新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

インハウス洋画館:「フライト」

2013-08-31 | 世の中
「フライト」(2013年) 出演:デンゼル・ワシントン In-house Movie Review:"Flight"(2013) Starling: Denzel Washington In spite of his heroic inverted flight to save a lot of passengers, the captain, Whip, is being accused of . . . Read more

通勤快読:「里山資本主義」

2013-08-29 | 世の中
『里山資本主義 日本経済は「安心の原理で」で動く』 (2013年) 藻谷浩介・NHK広島取材班 著 競争と成長に明け暮れるビジネス社会で長く生きていると、それが当たり前になってしまう。しかし、疲れきって一人になって考えると、いつまでも勝ち続けることはあり得ないし、永遠に成長することもない、という常識が頭をかすめる。競争し成長することで結果的に世の中に少しは役に立っているかもしれないが、もっとそれ . . . Read more

景気先行指標としての工作機械統計

2013-08-27 | ビジネス
工作機械統計は景気の先行指標としてよく用いられる。企業は景気がよくなると判断すれば設備の増強を考える。そして企業の設備投資には工作機械が欠かせないからだ。問題は日本の工作機械は世界で高いシェアをしめ、輸出比率が50%にもおよぶことである。つまり世界の設備投資の水準は日本の工作機械の輸出をみていれば想像がつくということである。これはドイツの場合もほぼ同じで、かつては日本とドイツが世界の工作機械市場の . . . Read more

通勤快読:「新自由主義の帰結」

2013-08-25 | 世の中
「新自由主義の帰結 - なぜ世界経済は停滞するのか」 服部茂幸著、2013年、岩波新書 ミルトン・フリードマンを源流とする新自由主義(昔は「マネタリスト」と呼んでたと思うが)が現代のアメリカ経済政策を引っ張ってきた。本書はその新自由主義政策がもたらしてきた弊害とバブルによる痛手を追求し、政策当局の無策を批判する。 1970年代に経済学をカジった時はケインジアンとマネタリストの勢力は拮抗しているかに . . . Read more

北総菜園日誌:2013残暑

2013-08-24 | 生活
残暑が厳しい週末はできるだけジムに通う。陰ヨガ、筋トレ、そしてまたボディ・パンプ、。。。できるだけ多様なプログラムに参加するようにしているが、ジムの中で涼むのも目的である。 砂漠と化した菜園は雑草の中にバジルとゴーヤのみが生き残る。トマトの残党とゴーヤとバジルを採って来る。バジルの葉っぱを洗い茎から切り取って乾燥させ、ニンニクとハーブソルトとオリーブ・オイルでバジル・ペースト作りに今年も取りかかる . . . Read more

みちのく紀行2013 (3)

2013-08-21 | 旅と食
最終日、JR五能線の鰺ヶ沢~深浦間を乗車。五能線は五所川原市と能代市を結ぶ全長147.2キロを走るJR東日本のディーゼル路線。最近は「乗ってみたいローカル線」として第一位の人気を博しているらしい。なるほど海岸線が美しい。 バスで昼食弁当の後、こんどは白神山地の十二湖を散策。約300年前の地震による崩落や地滑りで33の池ができ、主な12の池が山の上から見えたので十二湖と名づけられたという。「鶏頭場の . . . Read more

みちのく紀行2013 (2)

2013-08-20 | 旅と食
翌朝、八甲田山に向かう。青森は八甲田山を境に東の南部地方と西の津軽地方に分かれ、気候、作物、風土、方言が異なる。昔はお互いに仲が悪かったとも聞く。ロープウェイで山頂散策の予定だったが頂上付近は風速25メートル以上の強風でロープウェイは運行中止。 やむなくここはスキップして、津軽伝承工芸館で昼食後、白神山地の暗門からブナ林をガイドの案内で2時間ほどたっぷり散策することに。ところがこちらも到着したとた . . . Read more

みちのく紀行2013(1)

2013-08-18 | 旅と食
青森を旅するのはこれが初めてである。いつもは自由にレンタカーで走るのが自分流だが、今回は歩きが主体なのでツアーに参加。上野から東北新幹線で盛岡へ。そこから十和田湖までツアーバスで移動する。トップシーズンなのでツアーバスは満席。 平塚果樹園を経由して二時間ほどで十和田湖湖畔、休屋に到着。十和田湖はなぜあんなに澄んでいるのか。それは80-90%の水が湖底からの湧き水でできているからだそうである。またそ . . . Read more

興津紀行: 2013お盆休み

2013-08-13 | 旅と食
35度の千葉を抜け出して房総半島へドライブ。下田ふれあい農業館の澪で昼食。500円でデンスケ小玉スイカをゲット。圏央道に入り、興津の常宿に到着。気温はほぼ同じだが風は海風と山風が交互に吹いてちょっと爽やかに感じる。持ち込みの熊野三山と素麺で夕食。夜は外気を取り込んでどうにかエアコンなしで快眠。 翌日、小湊「なかむら」でランチ。店舗の位置が50メートルほど奥の線路沿いに移動。ちょっと古民家風で落ち着 . . . Read more

インフライト邦画館:「くちづけ」

2013-08-11 | 世の中
「くちづけ」2013年 出演:貫地谷しおり、竹中直人 知的障害をもつ娘と余命わずかな父の愛情と絶望の物語。追い詰められた父親の気持ちがやるせない。これが21世紀の日本の福祉の現状か。。。グループ・ホームでの知的障害者たちの生活が快活で気持ちがいい。「純粋な心の持ち主どうしだから落ちつける」という台詞が「健常者」と区分けされた自分に突き刺さる。彼らは「健常者」が失っているものを持っているのかもしれな . . . Read more

長寿国の憂鬱

2013-08-08 | 言語と身体
2012年の日本人の平均寿命は女性が86.4歳、男性も79.9歳と四捨五入して80歳となった。女性は世界一、男性は5位であるから、間違いなく長寿国である。 長生きの秘訣を書いた本は多い。食事、運動、喫煙、飲酒、そしてストレス。。。 確かに病気にならないに越したことはないが、生活習慣の改善だけでは確率が多少下がる程度で、ガンも心臓疾患もロシアン・ルーレットのように突然我々の運命に舞い降りてくる。所詮 . . . Read more

北総菜園日誌:2013夏風邪

2013-08-06 | 生活
夏風邪が治らない。東南アジア帰りからおかしくなり、中国出張を挟んでなお回復しない。特に咳がひどく体力を消耗する。 それでも日曜朝から雑草取りに出動。日照りで雑草も伸びないかと微かな希望も簡単に打ち砕かれる。虎の子の小玉スイカは破裂して虫の餌食となっていた。来年に期待しよう。トマトは終盤で残りの傷物を収穫。味は同じか熟している分甘い。死にかけたズッキーニが復活の兆し。向こう一週間のお天気次第である。 . . . Read more

インフライト邦画館:「富士山頂」

2013-08-04 | 世の中
「富士山頂」1970年 原作:新田次郎 出演:石原裕次郎、渡哲也、勝新太郎 富士山頂に気象レーダーを建設した男たちの実話に基づく物語。悪天候と高山病に悩まされながら難工事に挑む企業の担当者と地元の労働者の共闘する姿を描く。 富士山の美しさと厳しさをあらゆる角度から見せてくれるのもいい。世界遺産認定で登山ブームに沸く富士山だが、こんな鑑賞のしかたも悪くない。 協力企業に三菱電機、三菱重工業、大成建 . . . Read more

上海出張報告: 2013Aug.

2013-08-03 | ビジネス
本来、電話会議のところ、野暮用があり出張に変更。上海はここ数週間連日気温が38-39度に張りつき、街中も人々もモヤッとしている。ただ毎日のように午後には落雷を伴うスコールがあり、熱気とともに汚れた空気も洗い流されるのが救いである。 蘇州までクルマで移動。古都は一部分で今は新区と園区に広大な工業団地と居住区が広がる。上海に戻り、少し時間があったので外灘近くの19参IIIを覗きにいくと、そこはまるでガ . . . Read more