津城寛文の徒然草Shiloh's Blog

時事問題や世間話その他に関して雑感を記し、著書その他の宣伝、関係者への連絡も載せています。

道具としてのタクシー

2017年02月02日 | 日記
 東京23区などで、タクシーの初乗りが410円になった、というニュースがありました。チョイノリ以外は、ほとんど料金は変わらないか、あるいは中距離以上は高くなるようですが、荷物の多い人やお年寄りには、福音だと思います。

 最近はタクシーの車種も、セダンのほかに、ワゴンタイプのものをみかけるようになりました。車いすのまま乗りやすいのではないかと、車体をみて思います。

 有名なロンドン・タクシーは、もとからワゴンタイプで、客室が広く高く、大きいバッグのまま、乗り降りできます。15年ほどまえ、ロンドンに行く機会があったとき乘ってみて、便利だなあと思いました。乗り降りもしやすいし、トランクを開けてもらう必要もなく、足下も広く、補助席もあり、道具として合理的です。スタイルも、個人的には、完成したものだと思います。

 セダンタイプは、自家用車としては、日本でもすでに少数派になってきました。高給なセダンに乗っているのは、セレブの方ばかりです。服装も、道具としてカジュアルになってきているように、車も道具となってきたので、タクシーでワゴンタイプが主流となるのも、時間の問題です。セダンのタクシーは、実用的な道具ではない、リムジンのようなものだけが残るでしょう。

 車両価格から考えて、ワゴンタイプの軽自動車をタクシーにすると、タクシー会社(個人タクシーも)の経費が、多少とも(50~100万くらい)軽くなるでしょう。その際、足下を広くして、荷物も置けるように、後部座席がハッチバックぎりぎりまでスライドできるようにすると、ロンドン・タクシーのように、大きい荷物を持ったまま、乗り降りがしやすくなります。スタイルも、完成したロンドン・タクシーの縮尺がいいのではないでしょうか。タクシープールに、軽のワゴン車が並んでいる情景を想像すると、スペースの無駄も省けるような気がします。

 ワゴンタイプのタクシーは、黙っていても、これから増えていきます。つぎは、軽自動車のタクシーが増えることを、期待したいと思います。

 
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