絶版拙著のウェブ版、図表の目途が

　記事の下手な見出し風ですが、前々回に書いた、拙著のウェブ版の図表を、うまく作成する目途が立ちました。論文の副査を担当している、行動力抜群の留学生がいて、この話をすると、ボランティアでやってくれるとのこと、お礼は夕飯でOKなようです。

　窮すれば通ず、捨てる神あれば拾う神あり、などの諺を思い浮かべます。あれこれ心配して手をこまねいているより、仕事を始めると、どうにかこうにかなるものです。

　ちょうど、卒論を書かねばならない4年生が来て、「就活で忙しい」と言ったので、「就活をしながら、卒論も書きなさい、雑用が終わってから、本業に取り掛かろうと思っても、いざ暇ができると、思ったほど仕事は進みませんよ」と偉そうに指導したのですが、もちろんこれは、自らに言い聞かせる言葉でもあります。

　雑用が多いと、なかなか取り掛かる気力が出ないものですが、自分を騙し騙ししながら、すこしでも仕事を始めると、少しは仕事が進みます。たとえていえば、「起きよう、起きよう」と思いながら、なかなか起きられないときに、「起きよう」と思わずに、体を起こすと起きられることがあります。ちょうどそのように、騙し騙ししながら、あと数年、仕事をしていきたいと思います。