日々諸々

西日庵雑記・洗足ベース通信

第11回 STWワイン会 9月10日

2016-09-11 13:10:52 | 日々程々
抜栓後時間がたったワインと、開けたてワインの比較ってことで
30分早く行って赤のコルク抜いたのですが
そのくらいの時間ではあまり差がでないがと思い
ピューターのファネル使って別の瓶に移し替えました。

で、どうせならとブラインドで、と。
90年代の近い年(右から2本が93、あとは94)だし
年ごとの特徴など知るよしもないので、品種当てにしました。
(シャンパーニュ以外はシラー、ジンファンデル、ボルドーブレンド、ピノノワール)

 1)最初に移し替えた3本を飲んでそれぞれの品種を考えてもらい
 2)次に、まだ開けてない4本(人数の都合で赤は7本でした)を見せて品種を明かし、ブラインドのワインがどれだったのかいってもらい
 3)最後に新しく開けたワインを飲んで間違ったと思ったら修正

って手順でやりました。グラス並べての比較はなしで。
緩い集まりなので、当たる当たらないはどうでもいんですけどね。

おかげさまで結構盛り上がりました。なかなか当たらないものですね。
でも全員、ブラインドに入っていなかったピノノワールは区別できました。
(色からして明らかに違ったから)

カリフォルニアの濃いピノも20年経つとしっかり品種特性がでるものです。
私が昔からいっていることですが
「ピノ(ノワール)はピノとして生まれてくるのではない。ピノになるのだ」
新大陸に限らず、ピノネーロでもシュペートブルグンダーでもね。

シラーは逆で、上手く熟成すると何だかわからないけど美味しい赤となる。
カベルネかピノ(!)と間違うことが多いんだけど。

少し前のシラーを混ぜたような若いカリピノだったらどうだったのだろう
と思うと残念でしたが、ブラインドの要諦はひっかけじゃないからね。

あと残念だったのはブラインドに熱中して
時間たったのと開けたてとの比較が疎かになったこと。

個人的にはボルドータイプのパルメイヤーは移したほうが
ジンファンデルのコーナーストーンは移さないまま時間がたったほうが好みでした。

総じて、強制的に開かせたほうが香高くまろやかで飲みやすい半面
メリハリのない平坦な味わいで
最初の一口がピークであとは緩やかに下降していくのに対し
移さないほうは自然に時間とともによくなっていく感じがしました。












この記事についてブログを書く
« これもただ今販売中 | トップ | せめて店内は »

日々程々」カテゴリの最新記事