OAインストラクターのオンとオフ

パソコンインストラクターshienaのお仕事と日常

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生徒さんが一人でもできるようになること

2016年02月20日 | インストコラム
今日のタイトルは、「やっぱりこういう視点が必要だよねえ」と思ったということで。
特に初心者向け講座のインストラクションの時に強く思います。

最近では個別にご自宅にお伺いしてのレッスンや、ご相談を受けることもしている日々です。

パソコンのお教室や講習会に通ってらっしゃる方のお宅にご訪問することも多々あるのですが、
そこでよくいただくご相談に「ファイルの開き方がわからない」というものがあります。

お話を伺っていくと、そのご質問の多くは「教室では○○というところから開いています」というもの。
つまり、エクスプローラーから直接ファイルをダブルクリックして開いているというケースがたいへん多いです。

特に、受講生の数が多いような一斉講習の時って、上記のように、
特定場所に、すでに保存されているファイルを開いて続きを作る、という操作をすることが多いですよね。
楽に開けるとか、講座の進行上わかりやすいという利点はありますが、
ちょっと気を付けないといけない点もあるなあと。


パソコンの入門の時点からほとんどの操作を、エクスプローラーから開く方法で続けていると、
その操作が、生徒さんにとっての「正しい操作」になってしまいます。

すると何が起こるかというと、自宅で学習をする際や、
1から文書を作ろうと思った時に、それができない(ファイルが見つけられない)という
困ったことが発生します。

(付随して、名前を付けて保存と、上書き保存の違いがどうしてもわからないとか、
ファイルの保存場所を間違えるというミスも多くなります。)

これはいけないなあ…と。

+++

基礎講座の時などは特に、最初は繰り返し繰り返し、
遠回りでも正しい開き方をとるほうがいいなと、感じています。

Wordでしたら、まずはWordを開いて→ファイル→開く・・・そしてひとつひとつたどって、ようやくファイルを開く。

それを繰り返して、定着してからようやく、エクスプローラーから開く方法に移る。
というのが良いのではないでしょうか。


これは本当に思うのですが、「生徒さんがご自宅に帰っておひとりで操作するときに困らないように」
という視点を持ってインストラクションをしていくことは、大変重要だと。

パソコンをすでに利用している人たちにとっては、何も意識せずにササっとできているようなことでも、
初めてのかたは、きちんと段階を踏んでトレーニングをしていく必要があります。

ひとつの操作を実現するには、どういうスキルが必要で、それにはどんな知識が必要で、
それを学び「着実に定着させる」(←ココ大事)には、
何をどういう順番で、どう時間を配分して進めていくのがよいのか。

初心者の方にとって「ひとりでパソコンを利用する・できる」ということはとてもハードルの高いことです。
その方々の目線に立って、その人たちに必要なものに気づいていきたいです。


時間制限や範囲が決められている講習会などでは、ついつい、講座の進行や足並みをそろえるとか、
そのような講習会の外枠的なところに意識が行ってしまうことも多くありますが、
今一度、「生徒さんが一人でもできるようになること」という視点に立ちかえって、
いったん自分自身のインストラクションを振り返ってみるのもよいのではないかと思いました。

時間制限と範囲が決められている中でも、できることはたくさんあります。

生徒さんの声から、ふと見落としてしまうようなことたちに気づかせていただいています。
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できることを、丁寧に続けていくこと

2015年08月26日 | インストコラム
ここ数年、女性限定の、個人訪問(マンツーマンレッスン)のお仕事をさせていただいています。

ご依頼をいただけること、本当にありがたく思っています。

+++

今の自分にできることで誰かの役に立てる、役に立てている、ということ事体が、
心からありがたいことだと、感じるようになりました。

もちろんこれまでも感じていたことですが、
個人のお仕事をするようになって、このことがとても大きく感じられるようになりました。

困ってらっしゃるお客様のお役に立てること、喜んでいただけること。
そして再びご依頼をいただけること。
うまく言い表せないのですが。


皆様の思いに、ひとつずつ丁寧に、向き合っていきたいです。

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やさしさとは具体的に何だろう

2015年08月11日 | インストコラム

講座を行ううえで、やさしさ、をいつも意識していたいです。

やさしさって、具体的になんだろう?
と、ふと考えていました。

やさしさって、取り上げだしたらたーくさん。キリがないですけれど、
今パッと思ったのは、裁かないこと、安心させること、なのかなあ、と。

+++

裁かないこと・・・とは具体的には「できなければいけない」「この人はできるできない」「これは良い悪い」という
判断や評価をしないということ。
「肯定すること」、とも言い換えられるでしょうか。

自分自身がそのように評価せず見守られるのなら、嬉しいなあと思うから、という理由もあります。

いつもフラットにいられたなら。そして、いつも目の前の生徒さんの可能性を信頼したいです。

ちょっと話それますけれど、信頼することって、わくわくしますね。

ある人に、インスト中イライラしないんですか?って聞かれました。
むか~しは、イライラしたり焦ったりすることもありましたけれど、もうこの数年はほとんどありません。

少しの”ステップアップ”がとても楽しみです。
「できなくて当然」からスタートして、少しでもできかったことができるようになっていく
すばらしいことです。

先週使えなかった関数が、今週はだいぶ迷いなく使えるようになってきている!
ダブルクリックができるようになった、昨日はできなかったけれど、今日は1回うまくできた!
マウスポインタの迷いが少なくなってきた!
そんな少しの変化も、見逃しません 
少しの変化をピックアップしていくと、日々変化だらけになります。笑 

そのような皆様の姿を観るのが本当に楽しくて嬉しくて、そんな
たくさんの変化を拝見し続けていると、「大丈夫できる」って、おひとりおひとりを
信頼できるんです。

信頼できると、がぜんワクワクしますね。
楽しみがぐんと増えます。


今は色々失敗してしまったりうまくできない生徒さんがいても、
必ずできるようになるのですから、がっかりすることもありません。

ちょっとぶっ飛んだ感覚かもしれませんが、「あらら、今日も失敗しちゃいましたか、まあ必ずできるようになるから、問題なし!」って
笑える、状況です。
先が楽しみになります。

生徒さんを裁くことなくいつもフラットに、信頼していること。
これも、やさしさなのかもしれません。

+++

それから、もうひとつ、安心させること。

安心させるって、具体的にどうしますか?

楽しさを感じていただけるように、フッと力を抜ける時間を用意するとか(←今これが私のテーマでもあります)。
うん、やさしさ。


あとは、操作を行う時に、
「次に何をするのか」「今何を目的に操作をしているのか」「今開いているデータはいったいどういう内容なのか」が
わかること。

つまり生徒さんの視界を広げて、心に余裕を持たせる工夫というのでしょうか・・・、
それもやさしさであると、感じています。

次に何を行うのか不安なまま操作をしていたのでは、操作中の理解度が下がってしまいます。
目的を理解していただいて、それができると具体的に何に役立つのかを意識していただいて、
その上で操作を行っていく。
そうすると、「難しい」という感覚も減りますし、「知りたい」意欲も高まるなかで操作を行えますから、
学習効果がグンと高まります。

+++ 

ところで最近、パソコン以外の講座のサポートに入ることも多い日々を過ごしています。

そんななかで、先日、ある講座でご一緒した講師が講座後に、ふと発した言葉。

「わかりやすいだけじゃだめなんです。感動させないとだめです。」という言葉。
ハッとしました。

「感動」という言葉。

すばらしいなと、思います。
完璧と思われる講座をおこなっていながら、さらにそれ以上の満足感や感動をご提供したいという、
さらにクオリティーの高いサービスを目指してらっしゃる姿。

感動させるって、難しいことだと思います。
何をしゃべったら、・・・さらに、どうしゃべったら・・・、タイミングまでも、
それぞれの受講生によって全く違うわけですから。そこを捉えている必要があるわけで。

でもその「感動」を提供できると、満足度はすごくアップするでしょうし、
感動した出来事は自然と記憶に定着しますし、さらに、生徒さんのモチベーションもグググっと大幅にアップします。 

さて。
パソコンの講習で、「感動させる」には、どこをどう、工夫していったらよいでしょうか。
また楽しくなりそうなテーマが、見つかった心地です。

+++++ 

すべては、受講生の立場に立つ、ということなのでしょう。

この「受講生の立場に立つ」ということは、さらっとよく言われる言葉ですが、実際に正しく実行するには
高度な客観性が必要なことと思います。

うまく言いあらわせないのですけれど、「自分が生徒だったら」という、自分目線ではなくて、
目のまえの生徒さん・・・たとえば、Aさんだったら、Bさんだったら、Cさんだったら・・・という、
受講生目線になる、ということなんですよね。

”自分目線ではない”という点を「意識」することが、必要なことなのだろうなと。

観察すること、そして、生徒さんひとりひとりを知ること、が必要になってくるのでしょうね。

シンプルに思えることこそ、実際に実行し続けることが難しいのかもしれないと思う、今日この頃です。

+++++

生徒さんの目線に立った、やさしさをご提供すること。意識していきたいです。

また、いろいろなやさしさ、を、周りに聞いてまわりたいです 

 

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ひさしぶりの更新です。コラムに書いていただけました。

2015年08月10日 | インストコラム

ご縁がありまして、朝日新聞(全国版) 土曜版"be"のコラム『はたらく気持ち』で、
私のOAインストラクターとしてのエピソードを文章にしていただけました。ありがたいことです。

2015年8月8日(土)の、「年配の生徒に感謝される喜び」という記事です。
(ね、ねんれいがばれる...

記事のタイトルは、文章を書かれた田中和彦さんがつけてくださいました。
こういう切り口というか、タイトルなんだ、って、チョット嬉しい気持ちになります 

記事をご覧になった、どこかのどなたかに、私のおもいが伝わったなら、
そして、何かを感じてくださったり想ってくださったなら
とても素敵でありがたいことだなと、思います

+++

コラム『はたらく気持ち』は、人材コンサルタントであり、映画や出版というコンテンツプロデューサーである田中和彦さんが
連載なさっているコラムです。

様々な職業の方々の、はたらくなかでの喜怒哀楽が描かれています。
喜怒哀楽・・・そこには、苦労や感動や喜び・・・、そう、確かな”リアル”と”ドラマ”がありますね。

田中さんが書かれている文章でありながら、ご自身の存在がフッと後ろ側に隠されているような、
見守るような視線に、暖かさだったり丁寧さ、また主人公への敬意、を感じます。

主人公(語り手)のそのままの経歴と、語り手が大切にしていることを、
丁寧に観察なさって&ピックアップして描き出している文章は、
まるで、一枚の絵を見ているような心地にもなります。

バックナンバーは、こちらのアドレスで読めます。(会員登録が必要です)

■朝日新聞デジタル 「はたらく気持ち」一覧
  http://www.asahi.com/be/hatarakukimochi/

ほんの数分間のドキュメンタリー、を、たくさん観る、みたいな感覚になって。
読み終わった時、前向きさや希望や笑顔、というパワーが、心に静かに注がれていることに気づきます。

ぜひ、バックナンバー、ご覧になってみてくださいね

 

ありがとうございました。

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「できなければいけない」という目線を捨てる

2014年03月18日 | インストコラム
今回の記事は、ご年配の受講生が多いパソコンスクールでのインストラクションに寄った
ものかもしれません。


++++

インストラクターは、常にフラットな目線で居るということが必要ですね。

目の前の生徒さんに対して、好き嫌いの判断をしないとか、思い込みで見ないとか。
どんな周囲の状況であっても、自分自身の感情がどのようであろうと、
受講生の前では常に「いつものインストラクター」で居るということ。とか。

そのラインのお話でもあるのですが、インストラクションする時に、
「できなければいけない、できるようにならないといけない(受講生が)」という
目線を捨てることって、大事だと思うんです。

インストラクター自身が「できなければ劣等生=ダメである」という教育の中で育ってきているため
知らずのうちにそういう価値観で「勉強」というものをとらえていることが、
原因の一つになっているのかもしれないなあ、なんて
フンワリ思ったりもするわけなのですが。

インストラクターの、そのような目線やスタンスは、
インストラクションにあまりよい形で出てこないなあと、感じています。

なかなかできるようにならないとか、何度も同じ質問をする生徒さんを目の前にすると
インストラクター自身の”いらだち”につながり、受講生に厳しく接するようになってしまいます。
あえて放ってみるとか、子供にしつけるような対応になるとか・・・。
それらは結果的に、受講生を委縮させることになり、「でない」をさらに助長させる
スパイラルにはまっていくのです。

そのあとは、負のスパイラルです。
さらにインストラクタはイライラして・・・受講生はさらにできず・・・、
受講生の自信喪失やストレスにつながり、最悪の場合教室やめてしまう・・・
ということにもなり得ます。

そういうケース、様々な場所で、たくさんたくさん、観てきました。


+++

人ってそんなにすぐに、できるようになりませんもの。
普段使わなければ、数日経ったら忘れちゃいますしね。
それに、色々な思いでみなさん通っているわけで、「しっかり習得しよう!!」という
熱い思いを持って、予習復習しっかりと!・・・という姿勢で通っているかたって案外少ないものです。

要は、できなくて当然なのです。

そう、「できなくて当然」というところをスタート地点に・・・そこをベースにいつも考える方が
優しいなって、感じています。


うまく表現するの難しいのですけど、心持としては、目の前の生徒さんは、
「できなくたって」いいんです。
裁かずに、受け入れるスタンスが良いのでしょうね。


できるできないじゃなくて、もっと大事なのって、楽しいか楽しくないか、だと思うんです。
もう、ここのブログで何度も繰り返し書いていることですが。

何年も前から、このことを思っていて、それは今もずっと変わっていません。

楽しければ、自然に受講生の力は伸びていきます。
「できるように」なんて思わなくたって、勝手に自然に、受講生はできるようになっていくのです。

目の前の受講生ひとりひとり、性格も価値観も、通っている目的も違いますから、
それぞれに、「楽しい」と思える形はきっと、違うでしょう。
それを、探していくのって、とても楽しいものです。

この人は、何を楽しいと感じるのだろう。
どういう形の時間が心地よく感じるのだろう。

人によってですね。
新しい機能をバンバン知ることが楽しいと感じる人もいれば、
インストラクタとおしゃべりしながら、少しずつ目の前のことをこなすのが楽しい人もいます。

目の前の人に合わせて、それぞれの「楽しい」や「心地よい」を見つけて
それに応じたやり方で、レッスン時間をご提供していくことこそが、すべてがうまくまわる
ベースになるんじゃないかなあって、思います。


+++

特にご年配は、本当に、ゆっくり時間をかけて、楽しんでいただくことが大事ですね。
年齢によって、ものごとを理解する速度も、キャパシティも、大きく変わってきます。

さらに、高齢になってからパソコンを始めた方は、とても繊細な方が多いです。
きっと、パソコン教室の扉をたたくこと自体がとても、敷居の高かったことかもしれません。
「迷惑かける」などというお気持ちを持ちながら、通っているかたも多くいらっしゃいます。

ゆっくりでも大丈夫ですよ、迷惑だなんてこと何もないですよ、
大丈夫大丈夫、忘れちゃったって大丈夫。
間違えちゃいました?あらら~、やっちゃいましたね~大丈夫ですよ(笑)って、
「できない」ことや「なかなかうまくいかない」ことも
一緒に笑い飛ばしちゃえるような「楽しい」空間をつくることが、優しさだなって、思います。

受講生の「不安」は、笑いで解していきましょう。
そう、インストラクタは「怖い」存在ではなくて「安心」する存在であれたらいいですね。

リラックスして楽しんでいただいて、ひとつできるようになって。
はやく出来なくたっていい、気づいたらひとつ、またひとつ、できていた・・・!っていう姿。

多分、その方がインストラクタ自身も楽しくできるんじゃないでしょうかね?

同時に、そういうスタンスでやっていると、できないところより「できた!」ところを
たくさん発見できるようにもなります。
案外・・・と言ったら失礼なのかもしれませんが、どんなご年配の生徒さんでも、進歩しているのですよ。
小さい進歩を見つけて、そこを大事にできたらいいですね。


+++


もし、目の前の受講生がいつまでもいつまでも、ずっとできるようにならなくて、
苛立っちゃっているインストラクタさんがいたら、
ちょっと一息、深呼吸をして、「できるように」なるやり方を捨てて、「楽しいと思える」やり方に
シフトしていくといいんじゃないかなあって、思います。


++++

■OAインストラクターのオンとオフ過去記事
 「楽しい講座とは」
 「ワクワクの力」
 「インストラクタはいつも笑顔で」
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自分の変化

2014年03月08日 | インストコラム
私がインストラクターの仕事を始めたころはまだ、
パソコンインストラクターを本業にしているかたが、あちこちにたくさんいた時代でした。

色々な場所で、本当に、いろいろなタイプのインストラクタと出会ってきました。

駆け出しの頃・・・そうですね、まだ4年目くらいの時かな、
その頃に出会った、スパルタ先生たちを、今日ふと、思い出していました。

+++

職業訓練関係の講座で出会ったインストラクター(先生)です。
毎回、決められたカリキュラムを決められた時間の中で、キチッと進める、
そして、毎回の講座が完璧で、とてもわかりやすい。
ピリッとした空気をもってやっているメインの先生がた。

そう、もちろん、メインもやりますがサブもやります。
両方とも完璧にこなします。

完璧なだけに、ひじょ~うに「怖い」で有名な先生方もたくさんいたんです。

例えば準備が足りないサブがいれば、ビシーッ!としかる。

そうそう、よく覚えているのが、準備不足で講座の進行をきちんと把握していなかったサブが
言い訳で「家事が忙しくて・・・」というようなことを言ったら、ビシッと
「家事で忙しくて予習ができないなら、この仕事は今すぐ辞めてください」と言い放った事件。

当時、頑張っても頑張ってもまだまだ足りないという意識で、必死にやっていた私にとって、
「ひゃ~!」と、びっくりするエピソードでした。

当時は、いつ自分が怒られるかヒヤヒヤしていたし、
できるかぎりそういう怖い先生のサブには入りたくない~~などと、
戦々恐々としていました。
怒られたことはありませんでしたが(笑)

+++

そして今。

本当にびっくりするというか、面白い感覚なのですが、当時私が「怖い」と思っていた先生たちの
気持ちがすごくよくわかる、全く同じく思う瞬間がたびたび訪れる私が、居るのです。

「あれっ...これは...」と、気づいたとき自分でハッとしました。

さすがに、私も完璧ではないので、そうそう人のことビシッと叱ることはできませんし、
どんなインストであっても、一緒に組む人のよさを見つけてやっていこうという姿勢でいますが、
それでもやっぱり、準備してこないとか、勉強が足りない状態で
講座に入るとか、甘い状態でインストラクションするインストに会うと、
当時怖いと思っていた先生たちが言っていた言葉たちと、同じ言葉が
浮かぶのです。

メインインストラクター、サブインストラクター・・・ほか、
様々な形の場があると思いますが、
自分が受講生の目の前に立つときには、準備はできるかぎり完全にして行きます。
テキストの展開をおさえるのはもちろん、どこで何を伝えるのか、また、
時間配分、操作確認&検証と、疑問点を調べ上げる・・など必ず行います。
何を聞かれてもきちんとわかりやす答えられる準備等。

お金を払って来てくださっているお客様ですから、
私たちインストラクターは、聞かれたことに対して
きちんと、わかりやすく、答え説明する責任がありますし、
それが私たちの仕事の基本です。

また、受講生は、インストラクターのことは、
「何でもわかる」と、思っていますし、信頼してくださっています。
そのベースがあって、私たちの場所を選んで、お金と、
大切な時間を、かけてくださっています。

受講生に「?」を残したまま、「うーん?」というモヤモヤを残したまま・・・にするのは
いけないと思うのですね。
みなさまは、その「?」や「うーん?」を取り去るために通ってくださっているのですから。
そこのあたりは、慎重に、そして誠実にいたいと思うのです。

そうなるとやはり、出来る限り最上限の事前準備を
しておくことって必須なんです。

不器用なやり方なのかもしれませんが、
こうやって全力の11年間を過ごしてきた今、
当時出会った「怖い」インストラクターのみなさまは、
ああ、本物のプロフェッショナルだったんだなと、
心の底にストンと落ち着くように、気づきました。

11年やってきていてもまだ手が届かない、ストイックさがリアルに感じられて
リスペクトすると同時に、
恐れるべき人たちではなかったんだと、気づくことができました。

今になってようやく、ですね。


そして、今その先生たちの近くに立っているらしい自分自身を感じたら、
とても不思議な心地になっています。

ああ、もしかして、私って怖いのかな?とか思うこともあります(笑)
怒ったりはしませんけどね。

11年目の重み、というか。
ひとつのことを細々とでも突き詰め続けていると、人ってこうなっていくのかもしれません。

嬉しいのか悲しいのか、わかりませんが。
ただ、私にとってはとても、貴重でおもしろい気づきでした。

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受講生の平等を守る

2013年07月17日 | インストコラム
個別指導の教室での話です。

最近時々行っているパソコン教室。
まだ数回しか行っていないのですが、じっと様子を伺っている時期です。
まるで、木の陰から覗いている者のよう・・・(笑)

個別指導ですので、1コマのレッスンで数名の生徒さんがいて、
みなさんそれぞれの操作を学習なさっています。
インストラクターはひとりひとり平等に、声掛けしなながら
インストラクションを進めていきます。

そんなひととき、あれっ?と思った出来事が。


ある生徒さん(Aさんとします)が、テキストを逸脱した操作を持ち込んできました。
テキストに無い、自分の住所録などを持ち込んで、今ご自身で必要な
書類やあて名等一式を作りたい様子でした。

その方のために、勤務時間を終えたはずのインストラクターが一人
残っていました。

複数の生徒さんのなかにAさんが並んでいて、Aさんにだけインストラクターが
マンツーマンでついています。
私はその他の複数の生徒さんを担当していたのですが、
よくよく聞いてみると、Aさんはとりわけ別料金というわけでもなく
他のかたと同じ料金でやっているそうです。

++++

このかたちに、違和感を覚えました。
ここの教室ではすでに、カリキュラムと使用テキストはキチンと出来上がっていて、
生徒さんたちは、皆様同じお値段で同じカリキュラムを進めていきます。
要は、同じ量のインストラクションを受けられるのがフェアであって。

上手く言えないのですけれど、
Aさんばかりサービスの比重が大きくて、ほかの生徒さんを考えると
ちょっと不公平な状況。

もしこのAさんが同じ価格で受講しているのだと、仮にほかの生徒さんが知ったとしたら
きっとクレームにつながるでしょう。


また、言い方悪いですけれど、1コマ価格が非常にお安いパソコンスクールです。
キチっとした基礎的なカリキュラムがあって、そのカリキュラムとそれに伴うサービスのお値段が、
それです。

Aさんの受講内容をチラチラっと見たりしていても、この内容だったらもっと金額とるものだなあと
頭の中で計算している自分がいました。

プラス、インストラクタが1人この人のために残っているということは、
人件費もかかることだし、通常4人分くらいのサービスを
一人で受けるわけだから・・・インストラクターのスキルも鑑みたうえで、
これはいくらくらいが妥当なのだろうか・・・と、
さらに頭の中で計算している私。


++++

そういえば昔、自分がこんな記事をアップしたことがありました。

どこまでフォローするもの?

今この記事を読み返して思うのが、どこまでフォローするか迷ったら、
「価格」で判断するのも一つの方法かなあと、感じています。

教室のスタンダードがあるなら、その価格と比較して、かかる時間、そして
何人分のサービスが必要になるのか、また、準備だったり、インストラクターが持ち帰って
行う作業が発生するならばそれに必要な手間と時間をどれくらいとるのか。

また、その作業をサービスとして行う場合の、業者なりの一般的な平均価格も調べておくと、
参考になるかもしれません。

そのあたりを客観的に計算して、教室のスタンダードとあまりにもかけ離れるようなら、
また、諸々の負担が大きくかかるものであれば、
スタンダード価格の中で請け負うものではないのかもしれません。

上記はあたりまえのことなのかもしれませんが、
現場でどっぷりインストラクションを行っていると、
そのあたりのボーダーラインと判断力が、だんだんぼやけてくることが
あるような気がしています。


断るという方法もあるでしょうし、内容によっては別の場所にお願いしてもらうという方法もあるでしょう、
また、マンツーマンですとか別料金のコマをとっていただくという方法もあるかな。
また、そのような料金体験が無いのなら、作る必要があるなと。


それはひとえに、教室に通っている生徒さん全員の ★平等を守る★ ために。
ルールを決めるってとても大事。
決めるだけじゃなくて、守る努力も大事。


頼られたら断れない気持ちもすごくわかるし、
なんとかして差し上げたい気持ちもすごくわかるけれど。
私もそう思うタイプなので、本当わかるのだけれど・・・!
けれどけれど・・・、その、善意の気持ちだけでサポートを続けてしまうと
これが後々、インストラクター自身、そして教室の首を絞めていくことにつながると
危機を感じるのです。

むげに断ることができない・・・のが通常だと思うのですけど、
それなら、料金体系をきちんと作って対応するって大事ですよね。
どこまでやれるかの範囲も、ざっくりでも決めておく必要がありますね。

電話対応にしても同じことで。
電話対応はしない、と決めちゃうのも一つの手段かもしれませんね。
実際に画面を見てみないと、徒に時間だけが過ぎていくものですし。

+++++

そして、それに伴って、生徒さんからわがまま(言い方悪くて申し訳ありません)らしきものが、
出てきたとき、ポイントポイントでギュッとしめていくいくことも、インストラクタのスキルの
一つなのではないかなあと、思う日々です。
教室の場合は特に。

生徒さんの要望に全部どんどん答えていたら、どこまでも要望は大きく、そして
高くなっていきます。
そして、「やってくれて当然」の認識が出来上がってしまいます。

最終的に疲れ切ってしまうのはインストラクターで、
適切なサポートができなくなります。

そのようになってしまってからでは、とてもとても大変です。
生徒さんから何か一つ飛び越えた要望が上がったときには、最初の段階で
きちんと教室としての姿勢と、対応するためのコース料金などの準備があること、
また、対応できないものがあるならそのラインも、お伝えして
ご理解いただけたらいいですよね。

生徒さん皆様の平等を守りたい、そして、安定した質のサービスを
提供し続けていきたいのだという、想い、を、きちんと生徒さんにお伝えできれば
例え通常料金よりも高い価格を提示したとしても、嫌な顔をする方は
いらっしゃらないのではないかと感じています。


あと、そのイレギュラーレッスンを行ったインストラクターには
通常よりも高いギャラを支払えると、インストラクター側もまた平等になりますね。


・・・・と、今日考えていたことでした。

+++++

■OAインストラクターのオンとオフ過去記事
 「生徒にひきずられてはいけない」
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できると信じる

2013年07月10日 | インストコラム
いやはや何年振りかの更新で・・・。
すっかりインストラクターの仕事も激減している昨今。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。(変な挨拶ですみません、久々なのでギコチナイのです。)

私は相変わらず、インストラクターを続けております。
現在は、業務委託でそこここの講座のメインやサブをしながら、
そして、ある事務所でOAインストラクターのデスクワークをしながら
街の小さなパソコンスクールで週数回インストラクションなどをする生活です。

昔ここのブログに沢山ブログを書いていたころは、
集合形式の講座の経験も浅かったですが、今となっては
色んな環境でいろんな講座を担当させていただくことができて、
もうかれこれ、長い、という領域に入っちゃいました。

仕事内容としては、あまり、変わってませんね(笑)
デスクワークをしているということくらいでしょうか、昔と変わったのは。

このブログをはじめたのが2005年ですが、インストラクターの仕事を始めたのは
2003年です。今年は2013年。なんと10年経ってしまいました。

過去の私に会いに来ました(笑)
10年後はこんな感じの私になっているよ。あのころの答えが今の私です。

確実に言えることは、変わらない部分は変わらない。
10年経っても変わらない。
そして、当時の頑張っていた私が時に、今の私を励ましてくれます。
当時の自分に、偉そうなことは言えませんが、今確実に言えるのは
「ありがとうね」という言葉です。

++++++


さて。

今日は私がずっと携わっている、インストラクターが生徒さん個々に対応していくという
個別指導にフォーカスしたお話を。


個別指導の教室で、どれくらい生徒さんに声掛けをするかというのは
その教室の方針によっても様々かと思います。

あまり声掛けをしない方針の教室もあれば、どんどん声かけする教室もあるでしょう。
また、インストラクターによってもそのあたりのさじ加減というか
力加減が違ったりもします。

どんなタイミングで、どれくらいの声掛けをすればいいのか。
声をかけすぎ?かけなさすぎ?
たまに振り返ってみるのも良いのではないかなと。

力加減がわからなくなったときには、ぜひ、「この生徒さんは必ずできる」と
生徒さんを信じることを、してみるとよいのではないかと思います。

どれだけ見込みが薄い方でも、どれだけ高齢の方でも。


例として。
特にご年配の受講生に対応する場合ですが、インストラクターは妙につきっきりになったり
声掛けを多くし過ぎたり、手助けを多くし過ぎたりする傾向があるように感じています。

つきっきりでないと、できない人だと、最初から決めてかかっていませんか?
これは、私自身にも自分で自分に注意喚起という意味で、問いかけていることです。


受講生はみなさん、できるようになるのです。たとえ、始めはできなくても。
一番大事なのは、インストラクターが生徒さんの伸びる力を信じて対応することです。
「絶対に、できるようになる」と、その方の力を信じて、見守る姿勢をベースに
その方に合わせて「できる」を一緒に育んでいくこと。

その際必要なものを考えると、
その人に合わせた説明速度、
インストするときの声のトーンや言葉選び、
声掛けをするタイミングや量、
様々な要素があると思います。

↑このように書くと、すごく難しいことのように文面だと見えるのですけれど、
様々な個性を持つ生徒さん、一人一人を「信じて見守る」姿勢・・・があるだけで、
これらが自然にちょうど良いバランスでできるようになると感じています。

その生徒さんが、「自分で」(←ここ大事)できるようになるための
流れを作ることが、インストラクターの役割だと感じます。

目の前の操作を完了、もしくは完成させることがインストラクターの仕事ではありません。
手助けをすることが仕事でもありません。


長い目で、常に一歩先を見てその人を信じて対応する。
そうするとですね・・・、これが、自然とどんどん生徒さんの力が伸びていくんです!


今のサポートで、
このかたは一か月先、自分で少しずつできるようになっているかな?
今日やったことを、明日忘れてしまってもいいけれど、その場では理解できていた?
生徒さんはちゃんと、今何をやっているか把握している?
今日生徒さんは、少しでも「自分で」考えて、自力で、操作をできていた?

もしも・・・。3か月4か月・・・、まったくできない進歩のない生徒さんがいたら、
もしくは、3か月4か月・・・、最初の頃と変わらずインストの手助けが多く必要であるならば、
もしかしたら、生徒さんができないのではなくて、
インストラクターがその生徒さんを「できる」と信じ切れていないのかもしれません。
あれこれ、やりすぎちゃっているのかもしれません。

インストラクターの手助けは、必要最低限でよいのです。
その「最低限」の量は、生徒さんによって違うでしょう。

そのラインを探したりすることもまた、
この仕事をしていて楽しいポイントだったりもします。



・・・と、こんなことを、靴を履きかえているときに考えていました。
今日はここまでで。
コメント (2)
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83歳のAさんその後

2009年11月08日 | 色々な生徒さん
こんにちは。

前回の記事で、83歳の生徒さんの話を記事にしましたが、その方の
話の続きです。

かれこれあれから何カ月かな、3カ月くらい経つでしょうか。
Aさんは変わらず毎週1回、コンスタントにいらっしゃっています。
先月Vistaパソコンを新調して、ご自宅でも触ってらっしゃるご様子。


そのAさんの成長というか、スキルアップが素晴らしくて、
毎回授業が終わると、「Aさん本当すばらしいですよ」と、ほかのスタッフに
話しています。うれしくて!

入力もだいぶスムーズにできるようになってきました。
ご自身のパソコンを持ち込んでのレッスンなのですが、マイドキュメントに
ご自宅で入力練習して保存した文書がたくさん入っています。


思うようにできないことを「歳だから」と、自分に「できない」というラベルを
貼ってしまう方が多い中で、Aさんはきちんと前向きに操作なさっている様子。
その姿勢が、本当に素晴らしいと思います。

私も80歳になってもそうありたいです。



最初のうちは、パソコン初めてだったということもあって、
操作に夢中になり、何を言っても全部こちらの話が右から左へとおりすぎて
しまっている感じがありましたが、このごろでは
ひとまず手を止めて、私の話を聞いて、それを正しく操作しようという
余裕が出てきたご様子です。

こういう変化がすごくうれしくて。


年末なのでそろそろ、年賀状作成に入っています。
どんなハガキができるかしら?
時間をかけて、のんびりゆっくりまいりましょう。



毎回のレッスンを楽しく、次が楽しみになるような時間を
ご提供していきたいです。



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83歳の第一歩

2009年08月06日 | 色々な生徒さん
最近は、「パソコン初心者」と言ってもマウス操作がほぼできる状態の方が
増えてきたように感じます。

マウスの操作、「クリック」なども知らない初心者の存在があるということを知って、
驚くインストラクタに会うことも多くなってきました。


それでも、まだまだ、本当に初めてパソコンに触るという初心者は
多くいらっしゃいます。
個別や個人講習を行っているスクールではとくに。


数か月前に、83歳になる男性(Aさん)が、うちのスクールに入会しました。
マウスも触ったことがなく、キーボードに触れるのも初めて。

最初のうちは、ご自身でも、自分自身の力のなさに多少のいらだちを
感じているご様子が見えていた時期もありました。
続けてくれるかな??と、ちょっと心配になるくらい
なかなか覚えられなくて、とにかく大変な苦労をなさっていました。


それでも毎週見ていると、少しずつでも、だんだん、
操作に慣れてきているご様子が間近でうかがえ、嬉しく思います。


週1回の教室。5か月ほど経ち、パソコンに
目が慣れてきたのもあるのでしょうか。
最初は、コマンドボタンの▼をクリックする操作が一苦労でしたが、
だんだん、それができるようになってきました。

コマンドボタンそのものをクリックするのか、もしくは
▼をクリックするのか。
慣れているものにとっては、もはや無意識で手が動くことですが、
パソコンの感覚が0な方にとっては、どういう時に▼をクリックするのか
また、ボタンそのものをクリックすれあどうなるのか・・・
その違いをつかむのにも時間がかかります。

++++++

Aさん特別カリキュラムを考えています。
必要なことを簡潔に、大きな文字で示したプリントを用意してます。
通常のテキストの順序にはとらわれず、わかりやすく、
必要な事柄を操作しながら、まずは、パソコンに目を慣らしていただくことが
最初の目的です。

これに、Wordの図形の操作は最適だと感じています。
図形やクリップアートなど、マウスの形に注目する癖づけにもなりますし、
ドラッグやクリックの練習にもなります。
また、書式設定についても、見やすくわかりやすい。

そしてさらによいのは、イラストが一つ入るだけで、
とても見栄えのする成果物が出来上がります。
「できた」という実感を持っていただきやすいと感じてます。



ただただ勉強するだけでは、なかなか、身につかないな。
やっぱり、「楽しい」って思っていただければ、自然に前向きになれて、
どんどん身に付きます。

+++++

先月あたりから、Aさんから質問が出るようになってきました。
「作ったものをとっておくことはできないのですか?」と。

良い変化が見られてきて、嬉しいです。
少しずつ質問や疑問が出てくる、やりたいことが出てくるということは
とても大事な変化で、すかさずそれを次へとつなげます。

「疑問を持つ」ことは、物事を定着させる上で、一番よく効くオクスリです。


受講生にうまいこと次へつながる「疑問」を持たせることができれば、
皆苦労少なく次の段階へステップアップしていけるのかもしれません。

先月は、自分で「保存」と「開く」ができるようになりました。




できる者から見れば、本当に小さな小さな一歩かもしれませんが、
Aさんにとっては、大変素晴らしい一歩です。


ゆっくりでも、ご自身で好きなものが作れるように、そして、
パソコンを便利に生活に役立てていただけるように、
楽しく進めていきたいです。

Aさんの今後がとても楽しみです。




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パソコンサロンかな?

2009年06月26日 | インスト日記
昨年から始めた、パソコンスクールでの仕事ですが、
そろそろ始めて1年とちょっととなります。

長く通うかたが多いので、毎回講座のネタを考えるのが大変で、
いつもいつもアクセクしていますが、大変やりがいのある職場でもあります。

私が受け持っているクラスがいくつかあるのですが、
今日、もう通って長くなる親子のプライベートクラスの方から、
通うのがとても楽しいというお言葉をいただきました。

このクラスのレッスンでは、実際のパソコン講座が半分、雑談が半分です。
いいのかなあ、って思いながらも、お話がしたいご様子ですので、
ついつい、レッスンとは関係のないお話で時間が過ぎてしまいます。

それでも、ずっと封印していたというノートパソコンを
最近では開くようになり、
音楽を聞いてみたり、好きなブログを閲覧するなど、
少しずつパソコンに触れるようになってきたとのこと。

雑談ばかりですが、それでも、楽しんでいただけて、
少しずつでもやってみたいという気持ちになってきてくださったこと、
とてもうれしく感じています。


また、その方々は、私に会うのが、1週間のうちの楽しみだそうです。
たまに、インストラクタに会ってお話することが楽しいとおっしゃる方が
いらっしゃいます。
そう思ってくださることが、大変ありがたく、感謝するかぎりです。


パソコンの操作を覚えるだけでなく、通うことで、ちょっと日々が楽しくなるとか、
ちょっとイキイキするとか、そういう楽しみを感じていただけることは
何よりもうれしいことです。

お話も楽しく、操作も楽しく、のんびりと。
通うこと自体が楽しいと思っていただける講座を行えたら、
自分としても本望です。

そうあれるよう、日々精進です。

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同じ講座を連日行うこと。

2009年04月14日 | インスト日記
最近、同じ講座を連日行うという仕事をしています。
受講生は入れ替わるのですが、スタッフは同じで、
一週間同じ内容を行います。
次の週はまた違う内容を一週間連続で。

そういえば、これほど連日同じ講座を行う仕事をするのは初めてです。
最初お仕事をお請けしたときには、同じ講座だから
準備のことなど考えると、少しは楽かな?なんて思っていましたが、
やってみるとこれが、大変なことでした。

大変というのは、精神的に。

そして、気づいたのが、知らず知らずのうちに、
”前回と同じようにやろう”としている自分がいたことです。

初回が一番やりやすい。
2回目・3回目となると、何というか、初回よりも受講生のことが
見えなくなってきていることに気づきました。

何だろう、前回と同じように進めようという意識が、
邪魔しているように感じています。

その場その場で、受講生を見てテキストを見て、
目の前にいる受講生に必要と思われることを、
適切なかたちでアプローチしていく・・・という、シンプルなことですが、
それを毎日毎日同じ講座を行うなかで続けていくとなると、
ナカナカ、難しいことなのかもしれない、って。

同時に、自分がこれまで特に意識せずに、自然にしてきたと
感じていたことがら(うまく言えないけど)が、実は、
非常に、意識的にモチベーションを上げて行っていたんだと、
今更、改めて認識しました。


こういう講座の場合は、毎回を新鮮に行うために、
よい講座にしていくために、自分のモチベーションを保つ努力が、
特に必要なんだと知りました。
同時に、それが結構大変なことだということも知りました。

そしてまた、プロになろうと、気をひきしめるのでした。


+++

余談ですが、
連日同じことをしゃべっていると、自分自身のコンディションの変化を
手に取るように感じられます。
同じ時間に、同じ場所で、同じ言葉をしゃべり、同じ操作をする。
同じことをしているのに、昨日の私と今日の私は全然違うんですね。
「あれ?」っていう感覚が、多々あります。

不思議な感覚で、そう感じられることが、おもしろく感じます。


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自由な発想で。

2009年03月30日 | インストコラム
昨年末あたり、複数の友人が出産をむかえました。
ラッシュだったな~。4,5人の友人がママになりました。
それから数カ月、その時誕生した赤ちゃんもずいぶん大きくなりました。
たまに、お子さんとともに会います。

半年まだ経たない赤ちゃんたちは、手足をバタバタ、たまに笑ったり、
泣いたり叫んだりぐずったり。そして、目で何かをうったえます。

常に常に、ずっと何かを伝えようとしているように見えます。

そんな赤ちゃんを眺めながら、全身で表現してるよね、って、
友人と話していました。

これが、人間の原型なのかもしれないなあ。
本来の姿というか。

表現するということは生きることなんだなあ、って、思いました。


長く生きていると、たくさんのことを学ぶし、周囲との均衡を保つ術を
身につけたり、世間という集団の中で生きるための
知恵もついてくる。

するとだんだん、自由に生きられなくなってくる。

+++

インストラクタの仕事をしていて思うことです。

色々な授業がありますが、自由に作品を作らせる(ちょっと表現はよくないですが)時間が
一番好きです。

本当最近なのですが、こういう形の授業を多く行うようになりました。

今の職場では、いくつかのクラスを担任しているのですが、
周りからあれこれ言われることなく、自分で考えたリキュラムを
ほぼすべてそのとおりに進められますので、いろいろためしています。

パソコンって、正解があってそれを学んでいくという作業が多いのですが、
その次のステップの操作です。

+++

今まで、完成図や手順という正解が決められていて、
そのとおりに作るのがよしとされてきた受講生なので、
ある程度の条件を設けて、その中で自由に装飾して作ることに
慣れていません。

そういう中で気づいたのが、高齢の方ほど、
自由に作れないということです。

操作がわからないとか、できないということではなくて、
何色にしたらよいのか、どんなレイアウトにしたらよいのか、
一人で決断できない方が多いのです。

「先生、ここはこの色でいいでしょうか?」という質問が必ず出ます。

何かにしばられている・・・。

この色もいいですし、別のこの色でも、こういうイメージでいいですよね、
好きなもので自由に作ってみてください、とお伝えしています。
そして、いろんな例を提案しています。
結果、完成したものは、どれもよくて、正解はないのです。

たとえばPOP作成。
できたもののどこが良いのか、それからどういう印象を受けるか、
さらに、どこをどうするともっとわかりやすくなるのか、
話し合って楽しんでいます。

この授業を定期的に繰り返していると、だんだん、
受講生のお顔が明るくなってきます。

そしてじきに、ご自身のカラーで作品が作れるようになります。
さらにです、面白いことに、テキストに沿って進めるときよりも、
格段に受講生のスキルがアップしちゃうんです。

自由な発想ができるようになると、人は変わっていくんだなあ・・・と、
実感した次第です。

受講生も私も、お互いに楽しめる、楽しい授業です。

+++


表現することは生きることだなあって、赤ちゃんを見ていて感じましたが、
何となく、つながってくるエピソードでした。

まだまだちっぽけな私だけれど、こうやって、楽しいことを伝えていけたらと
思いました。

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試験対策講座の諸事情

2009年03月10日 | インストコラム
試験対策講座を受講なさっている受講生には、やる気が高い方が多く、
同時にスキルもある方々が多いです。

そういう方々に対する講座というのが、実はインストラクタとしては
一番やりやすいものだと感じています。
もとから向上心と学ぶ意欲のある方々なので、インストする立場としては
それほど苦労がないのです。

「高いモチベーション」というしっかりした下地さえあれば、
どんどん、その上に技術を積み上げていけるものです。

+++++

ただし、同じ試験を目指すといっても、受講生のスキルはいろいろで、中には、
やる気がそれほど高くないけれど、資格をとらなければいけない状況にある方や、
やる気もぼちぼちでスキルも上がらないし・・・という方もいらっしゃいます。
はたまた、やる気はあるのに、スキルが一向に上がらないケースもあります。
試験対策講座で、一番インスト方法でが苦労するのが、こういう方々です。

たとえばMicrosoft Office Specialistのwordの試験、
模擬試験を始めてから、1年以上積み重ねてようやく合格できる方も
いらっしゃいます。

皆さん、いろいろな事情を抱えておいでです。

そのような方々に対して、どうアプローチしていくか、
どのような手段でスキルを上げていくのかを考え工夫していくことは、
たいへんな辛抱強さと忍耐のいることです。

スキルアップだけではなくて、モチベーションを上げていく(または保つ)
アプローチも必要です。


今、そのような状況の受講生を数名抱えています。


担任制のクラスで、期限はないので、合格まで根気よく
長いスパンで皆さまと向き合っていきます。
焦らず焦らず。

このような方々にこそ、インストラクタの存在は、必要で、大きいのでは
ないのだろうか、と、感じています。


一番大変なのは、受講生ご本人です。
ゆるい坂道でも、着実に上っていれば、時間はかかってもその先には
必ず頂上があります。
ゆるい登り坂を1人で上り続けるのは大変ですが、
一緒に登るトレーナーが横にいることで、がんばれることもあるのではないでしょうか。

景色がほとんど変わらないような単調な道でも、
一緒に進むことが少しでも楽しく感じていただけるような
アプローチをしていきたいです。
そして、自分自身も、その方との進みを楽しめるような講座を
進めていきたいです。

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楽しい講座とは。

2008年12月29日 | インストコラム
「楽しい講座を行う」と一言に言うと、簡単なように感じますが、
実はこれこそ、非常に工夫が必要で、なにより大変なことなのではないかと
思うようになりました。

楽しい講座、というのは、インストラクタがただ楽しんで講座を行えば
よいというものではありません。

受講生が「楽しい」と感じる講座=「楽しい講座」です。


それでは、どういうときに、人は楽しいと感じるのか。

「自分で操作ができてきた」という充実感、そして、
「これは役に立ちそうだ。使えそうだ。」という実用的興味。

実は、後者の興味を持ってもらうことこそが、楽しめる講座を行うためには
重要なポイントなのではないかと思います。

ただ、新しいことを覚える楽しさだけでも、確かに楽しい気持を
感じていただけますが、それだけでは、
「自分でやってみよう」という、次の段階に
なかなかつながっていかないようだと、
周りの受講生を見ていて感じています。
「自分でやってみる」行動は、本当に「楽しい」と感じていることの現れです。


ニーズをつかむ、というのが、とても大事ですね。

個別講習、集合講習と、形はいろいろあるこの仕事です。
人それぞれ、クラスそれぞれで、ニーズは違います。
それぞれのニーズを把握し、それに即したアプローチを
講座の中で仕掛けていくことが、
「楽しい講座」を作るための要であると、思います。



まずは、ニーズをつかむということが、最初の第一歩。
次は、それに叶う仕掛けをカリキュラムに反映させることが一歩。
実際に講座を行う歳の演出の段階で、また一歩。
人によりクラスにより、説明方法も進め方も違えば、
もしかしたら、インストは笑顔の出し方さえ、
変える必要があるかもしれないのです。

なかなか、工夫が必要で、大変なことです。


そう考えると、「楽しい講座」を行うことこそ、
インストラクタとしてのスキルが必要となってくることなのではないかと
思うこのごろです。

そして、このスキルさえ身につければ、実はどんな形態の講座でも
こなしていけるのではないかと感じています。

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