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日本の伝統芸能。能、歌舞伎、文楽、落語。

2009-07-10 20:50:56 | Weblog
日本の伝統芸能基礎講座を雑誌で読んだ。
能は約600年の歴史を持つ日本の最古の歌舞劇で、室町時代以降、足利義満、豊臣秀吉、徳川綱吉などの為政者に好まれ、庇護されて観阿弥や世阿弥が発展させた。狂言は能から分化したひょうきんな演劇である。若いころはのろくて見ていて退屈だったが、年をとるとちょうどいいペースに感じられる。
文楽は正式には人形浄瑠璃といい、人形劇に浄瑠璃の語りをあわせ1600年ごろにできたものだ。竹本義太夫が、1684年に大阪に竹本座を作り、近松門左衛門を作者にして変革し、江戸時代の流行を取り入れ人気があった。江戸末期に文楽軒という芸名の人がいて、人形浄瑠璃が文楽とも呼ばれた。
歌舞伎は1603年に出雲のお国が、京都の四条河原で男装して歌舞伎踊りを舞ったのが始まりで、歌舞伎者とは奇抜な格好をした反抗的な男のことで、不良性が魅力だった。400年の歴史を持つ庶民の演劇で、遊女歌舞伎が幕府に弾圧され、若衆歌舞伎も禁止され、男が女形もする野郎歌舞伎になった。
役者は坂田藤十郎や市川団十郎が人気で、作者は鶴屋南北、河竹黙阿弥が有名である。
落語は仏教の説教師が源流で、江戸時代の中期に話芸になった。


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