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ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

防火性能があって省エネな窓

2018-01-21 | 建材
YKK-APの商品カタログを借用して、
防火性能と省エネを満足する製品を
検証してみよう。

<防火と断熱を兼ね備えた高性能ガラス>

複層ガラスの総厚は22mm。
ガラス接着構造等は
そのままに室外側網入ガラス6.8mm、
室内側にLow-Eガラスの組合せを採用。

熱の出入りを軽減し、
火災時の延焼を防止する。

※ 中空層はガス入(アルゴンガス)も
選択できる。


これが、ガラス断面のイメージ


<樹脂フレームでも安心の防火性能>

APW 330と同じフレームを採用しながら
、補強材、補強部品をガラスの周りから
フレームまで効果的に配置することで、
すっきりとしたデザインと
防火性能を同時に実現する。


これがサッシの断面

機能アップするには、
コストが嵩みそうだ。
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住宅の開口部に求められる、防火性能

2018-01-20 | 建材
住宅の開口部に求められる性能には、
断熱性能の他に、
防火性能がある。

防火性とは
建築物の火災に対する
安全性のレベルを表す性能です。

建築基準法、建築基準法施行令、関係告示等で
詳細に規制されています。

なかでも、耐火建築物、準耐火建築物や
防火地域または準防火地域にある建築物の外壁で、
延焼のおそれのある部分の開口部については、
炎を遮り延焼を防止するために、
「防火設備」(防火戸)の使用が
義務づけられている。

防火設備の技術基準は

耐火建築物または準耐火建築物の
外壁の開口部で、
延焼のおそれのある部分において、
20分間、加熱面以外の面に
火炎を出さない。

または、
防火地域または準防火地域内の
建築物の外壁の開口部で
延焼のおそれのある部分において、
20分間、加熱面以外の面に
火炎を出さない。

このような条件が
サッシの性能に求められる。

断熱ガラスの構造

2018-01-14 | 建材
ガラスの組み合わせで、
トリプルガラス、ペアガラス、単板ガラス・・
ざっとこんな組み合わせか?

トリプルガラスは、
三枚のガラスで、二層の空気層を挟む。

ペアガラスは、
二枚のガラスで、一層の空気層を挟む。

ガラスの物性と厚み、
空気層の厚みで熱的性能が変わる。

旭硝子のサンバランスで比較してみると、
トリプルガラスは
二枚の3㎜Low-eの間に、3㎜普通ガラスを挟み
二層の16㎜空気層に、
アルゴンガスを封入した複層ガラスで、
熱還流率(U値)が 0.64W/㎡・K

ペアガラスは
3㎜Low-eガラスと3㎜普通ガラスの間に
16㎜の空気層を設け、
これにアルゴンガスを封入する。
熱還流率(U値)が 1.1W/㎡・K

数字が小さいほうが
断熱性能が高いので、
トリプルにすると2倍弱の性能アップになる。

これは、単に物性を比較しただけなので、
住宅に使うときは、
外壁の断熱性能
屋根部分の断熱性能
開口部の大きさなど、
総合的な判断が必要になる。

省エネで肝心なのは、サッシよりもガラスの性能

2018-01-13 | 建材
省エネは熱移動を抑えることだ。
熱は高い所から低いところへ流れる。

外壁は厚いので遮熱しやすいが、
サッシは厚みがないので、
熱移動しやすい。

特に・・・ガラス面はペラペラ!

ここで如何に遮熱するかは、
サッシの構造の比ではない。

マホー瓶を、思い浮かべてほしい。
厚いお湯が冷めないのは、
真空の層が、
熱の移動を遮断しているからだ。

サッシのガラス面でも、
これと同じ方法で、
熱移動を遮断している。

どのようなガラスの組み合わせが、
熱遮断に効果的か、
カタログを探ってみよう!

省エネ法だけでなかった・・関連法規

2018-01-07 | 建材
住宅や建築物の低炭素化(CO2排出削減)に向けて、
2012年12月から「低炭素建築物認定制度」が
スタートしました。

新しい省エネ基準に比べて、
一次エネルギー消費量を1
0%以上減らすなど、
一定の性能を持つ
低炭素建築物を認定し、
税制優遇などの処置を
講じていくというもの。

「低炭素建築物認定制度」に関して、
ちょっと探ってみよう。

省エネ基準の改正とともに、
新たに制定された
「都市の低炭素化の促進に関する法律」
(エコまち法)に基づき
「低炭素建築物新築等計画の認定制度」
(低炭素建築物認定制度)が創設され、
その認定基準が策定されました。

省エネ基準と認定基準は、
ともに
建築物の省エネルギー化・低炭素化を
促進することを目的としており、
基準そのものが相互に関連している。

認定基準は
・外皮の熱性能基準
・一次エネルギー消費量基準
・低炭素化の取り組み

に関して、一定基準を満たす事。

これ以上は、専門過ぎるので、
割愛する!


サッシに求められる性能・・省エネ化

2018-01-06 | 建材
サッシには色々な性能が要求されるが、
この数年、話題になるのは省エネ性能。

省エネが求められる背景を少々・・

我が国のエネルギー需給は、
特に東日本大震災以降一層逼迫しており、
国民生活や経済活動への支障が懸念されている。

産業・運輸部門が減少する中、
民生部門のエネルギー消費量は著しく増加し、
現在では全体の1/3を占めている。
 ➡ 民生部門の省エネ対策の抜本的強化が必要不可欠。

このような状況下で、
省エネの法律が制定された。

建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律
(建築物省エネ法:平成27年法律第53号、7月8日公布)

建築物におけるエネルギーの消費量が
著しく増加していることに鑑み、
建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、
住宅以外の一定規模以上の建築物の
エネルギー消費性能基 準への適合義務の創設、
エネルギー消費性能向上計画の認定制度の
創設等の措置を講じるため、

[建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律]
(以下建築物省エネ法)が平成27年7月に公布され、
誘導措置は平成28年4月、
規制措置は平成29年4月から
施行されることになりました。

何かめんどくさくて・・
分かりにくい!

要は・・スマートビル、スマート住宅を作れば、
かっこいいと、言う事だろう。