福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

ミュージックケアを体験しました

2017年11月16日 | 地域福祉


天井に向かって舞うシャボン玉が見えますか?

しいのみ園こころ(知的障害を持つ人々の日中活動の場)でのミュージックケアのフィナーレです。
参加者一人一人が順番に飛ばしたシャボン玉です。

今週の月曜日は、老人施設と知的障害の人たちの施設2か所のミュージックケアの様子を見学しました。

午前中は老人施設です。
老人施設では、初めにゆっくりした懐メロを2曲歌いました。
涙する女性、ソプラノ歌手顔負けの美声の女性、車いすに座ったまま眠ったように反応しない男性など10人ほどが食堂で音楽の時間です。
歌が終わり、次に出てきたのが小さな打楽器です。
なるこ、ばち、鈴。
   

これらを秋の童謡に合わせて打っていくうちに、眠っていたおじいちゃんがリズムに合わせて手を動かし始めます。
途中で、思い出話が飛び出したり、得意技の披露があったりして最後は活気が出て修了。
静から動へと移行していく音楽タイムでした。

午後は、知的障害者施設でのミュージックケア。
不参加の意思表示ももちろんOKです。

椅子に座って円陣になり、手ぶりをつけながら歌を何度か繰り返します。
初めは個人の動きですが、出来ないところは隣の人が助けたり、曲によってはお世話係が必要なものがあったり。
ここでも、なるこを使いましたが、立ち上がって高く手を挙げて大きな動きです。
 

高齢者施設とは異なり、動に始まり静に向けて収束していくようなプログラムだと感じました。

修了後に指導された先生のお話を伺いました。
ミュージックケアとは、音楽療法の一種であるが、治療ではないこと。
知的障害の人たちへのミュージックケアでは、必ず交流することを組み込んでいること。
など、音楽を楽しみながらも、どんな力をつけるのかという目的がきちんとあるのでした。

職場でも、はぴままお茶会に参加しているママたちがミュージックケアに取り組んでみようとしています。
がんばって!
いろいろな手法で子どもたちと向き合ってほしいと思います。


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