日本の国際競争力が5位から8位に落ちたという。シンガポールに抜かれたという。日本の技術力は高いが、非効率な官僚制度、財政赤字だという。技術力が高くても、自動車や電気製品の国際競争は激しく、競争力を維持するのは難しい。イギリスのように金融力で国家経営をする時代になるかもしれない。
相続問題で、介護費用が認められると相続分が増えるが、親と同居していると介護といえるのか、逆に親の世話になっている下宿人、居候ではないのか。疑問がある。東京は法律どおり平等に兄弟で分けようと思うが、大阪は古く封建的で、長男が家を継ぎ、弟、妹にはお金で分けようと考えるようだ。法律も地域によって違って運用されるようだ。
童謡コンサートを聴きました。幼稚園児のコーラスは、かわいく元気でした。小学生のコーラスは日本一になっただけのことがあって、正確で力強く立派でした。おばあさんの歌は年輪を重ねても、童心を忘れずいいものでした。慶応三田会のうたはひょうきんな演出で面白く聴けました。前に早稲田のコーラス部OBが歌ったときは整然と固く歌っていました。校風の違いがわかります。ゲストのダカーポは35年も歌っているとのことでしたが、若々しくきれいな歌声で、娘さんのフルートもきれいな音色でした。日本の文化を伝えるには、歌を伝えるのがいいと思いました。音楽は感情が良く伝わりますから、童謡をきき、歌えば、昔の日本の文化、伝統、生活が心に届くと思いました。日本の童謡や、民謡などを放送したり、CDで聴くなどしてもらえるといいと思いました。
30坪ぐらいの教会のようなコンサートホールを友人が自分の家に建て、オルガンも木工製作でつくった。公開コンサートに招待されたので、クッキーを手土産に2時間かけて行った。友人はドイツに留学してオルガンに魅せられ、マニアになった。技術者なので、自分でオルガンを作りたいと願っていて、ホールまで建て、工作室も作り、ついに数十年来の夢を実現した。オルガン奏者に頼んで演奏会を開くことになった。自家製のオルガンは幅1m、高さ2mほどの小型だが、パイプを一本一本作って、手間暇のかかったものだ。音はかわいくてやさしい感じがした。モーツアルトやバッハの小曲を演奏し、フルートソナタも演奏した。家庭でホームコンサートを楽しめるとは夢のようだった。友人はアメリカ生活もしているので、ホームパーティーやホームコンサートに慣れていて、日本でも楽しもうとしている。このような優雅な人生を定年後に楽しめるといいが、一般の人は年金生活でお金がなくて貧乏生活になりそうだ。
川崎大師にお参りした。仏教は日本の文化になり、日本製のように感じられるが、インドでできた宗教だ。死後の世界を考えるのに参考になりそうだ。輪廻で生まれ変わり、永遠に転生していくのだろうか。来世は猫か、魚か。人間になるのも、猫になるのもつらそうだ。仏性という絆があるそうだ。生き物に差別はないという。釈迦は生老病死の四苦八苦からの解放をめざした。涅槃の境地に達するには業の連鎖である輪廻転生の苦から解脱しなければならない。釈迦は修行して、不生不滅の境地を得た。苦の原因は我執と無明であるという。我執は小さな自我にとらわれること、無明は真理に暗いことだという。道徳と宗教をこえたところに仏教があるという。