ウイーンで大教会、宮殿を見る。ザルツブルクでサウンドオブミュージックのロケ地を見る。

テレビで若い女優がオーストリアのウイーンなどを旅する番組を見た。オーストリアは現在はスイスのそばの小さな国だが、昔は中部ヨーロッパに広大な領土を持っオーストリア、ハンガリー帝国だった。首都のウイーンにはハップスブルグ家の豪華な宮殿がある。キリスト教の教会のシュテファン大寺院がそびえている。天才音楽家モーツアルトの墓がある。街並みの建物にモーツアルトが住んでいた部屋も残っている。シェーンブルン宮殿も広大な庭園を持ち黄色い美しい建物だ。さまざまなカフェも音楽の都ウイーンの名物でケーキがうまい。クリムトや、シーレの絵が並ぶベルべデ―レ美術館もある。
ザルッブルグは岩塩が集まって栄えた都市でザルッとは塩のことだ。山頂のザルッブルグ城に上ると美しい街が一望できる。街並みの４階にモーツアルトの生まれた部屋がある。１９６０年代にヒットした映画サウンドオブミュージックのロケ地になったところが街のあちこちにある。橋や、公園や階段が残っている。名物はレストランのデザートで、卵と、小麦粉と、砂糖を練って焼いた菓子が、三つの山のように盛られて出てくる。一人では食べきれない。いたずら好きのマルクス大司教の造った宮殿の庭園にはテーブルと座席があり、お尻の下から噴水が飛びだすようになっていて、ワインを飲んで眠ってしまった人を起こしたという。冗談ができる余裕のあるヨーロッパ文化だった。若いころに行ったことがある都市を見ると懐かしい。

スペインで高速列車が脱線転覆。スピードの出しすぎで１００人以上死傷。新幹線も怖い。

１週間ほど前にスペインで高速列車が脱線転覆し１００人以上の死傷者が出た。原因は５２歳のベテラン運転手のスピードの出しすぎで、時速８０ｋｍでまわるカーブを１９０ｋｍで通過しようとした。映像で見ると二台目の電源車が最初に脱線して他の車両が引きずられるように倒れていった。電源車は重くて重心が高かった。スペインの高速列車では到着が数十分遅れると料金を返済しなければならない制度になっているので運転手がスピードを出しすぎたともいわれる。制度の引き起こした事故ともいえるようだ。
日本の新幹線や、リニアモーターカーも心配になる。スピードよりも安全性を重視してほしいものだ。

宗教は二つの中心を持つ楕円。慈愛の心と、正義の心。

テレビで宗教は二つの中心がある楕円だという。二つの中心とは、慈愛と、正義で、慈愛の心は、慈善の人助けをする慈愛の精神。正義の心は悪を懲らしめ神の道を進めようとする心。キリスト教の無教会派の内村鑑三がとなえたという。慈愛の心は相互扶助、福祉社会を築き、正義の心は戦争を引き起こすようだ。

一番幸せな職業は花屋さん。客が喜んでくれる。職業いろいろ。東京大学出の年収格差。

テレビで、職業の中で一番幸せに感じられる職業は花屋さんだという。お客さんが喜んでくれるのが何よりの幸せだという。高収入の銀行業、ファンド、金融業や、最先端情報産業のＩＴ産業で働いている人は幸福感が少ない。幸せになれないという。
東大卒業生で４０歳ぐらいの人を集めて、収入格差を比べていた。年収３億円の人は司法書士などをしていて、友達はいないという。居場所を知られると危ないのでスマートフォンも使えないという。株の売り買いを自宅でやって１億円の年収の女性は、カップめんを食べながら一日中自宅のパソコンに向かっている。朝２０００万円損したが、夕方には株が上がり、今日は２００万円稼いだという。年収３９０万円の議員候補は国会議員を目指している。親のセカンドハウスのマンションに居候している年収１００万円の男性もいる。エリートの東京大学出でもいろいろな人生があるようだ。

社会とは何か。人間の共同体で、家族、学校、会社など。社会は自由、平等だが会社は逆で身分制度。

社会研究所と称しているので、社会とは何か辞書で調べると、人間や生物の共同生活体で、家族、村落、ギルド、教会、会社、政党、階級、国家などの形態があるという。家庭や、学校に対して、世間とか会社の世界のこと。学校を卒業して社会に出るというが実際は会社に入るのであり、日本社会を規定する個人の自由、平等、言論の自由という日本国憲法の条文と逆の封建的な体育会的組織だったりする。社会と会社はさかさまの世界だ。会社の中は違憲状態だ。安倍首相は法に従えというが、安倍政権では憲法や法律のほうが変えられそうだ。