けふの昼下がり、商工会議所青年部時代の後輩から、電話で訃報が届いた。
それによれば、同じ関係の後輩の奥さんが亡くなったとのこと。
ご本人とは直接の面識はないが、今夕、その通夜に出向いた。
享年64歳、5年に及ぶ癌との闘病の末の最期だったという。
それにしては、綺麗な死に顔だった。
それは、覚悟の上の結露だったのではないか、そんな思いで手を合わせた。
帰宅後、取り敢えず【チュー太郎】を開けるには開けたが、相変わらず来ないお客さん。
それにもまして、なんだろう、やけに感傷的な夜。
こういう時は、懐かしい歌に慰めてもらう外にない。
その上で、この歌と昔の記憶ををモチーフにショートストーリーを書こうとしたが・・・
駄目だった。
やっつけでは書けない、書いてはいけない。
なので、もう少し昔の歌を聴きながら呑んで・・・そして寝よう。
明日は定休日、でも、とある仕事を抱えている。
だから、この一杯がけふのサイゴ・・・
あの唄はもう唄わないのですか (2021 Remaster)