福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

冬来りなば春遠からじ 青少年が育つためのささやかなお手伝い

2018年01月19日 | 子育て子育ち


庭の沈丁花のつぼみが赤みをおびて膨らんでいます。
この頃になると「冬来りなば春遠からじ」という言葉が浮かびます。
特に、沈丁花の姿とこの言葉とが、私の気持ちの中では相性がいいです。

地元の中学校の学校評議員会があり、授業を参観しました。
まさに3年生は私立高校の受験真っただ中です。
今日も、受験に行ったり発表を見に行ったりで空席が目立ち、落ち着かない日々だろうなと思います。

それでもさすがに中学3年生です。
とても明るく和やかに過ごすクラスと、プリントに集中して向き合う静かに張り詰めたクラスとがありましたが、メリハリがあるもののピリピリと張り詰めた空気は感じられず、子どもたちは落ち着いていました。

2年生も1年生もそれなりに学習に向き合い、中学生が学ぶ内容の難しさに少々タジタジとしました。

授業参観終了後は協議の時間があるのですが、市役所で青少年育成委員会の会長会が重なっていたために、他の委員さんにお任せして移動しました。

千葉市の会長会は60人近い各地域の会長さんが集まって行う会議です。
当然のことながら協議して決議する会議ではなく、報告を聞き意見を述べ、時折質問があるような会議です。
しかも、1年に3回なので事務局からの報告事項が多い上に、各地の育成委員会の取り組み報告も最近は充実しています。
したがって情報量いっぱいの会議となります。

青少年育成委員会の会長会には2002年から参加していますので、かれこれ15年になります。
出席者の年齢層や発言内容、行政のスタンスなどはずいぶん変わってきたように感じます。

さて、大人の取り組みについてはこのくらいにして子どもたちの話に戻します。
中学3年生は、今が頑張り時です。
「卒業まで36日」という教室の掲示に感無量になり、校歌を練習する後輩たちに
「校歌は先輩たちが大切にしてきた歌だからね」
と、説明する先生の言葉にまたしても胸がキュンとなります。

1年の仕上げのこの時期。
子どもたちも、彼らの環境を守ろうとする大人たちも、春に向かってあと一息です。


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