福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

みんなの広場の水曜日

2018年09月20日 | みんなの広場


みんなの広場は千葉市緑区おゆみ野3丁目の河野ビルの1階にあります。
みんなの広場は曜日ごとに活動内容が異なります。
みんなの広場の水曜日は、朝から夕方まで多世代の居場所となります。

11時から3時まではランチ会をはさんだカフェというかサロンで、主に平均年齢が高めのみなさんが集まり、午後3時半から夕暮れまでは小学生を中心とした子どもたちが集まります。

前者を「すいようカフェ」といい、後者を「みんなのおもちゃ箱」と名付けて知る人ぞ知る、知らない人は全く知らない場となっています。

先週のみんなのおもちゃ箱では、子どもたちがせっせとメッセージを書いて、ランチョンマットを20枚も作っていました。
それは、すいようカフェのジジババへの敬意の表れであり、敬老の日のプレゼントなのです。
 

今日はもちろん、いつものお盆を取りやめて子どもたちが作成したランチョンマットを使いました。
2枚重ねになっていて、1枚めくるとメッセージが書いてあります。
  

本日の賄いのクリームシチュー、茄子のチーズ焼き、ブロッコリーとベーコン炒め、ゴーヤのお浸し風、グリーンサラダを載せて楽しい昼食の時間となりました。

みなさんどのような反応をされるかな?と思っていたら想像以上に喜んで、メッセージに目を細め、丁寧にたたんで持ち帰られました。
その様子を写真におさめて、みんなのおもちゃ箱の学生さんや子どもたちに見せました。

すいようカフェとみんなおもちゃ箱との入れ替わりの短い時間ですが、高齢者と若者が袖すり合う時間があります。
最近はこの少しの時間に、
「ありがとね」「これ使ってね」「あれはいいねえ」
という短い言葉のやり取りが行われ、その一瞬に暖かくて優しい空気がみんなの広場に流れます。

多世代の居場所って、必ずしもごちゃごちゃと混じることが良いわけではなく、お互いの存在を認識できて一緒にいなくても尊重できる、ということが大切ではないだろうか?と考えるようになりました。

今日もありがとう。


暮らしたい場所で自分らしく つなごう地域連携の輪

2018年09月18日 | みんなの広場


10月13日の土曜日の午後。
今年もおゆみ野公民館で「つなごう地域連携の輪」が開催されます。

医療と介護をつなぐ会@おゆみ野 が主催するこの会はもう何年も続いていて、私も4年前からここで学ばせていただいています。
一昨年と昨年は企画もお手伝いし、それまで縁遠かった介護について多くの事を知りました。
一昨年の様子はこちらの記事に記してありますので参考にしてください。

その後、おゆみ野ですいようカフェを主宰したり、福祉のまちづくり支援室を任されて誉田駅前にふくろうカフェを開き、高齢の方々と接する機会が増え、このイベントで得た情報がとても役立っています。
「介護認定を受けるにはどうしたらいいの?」
という介護の入り口にさえたどり着けない人たちに出会うこともあるからです。

今年のテーマは、~暮らしたい場所で自分らしく生きる~。
当たり前のことのようですが、この当たり前に生きることがとても難しい世の中になっているように思います。

昨年の後半に、みんなの広場では消費生活の視点で終活について考えてみましたが、この会は医療介護の視点で考えてみようというのです。

医療介護の専門職と地域住民とが一堂に会して様々な情報交換ができる貴重な機会です。
一人でも多くの人に足を運んでいただき、この先のことを共に考える機会となればと思います。


参加者が場を創るすいようカフェ

2018年08月29日 | みんなの広場


すいようカフェを毎週水曜日に開催して3年になります。
ここはこの3年間で、私がボランティア活動と超高齢社会に向かう課題を学ぶ場となっています。

これまで来てくださっている方々の中には、変わらず元気な方、施設に入所された方、病気と付き合いながらマイペースで来ている方、お亡くなりになった方、そして、一人二人と初めて顔を出される方などがあります。

8月は15日をお休みにしました。
その1週前の8月8日は台風の影響で強風と雨のため、「残念だけど行くことができない」とお休みも何人かありました。
したがって、先週の22日は久々の再開の場ともなりました。
加えて、泉谷中学校出身で現在活躍中の経済アナリストさんや、訪問看護ステーションから理学療法士さん2名がトレーニングに来てくださったので、充実したカフェになりました。

お茶だけではなくランチが必要な人は、賄いご飯(500円)を一緒にいただきます。
この日は混ぜご飯定食でした。
 

全体で行う脳トレや体操があり、全員で共有する話題があり、その一方で少人数で分かち合う話題があり、これからやってみたいことがあり、そして季節の花がある。
すいようカフェは、そんな場に3年かかって育ちました。
  

昨年、千葉市の地域支え合い型通所支援事業団体の登録をしましたが、あんしんケアセンターとの連携も暗中模索で、こちらは何かと課題山積です。
そのことについては、改めて記事にしたいと思います。

さて。
本日8月29日は、すいようカフェです。
毎回、参加者によって場が創られていきますので、今日は何が起きるか、わくわくドキドキしながら行ってまいります。



みんなの広場の花アルバム

2018年05月24日 | みんなの広場


毎週水曜日。
みんなの広場は、まかないランチを食べながら語り合い、思考がやわらかくなる(はずの)すいようカフェです。
午前11時頃からみなさんお越しになりますが、それまでに店主に課されたミッションがございます。

それは、シェフの庭に咲く花々をいただき、室内に飾ることです。
今の店主に出来る、ささやかなおもてなしです。

この日(5月22日)は、今季新顔の蛍袋、再登場は柏葉紫陽花、忍冬、紅花下野、源平下野、曙風露草、クレマチス、赤花夕化粧、小判草、昼咲月見草のみなさまです。

テーブルや飾り棚にこんな風に設えました。
  

こんな日々を繰り返しいたら、とても嬉しいことがありました。
なかなか名前が覚えられない花々を、アルバム風にまとめていただいたのです。
これはとても便利です。
しかも、みんなの広場バージョンです。
   

大きくプリントアウトして、みんなの広場を訪れるみなさんに見ていただこうと思います。
ありがとうございました。


みんなの広場とプロジェクト結

2018年05月22日 | みんなの広場


今週末の土曜日ですが、NHKEテレのバンバンジャパンで、プロジェクト結の活動が取り上げられます。

プロジェクト結は2020年のオリンピックに向けて「誰でもできるおもてなし」をコンセプトに、子供も、高齢の方も、障がいをおもちの方も、みんなで参加して「箸置き」を作り、日本のおもてなしの心を海外の方へ伝えよう、という取り組みです。

この活動がスタートした時から、みんなの広場もプロジェクト結の拠点のひとつとしてお手伝いさせてただいています。

そんなご縁で、4月18日のすいようカフェにNHKの取材が入り、レポーターとして訪れたのはアントニーさん♪
プロジェクト結の箸置きづくりの取材を、すいようカフェのメンバーが見守るというのは、またとない楽しい経験です。
  

また、5月12日には幕張総合高校の生徒会と放送部が、箸置きを海外から訪れた人たちに渡す体験を収録した動画をみんなの広場で披露し、箸置きづくりを支えてこられた方々にお見せしました。
その後、高校生とシニアのみなさんとで一緒に箸置きづくりをして話が弾みます。
  

この他にも、4月1日に開催されたさくらさくさくウォークラリーでのプロジェクト結のポイントなどでも撮影があるなど丁寧な取材がされてきましたので、どのように編集されるか楽しみです。

放映は、5月26日(土)午後10時~10時44分と遅い時間帯ですが、夜にお強い方はどうぞご覧ください。