手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

メラピ

2020-05-31 | 建材
フタバガキ科・・
メラピは東南アジアに産する、
一定の樹種の総称。

産地はフィリピン、インドネシア、タイ、ミャンマー。

メラピの画像・・・


辺心材の境界は不明瞭で、
全体に淡い黄色~淡い黄褐色を呈している。

木理は交錯し、
肌目も粗い。

乾燥は容易で、
比較的加工もしやすいが、
シリカを含むので、
鋸の刃に悪影響を及ぼす。

耐朽性は小~中程度。

用途は床材、造作材、建具、家具、合板など。


ホワイトメランチ・・東南アジアから

2020-05-30 | 建材
フタバガキ科・・
聞きなれない分類。
別名カルンチ、マンガシロ(フィリピン)

柾目の画像を・・・

産地はフィリピン、ボルネオ、スマトラ、インドシナ、タイ、ミャンマー、インド。

東南アジアのほとんどに、分布している。

全体に淡い黄白色~淡い黄褐色を帯びており、
辺心材の境界は不明瞭。

木理は交錯し、
肌目もやや粗いが、
リボン杢が現れる。

乾燥・加工性は良好だが、
シリカ(ケイ酸塩)を含むので、
製材時には注意が必要。

材中にシリカの塊があるので、
切削するときには、
刃物にステライト(高硬度合金)を
付ける必要がある。

耐朽性は小~中程度。

用途は床材、造作材、建具、家具、合板など。


今回からは、外国産材の登場・・・

2020-05-24 | 建材
はじめは南洋材から入ろう。

東南アジア、ニューギニア・ソロモン諸島など、
南太平洋地域で産するものを、
南洋材と呼んでいる。

日本に輸入される南洋材は、
アガチスなどの数種の針葉樹を除き、
大半は広葉樹が占めている。

樹種は豊富で、
その主なものは、
フタバガキ科、マメ科、アカテツ科、センダン科などに属す。

輸入量はメランチ類が最も多く、
次いでクルイン、カプール、ラミン、テンカワン、ニャトーなどである。


赤樫

2020-05-23 | 建材
ブナ科常緑樹。
別名オオガシ、オオバガシ。

樹高15~20m
幹径60~100㎝



分布は福島県(太平洋側)・新潟県(日本海側)以西の本州、
四国、九州。

辺材は赤みを帯びた淡い黄褐色。

心材は淡い赤褐色~赤褐色。

辺心材の境界はやや不明瞭

木理は交錯し、
肌目も粗い。

シラカシと同様、
柾目面に紋様、
板目面に樫目が現れる。

重硬で靭性・弾性に優れ、
強度も高いが、
乾燥・加工性に難がある。

耐朽性は中程度。

用途は敷居、器具など。


白樫の板目板

2020-05-17 | 建材
まずは板目材の画像を・・


全体に灰白色~黄灰褐色を呈しており、
辺心材の境界は不明瞭。

木理はやや交錯し、
肌目も粗い為、
板目面に、樫目と呼ばれる斑点が、
柾目面には独特の紋様が現れる。

重硬で靭性に富み、
強度に優れる反面、
加工性に難がある。

耐朽性は中程度。

用途は屋根材、敷居、器具など。

国産材最後は・・樫。はじめは白樫。

2020-05-16 | 建材
ブナ科で別名ホソバガシ、クロカシ、カシ。

まずは画像から・・


分布は本州(福島県・新潟県以西)、四国、九州、朝鮮など。

樹形は球形。

樹皮は灰黒色で、
皮目は縦に並ぶ。

葉は互生し、
長さ7~14㎝の狭長楕円形。

葉の先は鋭く尖り、
葉縁の上部に鋭い鋸歯がある。

花は穂状花序で、
雄花序は枝の葉腋から垂れ下がり、
雌花序は枝に2~3個上向きに付く。

花色は、いずれも黄褐色。

堅果は下部に椀状の殻をもつ。
長さ1.5㎝の広楕円形で、
黒褐色に熟す。

樹高15~20m
幹径50~80㎝
花期4~5月
熟期10~11月

ドロノキ(白楊)・・これも読めない!シロヨウジ・・としか

2020-05-10 | 建材
ヤナギ科、落葉樹。
別名ドロ、ドロヤナギ。

樹高15~25m
幹径80~100㎝

板目の画像を・・


分布は北海道、中部以北の本州。

辺心材の境界は、ほぼ明瞭。

辺材は、ほぼ白色。

心材は、くすんだ淡い褐色で、
時に縞状に、色調の濃淡が現れる。

木理は、やや交錯。

肌目はやや粗~やや緻密と、
材によって幅がある。

軽軟で加工性が良いが、
鉋掛けの際に、
毛羽立ちやすいので、
注意が必要。

保存性が低く、
耐朽性も小。

用途は家具、器具、箱材、パルプなど。

イスノキ(蚊母樹)・・これは読めない!

2020-05-09 | 建材
マンサク科、常緑樹。
樹高10~20m
幹径40~100㎝

別名イス、ユスノキ、ヒョンノキ。

柾目板の画像を・・・


分布は近畿以西の本州、四国、九州、沖縄。

辺材は紅色を帯びた淡い黄褐色。

心材は紅色を帯びた褐色~紫褐色で、
時に縞状に色調の濃淡が現れる。

木理はやや交錯しているが、
肌目は緻密。

重硬な為、乾燥・加工性が悪いが、
仕上げ面には美しい光沢が出る。

耐朽性は大。

用途は床材、敷居、床柱、フローリング。

紫檀・黒檀の模擬材としても使われる。