西ICから「しまなみ海道」へ向かいます。やはり車が多いのです。景色はガスがかかってよくありません。来島海峡SAは満車、やっとのことで車を止めました。

松山道を通り、大洲の富士山(とみすやま)公園に来ました。ツツジの名所です。公園に着いた途端、珍しくケイタイが鳴りました。娘からです。
「お母さんどこにいるの、電話しても出ないし、家に行っても留守だし」
「公園よ、おおずの」
「大津、何時に帰ってくるの」娘は滋賀県の大津と思ったようです。
大洲よ、愛媛の。今日は帰れないわ。これから高知の方に行くから」


富士山(とみすやま)公園

     
     大洲城                       古い町並み

宿泊予定の「内子道の駅」に着いた時には、薄暗くなっていました。たまたま横に止まっていた車は、ここで車中泊するそうです。「ああ、よかった」
「車中泊は初めてなので、お願いします」
「いいですよ、何かあったら声を掛けて下さい」千葉から来たという車の主は、夫婦で四国88ヶ所巡りをしているそうです。駐車場にある10台くらいの車は、ここで一夜を過ごすようです。

5月6日
内子の町の散策、朝市での買い物、そして目指す佐田岬へ向かいます。

    
       内子座                       道の駅で買ったもの

佐田岬半島に、「瀬戸田農業公園道の駅」があります。この辺りは何時も風が強いそうです。大きな風車が、山の上に何基も見られます。

走っても走っても岬の先にある灯台に着きません。佐田岬って長いのです。40キロ近くあるそうです。途中で道幅は狭くなってきました。ガソリンも少なくなっています。大丈夫かなぁ~。

                            

灯台は、駐車場から1、8キロ歩かなくてはいけません。海辺近くまで下って、又上る。山歩きをしているようです。暑いなぁ~。
やっと灯台に着きました。連休中なので、訪れる人が割合多いのです。海の向こうに霞んで見えるのは、九州です。

八幡浜でガソリンを入れると、元気が出てきました。南に向かって走って行きます。トンネル、またトンネルが続きます。

愛媛と高知の県境付近の、「みしょう道の駅」に着いた時は、大雨でした。これから小さな半島の先にある外泊の集落へ行くのです。どんな道がついているのでしょう、ちょっと心細くなってきました。
以前は有料道路だったという道は、2車線の走りやすい道でした。尾根沿い付けられた道を下ったところが、外泊の集落でした。雨はいつしか小降りになっていました。

    
     外泊の石垣の家


奇岩で有名な竜串

 いよいよ高知です。予定では窪川まで行くつもりでしたが、佐田岬に時間がかかったので、行く事が出来ません。道の駅「土佐清水」に着いた時には、薄暗くなっていました。1台のワンボックスカーが止まっていました。 車の主は、姫路から来たそうです。

5月7日
今日は四国の最南端、足摺岬です。尾根沿いに付けられたスカイラインを下ると、駐車場がありました。駐車場の前は、第38番札所の金剛福寺です。

    

 

椿のトンネルをくぐり、展望台、灯台へ向かいます。断崖絶壁の上に、灯台があります。金剛福寺付近では、何人もの歩き遍路の人と出会いました。
足摺岬からの海岸沿いの道は、今でも1車線のところが多いのです。

横浪半島にある青龍寺へ行くのが、今回の旅の目的の一つでした。
30年余り前、四国88ヶ所を回った時、印象に残っている寺の一つでした。寺までは舟に乗って行きました。港からは、砂埃の道を歩いたものです。
今では橋が掛けられていて、車で簡単に行く事が出来ます。

     
          青龍寺

夕方の桂浜を散策します。ザクッ、ザクッ、砂を踏みしめて歩きます。風が強く波が荒いのです。竜馬像が海に向かって立っています。


桂浜

19時、道の駅「田野駅屋」に着きました。駅舎とコンビニがありました。

5月8日
田野から山手に入ったところの北川村は、「モネの庭」で有名です。行く予定ですが、開園時間は10時です。まだ2時間余あります。それまでに室戸岬へ行きましょう。ここから室戸岬まで30キロ位です。

室戸岬にある第24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)までは、急勾配ながら、2車線の車道がついています。昔、ここに来た時、狭い山道、余りの急坂に、途中で車がオーバーヒートして止まってしまったことがあります。
駐車場から参道を歩きます。灯台は、寺から下ったところにありました。


最御崎寺(ほつみさきじ)


室戸岬灯台

 室戸岬の道路沿いに、幾つかの駐車場があります。観光案内所でパンフレットを貰い、浜辺の遊歩道を歩きます。休日には人が溢れていたという浜辺には、誰もいません。


室戸の海岸

室戸から引き返し「モネの庭」に向かいます。村興しのために、「モネの庭」を誘致したのだそうです。池には丁度、スイレンが咲いていました。モネはこのような景色を絵のモチーフとして、描き続けたのでしょうか。


モネの庭

 道の駅「宍喰」は、すぐ前に海が広がっていて、サーファーが気持よさそうに波と戯れていました。

これから蒲生田岬に行くのですが、上手くいけるかどうか心配でした。灯台へ行く道がはっきりしなかったからです。

灯台へ行く道は、狭い1車線のカーブが多い道でした。対向車が来たらどうしよう。対向車が来ました。でも少し広いところだったから良かった。冷や汗がでます。
山腹に、温泉があります。ここは道が広くなっています。車を止めて思案していると、向こうから車が来ました。あわてて車を止め、灯台への道を聞くと、「これから先はいい道がついていますよ」といって走り去りました。

    
         蒲生田岬灯台 

灯台へは急な階段がついています。やっとの事で階段を上った岩の頂に、灯台が建っていました。

徳島市街を抜け、鳴門市にある道の駅「第九の里」に着いた時は、19時を回っていました。駐車場には7台の車が止まっていて、 連れてきた犬と散策する人がいました。大型の車が多く、どの人も旅慣れた感じでした。

5月9日
近くにある第1番札所の霊山寺に参詣します。四国88ヶ所巡りの、最初の札所です。

 鳴門ICから高速に入ります。淡路島南ICで下りて、道の駅「うずしお」に向かいます。ここからは、鳴門橋が間近に眺められるのです。


大鳴門橋

 淡路SAで明石海峡大橋を眺め、たこ飯、鳴門わかめを買い、帰途に着きました。連休中でしたが、時間が早かったので、渋滞に巻き込まれることはありませんでした。


淡路SA


明石海峡大橋

全走行距離 1430キロ

 


車中泊まで

2009-05-11 17:21:46 | 思いつくまま

愛媛県にある佐田岬は、以前から気になる存在でした。九州に向かって長く突き出した半島の先には、どんな景色が待っているのでしょう。そこへ行ってみる事にしましょう。
4月中旬になって、ガイドブック、地図を買い込んで、行程を考え始めました。先ず「しまなみ海道」を通る。愛媛、高知、徳島県の海岸沿いに走り、明石大橋を通り大阪へ帰るというものです。
その途中に、昔、参詣した札所のいくつかに寄ってみましょう。期日は5月連休の後半、ところが宿泊場所で困ってしまいました。1日にどの位の距離を移動できるか見当がつかなかったのです。それなら車で泊まることにしましょう。後部座席を倒せば、私一人くらいは横になって寝る事が出来ます。少し不安ですが、一度は車中泊をしてみたかったのです。

 ネットで検索してみると、結構車中泊をしている人がいるようです。車中泊グッズなどあります。寝ているところを見られないようにするためと、外灯を遮るために窓にカーテンを付けるそうです。フムフム、目隠しがいるのか。ワンボックスカーなどは、既製のカーテンが売られているようですが、私のように小さな車にはそれがありません。

尚もネットで検索していると、「窓覆いの作り方」があります。キャンプ用マットを切り取り、窓に貼り付けるというのです。早速、車の窓の型紙を作り始めました。新聞紙を窓に合わせて型紙を作るのですが、上手くいきません。車の窓って、結構広いのです。それに微妙なカーブがあります。今まで何気なく乗っていて、車の窓ことなど考えた事がなかったのです。新聞紙よりは梱包用などに使われている大きなビニールを、水を吹き付けた窓に貼って型をとると上手くいくそうです。早速やってみました。この方が上手くいきました。

型紙をマットに貼り付けて切り取り、吸盤をつけました。吸盤はゴムの方が良いそうです。横が3枚×2、後が1枚、フロントはサンシェードを置きました。どうにか覆いが出来ました。懐中電灯と、登山用のヘッドライトを用意しました。車の中程に100円ショップで買った伸びる棒を渡し、それに懐中電灯を吊るしました。携帯、デジカメのバッテリー充電のため、シガレットプラグ用充電器も購入しました。これで完成です。

後部座席の背もたれを倒して、厚手のマットを置き、敷布団を敷き、毛布、小振りの掛け布団を入れました。登山用の寝袋も車に積み込みました。泊まる場所は、道の駅にしました。道の駅にも色々あるようです。もし上手く駐車場所が見つからなかった時のために、幾つかのホテルも調べておきました。

色々と準備をしていると結構楽しいのです。まるで遠足に出かけるような気分です。


窓の覆い

 


2009-05-02 12:39:20 | 思いつくまま
車は半年ごとに、定期点検をしています。3月の点検時に、冬用のスタッドレスタイヤから夏タイヤに交換をしてもらいました。今まで使用していた夏タイヤはヒビがあるので、新しくしなければいけません。それにバッテリーも、弱っているので交換です。
点検時には、ファンベルトの亀裂が見つかりました。それも交換です。タイヤ4本で6万円位、バッテリー、ファンベルトはそれぞれ1万円位でした。安全運転のためにはしかたありません。

昔、遠出をしていた時に、さまざまのトラブルが起こりました。エンジンから煙が上がって、車が動かなくなってしまった事や、山道でファンベルトが切れて、走れなくなってしまったことなどありました。

以前は車に乗る前に、エンジンオイル、ファンベルト、ラジエーターなど点検していたのですが、今はディーラー任せで、何もしていません。車もオートマ化されて、ファンベルトのたるみも、自動で締めてくれるのだそうです。そのファンベルトを見て驚きました。昔と違って幅も広く、長いのです。今では、クーラーにも使用しているそうです。

早速、走ってみました。エンジンが軽く、走りやすいのです。私の車はステーションワゴンで4駆、排気量が1800でスピードを出せる車ではありませんが、走っていて気持がよいのです。

4月には休日の高速道1000円の恩恵を受け、日帰りで越前岬、東尋坊を回りましたが、今度は少し遠出したいものです。一度、車中泊をしてみたいと計画をしているのですが……。