MA社会研究所情報

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年収200万円以下の貧困層の若者や年金生活者が増えている。収入を増やして社会の安定化を。

2016-03-25 13:08:16 | Weblog
 年収200万円以下の貧困層が増えている。アルバイト収入だけの若者や年金だけで生活している人々だろう。収入格差は拡大して就業人口の23%が年収200万円以下だという。1960年代の高度成長期やバブル期の日本は1億総中流と言われて皆がマイホームを持ち車や電化製品を買ってそこそこに豊かに生活できた。現代の日本は2015年に非正規労働者の割合が40%になり、非正規雇用の人々の平均年収は168万円しかない。正規雇用のサラリーマンの年収は平成9年に467万円だったが平成23年には409万円に下がっている。(時代背景として90年ごろに労働者政権の共産主義のソ連が分解し、組合の抵抗が少なくなり、英国のサッチャー首相のサッチャリズムや米国のレーガン大統領のレ―ガノミクスという富裕層を優遇する経済政策が行われた)貧困層が増えたのは90年代後半の米国流の新自由主義の思想により正規雇用を減らしたためだという。労働者派遣法の改正、改悪により日本的雇用慣行だった年功序列で昇進し定年まで雇用する終身雇用の仕組みが壊されたからだという。企業の給料が家族の収入になり夫から若者やこどもや女性主婦に回っていく仕組みが壊されて貧困化してきた。年収200万円以下になりやすい職業は介護職、保育士、美容師、飲食業、警備員、塾講師、農業、林業、宿泊業、小売業だという。低所得の人々の収入を増やして社会を安定化させないと犯罪やテロが増えて社会の安定が脅かされるようだ。


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