5月5日
目覚ましも掛けていないのに、6時に目が覚めました。何と早く起きたのでしょう。(夜型の私は、いつも起きるのが遅いのです)
明日(6日)四国に向けて出発と思っていましたが、折角、早く起きたのです。今日、出かけることにしましょう。
大阪北部の自宅を、7時出発です。茨木ICから高速に入ります。休日の高速料金が1000円になったので、車が多いのです。私もその中の一人ですが。
途中のSAで、「いつもこのSAは、車が少ないのに」という人の声。
しまなみ海道
福山西ICから「しまなみ海道」へ向かいます。やはり車が多いのです。景色はガスがかかってよくありません。来島海峡SAは満車、やっとのことで車を止めました。
松山道を通り、大洲の富士山(とみすやま)公園に来ました。ツツジの名所です。公園に着いた途端、珍しくケイタイが鳴りました。娘からです。
「お母さんどこにいるの、電話しても出ないし、家に行っても留守だし」
「公園よ、おおずの」
「大津、何時に帰ってくるの」娘は滋賀県の大津と思ったようです。
「大洲よ、愛媛の。今日は帰れないわ。これから高知の方に行くから」
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富士山(とみすやま)公園
大洲城 古い町並み
宿泊予定の「内子道の駅」に着いた時には、薄暗くなっていました。たまたま横に止まっていた車は、ここで車中泊するそうです。「ああ、よかった」
「車中泊は初めてなので、お願いします」
「いいですよ、何かあったら声を掛けて下さい」千葉から来たという車の主は、夫婦で四国88ヶ所巡りをしているそうです。駐車場にある10台くらいの車は、ここで一夜を過ごすようです。
5月6日
内子の町の散策、朝市での買い物、そして目指す佐田岬へ向かいます。
内子座 道の駅で買ったもの
佐田岬半島に、「瀬戸田農業公園道の駅」があります。この辺りは何時も風が強いそうです。大きな風車が、山の上に何基も見られます。
走っても走っても岬の先にある灯台に着きません。佐田岬って長いのです。40キロ近くあるそうです。途中で道幅は狭くなってきました。ガソリンも少なくなっています。大丈夫かなぁ~。
灯台は、駐車場から1、8キロ歩かなくてはいけません。海辺近くまで下って、又上る。山歩きをしているようです。暑いなぁ~。
やっと灯台に着きました。連休中なので、訪れる人が割合多いのです。海の向こうに霞んで見えるのは、九州です。
八幡浜でガソリンを入れると、元気が出てきました。南に向かって走って行きます。トンネル、またトンネルが続きます。
愛媛と高知の県境付近の、「みしょう道の駅」に着いた時は、大雨でした。これから小さな半島の先にある外泊の集落へ行くのです。どんな道がついているのでしょう、ちょっと心細くなってきました。
以前は有料道路だったという道は、2車線の走りやすい道でした。尾根沿い付けられた道を下ったところが、外泊の集落でした。雨はいつしか小降りになっていました。
外泊の石垣の家
奇岩で有名な竜串
いよいよ高知です。予定では窪川まで行くつもりでしたが、佐田岬に時間がかかったので、行く事が出来ません。道の駅「土佐清水」に着いた時には、薄暗くなっていました。1台のワンボックスカーが止まっていました。 車の主は、姫路から来たそうです。
5月7日
今日は四国の最南端、足摺岬です。尾根沿いに付けられたスカイラインを下ると、駐車場がありました。駐車場の前は、第38番札所の金剛福寺です。
椿のトンネルをくぐり、展望台、灯台へ向かいます。断崖絶壁の上に、灯台があります。金剛福寺付近では、何人もの歩き遍路の人と出会いました。
足摺岬からの海岸沿いの道は、今でも1車線のところが多いのです。
横浪半島にある青龍寺へ行くのが、今回の旅の目的の一つでした。
30年余り前、四国88ヶ所を回った時、印象に残っている寺の一つでした。寺までは舟に乗って行きました。港からは、砂埃の道を歩いたものです。
今では橋が掛けられていて、車で簡単に行く事が出来ます。
青龍寺
夕方の桂浜を散策します。ザクッ、ザクッ、砂を踏みしめて歩きます。風が強く波が荒いのです。竜馬像が海に向かって立っています。
桂浜
19時、道の駅「田野駅屋」に着きました。駅舎とコンビニがありました。
5月8日
田野から山手に入ったところの北川村は、「モネの庭」で有名です。行く予定ですが、開園時間は10時です。まだ2時間余あります。それまでに室戸岬へ行きましょう。ここから室戸岬まで30キロ位です。
室戸岬にある第24番札所の最御崎寺(ほつみさきじ)までは、急勾配ながら、2車線の車道がついています。昔、ここに来た時、狭い山道、余りの急坂に、途中で車がオーバーヒートして止まってしまったことがあります。
駐車場から参道を歩きます。灯台は、寺から下ったところにありました。
最御崎寺(ほつみさきじ)
室戸岬灯台
室戸岬の道路沿いに、幾つかの駐車場があります。観光案内所でパンフレットを貰い、浜辺の遊歩道を歩きます。休日には人が溢れていたという浜辺には、誰もいません。
室戸の海岸
室戸から引き返し「モネの庭」に向かいます。村興しのために、「モネの庭」を誘致したのだそうです。池には丁度、スイレンが咲いていました。モネはこのような景色を絵のモチーフとして、描き続けたのでしょうか。
モネの庭
道の駅「宍喰」では、すぐ前に海が広がっていて、サーファーが気持よさそうに波と戯れていました。
これから蒲生田岬に行くのですが、上手くいけるかどうか心配でした。灯台へ行く道がはっきりしなかったからです。
灯台へ行く道は、狭い1車線のカーブが多い道でした。対向車が来たらどうしよう。対向車が来ました。でも少し広いところだったから良かった。冷や汗がでます。
山腹に、温泉があります。ここは道が広くなっています。車を止めて思案していると、向こうから車が来ました。あわてて車を止め、灯台への道を聞くと、「これから先はいい道がついていますよ」といって走り去りました。
蒲生田岬灯台
灯台へは急な階段がついています。やっとの事で階段を上った岩の頂に、灯台が建っていました。
徳島市街を抜け、鳴門市にある道の駅「第九の里」に着いた時は、19時を回っていました。駐車場には7台の車が止まっていて、 連れてきた犬と散策する人がいました。大型の車が多く、どの人も旅慣れた感じでした。
5月9日
近くにある第1番札所の霊山寺に参詣します。四国88ヶ所巡りの、最初の札所です。
鳴門ICから高速に入ります。淡路島南ICで下りて、道の駅「うずしお」に向かいます。ここからは、大鳴門橋が間近に眺められるのです。
大鳴門橋
淡路SAで明石海峡大橋を眺め、たこ飯、鳴門わかめを買い、帰途に着きました。連休中でしたが、時間が早かったので、渋滞に巻き込まれることはありませんでした。
淡路SA
明石海峡大橋
全走行距離 1430キロ