新・北総雑記 

シニア・フリーターの雑エッセイ

インフル・ワクチン ダブル接種

2010-01-29 | 生活
会社は季節性のインフルエンザ・ワクチンを接種することを社員に強く指導している。忙しさにかまけて延ばし延ばしにしていたら催促が入ったので、慌ててオフィスと同じビルのクリニックに駆け込んだところ、運よくすぐに射ってくれるという。新型のワクチンは日時限定だと聞いていたので諦めていたら、「それもついでにやっちゃいましょう」、ということになり、左手に季節性、右手に新型、という順番で一気にすんでしまった。たぶ . . . Read more

管理職の継承プラン(Succession Plan)

2010-01-28 | ビジネス
管理職の最後の仕事は自分の後任とそのマネジメント体制を構築しておくことだ。これは小さい組織では簡単ではない。部下が優秀であれば短期的な継承は問題ないし、その中から後継者が選ばれればそれが理想だが、優秀な部下がリーダーとしても力を発揮できるとは限らない。選手と監督の資質は同じではない。またオーナー社長でもないかぎり自分の一存で決められないことが多いし、外から迎え入れることも排除してはならない。純血主 . . . Read more

グループ会社経営会議

2010-01-25 | ビジネス
あらゆる組織はその周りに壁をつくる。これは組織の大小に関係ない。だから、一旦、分割された組織を何らかの求心力をもって統括するのはエネルギーのいる仕事だ。外資系の場合はことさら縦糸の力が強いので横で束ねるのは難儀である。正直、ボランティア精神をもって臨む必要があるが、ボランティア精神だけでは長続きしないのも何度も経験している。 部門やグループ会社の壁を越えた共通の関心事はもちろんある。人事交流・活 . . . Read more

JALと日本国 - 飛べない翼と浮かばぬ太陽

2010-01-23 | 世の中
日本航空はいとも簡単に法的整理となってしまった。GMの破綻と同じで国家の衰退と時代の移り変わりをを象徴する破綻劇である。日本航空の経営を責めることは簡単だが、視点を変えれば日本航空の状態は日本国そのものだとも言える。 老朽化した機体:少子化と高齢化社会 高い人件費:国内設備投資減退と製造業流出 退職年金コスト:年金問題 拡げすぎた航路:土建屋行政のツケと甘え 複雑な労組と人事:硬直し . . . Read more

真冬の利尻島への誘い

2010-01-22 | 旅と食
利尻・島ガイドセンターのNさんからメールが届いた。 昨年の夏に利尻島を一日ガイドしていただいた縁だ。 冬の利尻島のモニターツアーの案内で、自分のブログで内容や感想を発信することが条件。 残念ながら都合が合わず今回は参加できないが、そそられる内容と価格だ。 ちなみに雪をかぶった冬の利尻富士はあの「白い恋人」のパッケージになっている。 ****************************** み . . . Read more

退職金シミュレーション

2010-01-21 | ビジネス
謎に包まれていた退職金の計算式がエクセル形式で公表された。「公表」というのは正確ではない。就業規則の退職金規定を見れば書いてある。問題はザッと読んだだけでは何だかよく解らないことだった。今回の計算式はこの悩みを解消した。勤続年数や退職時期あたりの給与情報を入力すればたちどころに一時金と年金の額が算出される。 もちろん年金の方が一般的には有利に設計されている。加えて税金には要注意で一時金と年金では税 . . . Read more

テレビ取締役会

2010-01-20 | ビジネス
取締役会は最低年4回開催する必要がある。これは商法上の規定だから、従わないといけない。合弁会社の場合は各親会社の役員が取締役になるので、日常的な役員会の延長ではない。どうしても報告会のようになり議論は白熱しない。年に2回はF2Fで行うが、後の2回は以前は書類上で済ませていた。それはマズイということでテレビ会議を利用することになり、何年か経過するが、非常に効率がいい。 上海や大阪に行かなくても、通常 . . . Read more

週末の鍛錬

2010-01-18 | 生活
1ヶ月で10回アスレチックに通えば1000円の商品券をくれるというプログラムが舞い込んだ。ある程度、通ってもらわないとやめてしまう人が多いから、コンスタントに来館させることが重要なのだろう。1000円札を拾いたいわけではないが、何かの目標は効果がある。1ヶ月で10回ということは土日は皆勤賞でないといけない。 冬はテニスはお休みなので、土曜午前中にエアロバイクを30分(有酸素運動)、泳ぎを休みながら . . . Read more

ハイチへの支援

2010-01-17 | 世の中
日本フォスター・プラン協会からハイチでの地震被害への寄付の要請メールが届いた。 折りしも日本では阪神・淡路大震災の15周年を特集するテレビ番組が多く組まれている。他人事ではない。しかも最貧国の首都を襲った直下型地震だから被害がとめどなく拡大する危険性が高い。勤め先の米国本社も$100,000の寄付を米国赤十字を通じて拠出した。一人一人ができることはわずかだが、支援の輪を拡げるためにそのメールを添付 . . . Read more

携帯の中の生活

2010-01-17 | 世の中
長い通勤時間の間、携帯に没頭している人は多い。携帯ゲームを楽しむ人、サイトをサーフィンしている人、チャットで会話してる人は、ワンセグを視ている人、音楽を聴いている人、そしてブログを書いている人。 話をするための道具だった携帯電話は携帯端末へと進化し、オーディオ機器やゲーム機、PCからテレビまで吸収し同化しつつあるように見える。今に携帯の中で生活できるのではないかと思えるほどだ。 携帯の中の世界と現 . . . Read more

退却の技術

2010-01-15 | ビジネス
勝ち戦より負け戦のほうが難しい。経験がないと玉砕戦術を仕掛けたり、完全降伏となってしまったりする。 会社で言えば破綻や精算に追い込まれる負け方だ。そこに至るまでに手を打てなかった経営陣の責任だが、その後は破綻整理だろうが会社更正だろうが、経営者も従業員も株主も債権者もいわゆるステーク・ホルダーはみんなで痛みを共有しなければならないし、場合によっては公的支援という名目で国民の税金が投入されるから、T . . . Read more

「洗練」の代償

2010-01-11 | 世の中
何年かぶりでマレーシアから出張してきたD君と出張の道中を共にした。彼は都心を歩きながら思わぬ感想をもらした。「日本人は以前より洗練されているように見える」と言うのだ。自分には日本人の洗練されてない部分ばかり目につく常日頃だが、いくつか理由があるかもしれない。 先ずはファッションの変化。みんな小綺麗な洋服をまとっている。必ずしも高級ではないのだろうが、新しい服を着ているのだ。おそらく安価でファッショ . . . Read more

真冬の道央出張

2010-01-09 | 旅と食
正月休み明けの道央・旭川への出張はこれが2度目になる。低気圧の通過で文句なしに道央の寒さは厳しい。何せ国内の平地での最低気温を記録した街だ。半端ではない。ただし地形的には盆地なので雪は道東や東北日本海側ほどではないと言う。また以外に冬の飛行機の欠航は思ったほど多くはないとも言う。 当日、東京は冬晴れ。羽田のゲートから雪を頂いた富士山がくっきり見える程だ。問題は北の空港の状況だが天気予報は晴れ/曇り . . . Read more

通勤快読:「半島へ、ふたたび」蓮池 薫

2010-01-07 | 旅と食
「半島へ、ふたたび」(蓮池薫、2009年4月、新潮社) 拉致被害者の蓮池さんのソウル訪問紀だが、蓮池さんの視点は常に北を通してみる韓国・ソウルの風景だ。だからこれは蓮池さんにしか書けない紀行文であり、北の生活の回想だ。 前半はソウル紀行文、後半は蓮池さんのブログで翻訳家への道のりを語る。 「失われた24年間を取り戻す」ことに情熱を傾ける蓮池さんは精力的だ。時にそこまで急がなくてもいいじゃないですか . . . Read more

「日本復活への提案」

2010-01-06 | ビジネス
日経ネットPLUSから「日本復活へのご提案を募集」というメールが届いた。日本の何を「復活」させようと言うのだろうかと疑問が湧いた。日経だから「日本企業」の復活というのか、それとも「日本国」または日経的には「日本市場」の復活なのか。 「日本企業」の復活であれば、多少リーマン以後、傷んだと言ってもすでに多くの大手日本企業はグローバル企業であり、国境は消えかけている。市場としても生産基地としても研究拠 . . . Read more