今回の記事は、ご年配の受講生が多いパソコンスクールでのインストラクションに寄った
ものかもしれません。
++++
インストラクターは、常にフラットな目線で居るということが必要ですね。
目の前の生徒さんに対して、好き嫌いの判断をしないとか、思い込みで見ないとか。
どんな周囲の状況であっても、自分自身の感情がどのようであろうと、
受講生の前では常に「いつものインストラクター」で居るということ。とか。
そのラインのお話でもあるのですが、インストラクションする時に、
「できなければいけない、できるようにならないといけない(受講生が)」という
目線を捨てることって、大事だと思うんです。
インストラクター自身が「できなければ劣等生=ダメである」という教育の中で育ってきているため
知らずのうちにそういう価値観で「勉強」というものをとらえていることが、
原因の一つになっているのかもしれないなあ、なんて
フンワリ思ったりもするわけなのですが。
インストラクターの、そのような目線やスタンスは、
インストラクションにあまりよい形で出てこないなあと、感じています。
なかなかできるようにならないとか、何度も同じ質問をする生徒さんを目の前にすると
インストラクター自身の”いらだち”につながり、受講生に厳しく接するようになってしまいます。
あえて放ってみるとか、子供にしつけるような対応になるとか・・・。
それらは結果的に、受講生を委縮させることになり、「でない」をさらに助長させる
スパイラルにはまっていくのです。
そのあとは、負のスパイラルです。
さらにインストラクタはイライラして・・・受講生はさらにできず・・・、
受講生の自信喪失やストレスにつながり、最悪の場合教室やめてしまう・・・
ということにもなり得ます。
そういうケース、様々な場所で、たくさんたくさん、観てきました。
+++
人ってそんなにすぐに、できるようになりませんもの。
普段使わなければ、数日経ったら忘れちゃいますしね。
それに、色々な思いでみなさん通っているわけで、「しっかり習得しよう!!」という
熱い思いを持って、予習復習しっかりと!・・・という姿勢で通っているかたって案外少ないものです。
要は、できなくて当然なのです。
そう、「できなくて当然」というところをスタート地点に・・・そこをベースにいつも考える方が
優しいなって、感じています。
うまく表現するの難しいのですけど、心持としては、目の前の生徒さんは、
「できなくたって」いいんです。
裁かずに、受け入れるスタンスが良いのでしょうね。
できるできないじゃなくて、もっと大事なのって、楽しいか楽しくないか、だと思うんです。
もう、ここのブログで何度も繰り返し書いていることですが。
何年も前から、このことを思っていて、それは今もずっと変わっていません。
楽しければ、自然に受講生の力は伸びていきます。
「できるように」なんて思わなくたって、勝手に自然に、受講生はできるようになっていくのです。
目の前の受講生ひとりひとり、性格も価値観も、通っている目的も違いますから、
それぞれに、「楽しい」と思える形はきっと、違うでしょう。
それを、探していくのって、とても楽しいものです。
この人は、何を楽しいと感じるのだろう。
どういう形の時間が心地よく感じるのだろう。
人によってですね。
新しい機能をバンバン知ることが楽しいと感じる人もいれば、
インストラクタとおしゃべりしながら、少しずつ目の前のことをこなすのが楽しい人もいます。
目の前の人に合わせて、それぞれの「楽しい」や「心地よい」を見つけて
それに応じたやり方で、レッスン時間をご提供していくことこそが、すべてがうまくまわる
ベースになるんじゃないかなあって、思います。
+++
特にご年配は、本当に、ゆっくり時間をかけて、楽しんでいただくことが大事ですね。
年齢によって、ものごとを理解する速度も、キャパシティも、大きく変わってきます。
さらに、高齢になってからパソコンを始めた方は、とても繊細な方が多いです。
きっと、パソコン教室の扉をたたくこと自体がとても、敷居の高かったことかもしれません。
「迷惑かける」などというお気持ちを持ちながら、通っているかたも多くいらっしゃいます。
ゆっくりでも大丈夫ですよ、迷惑だなんてこと何もないですよ、
大丈夫大丈夫、忘れちゃったって大丈夫。
間違えちゃいました?あらら~、やっちゃいましたね~大丈夫ですよ(笑)って、
「できない」ことや「なかなかうまくいかない」ことも
一緒に笑い飛ばしちゃえるような「楽しい」空間をつくることが、優しさだなって、思います。
受講生の「不安」は、笑いで解していきましょう。
そう、インストラクタは「怖い」存在ではなくて「安心」する存在であれたらいいですね。
リラックスして楽しんでいただいて、ひとつできるようになって。
はやく出来なくたっていい、気づいたらひとつ、またひとつ、できていた・・・!っていう姿。
多分、その方がインストラクタ自身も楽しくできるんじゃないでしょうかね?
同時に、そういうスタンスでやっていると、できないところより「できた!」ところを
たくさん発見できるようにもなります。
案外・・・と言ったら失礼なのかもしれませんが、どんなご年配の生徒さんでも、進歩しているのですよ。
小さい進歩を見つけて、そこを大事にできたらいいですね。
+++
もし、目の前の受講生がいつまでもいつまでも、ずっとできるようにならなくて、
苛立っちゃっているインストラクタさんがいたら、
ちょっと一息、深呼吸をして、「できるように」なるやり方を捨てて、「楽しいと思える」やり方に
シフトしていくといいんじゃないかなあって、思います。
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■OAインストラクターのオンとオフ過去記事
「楽しい講座とは」
「ワクワクの力」
「インストラクタはいつも笑顔で」
ものかもしれません。
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インストラクターは、常にフラットな目線で居るということが必要ですね。
目の前の生徒さんに対して、好き嫌いの判断をしないとか、思い込みで見ないとか。
どんな周囲の状況であっても、自分自身の感情がどのようであろうと、
受講生の前では常に「いつものインストラクター」で居るということ。とか。
そのラインのお話でもあるのですが、インストラクションする時に、
「できなければいけない、できるようにならないといけない(受講生が)」という
目線を捨てることって、大事だと思うんです。
インストラクター自身が「できなければ劣等生=ダメである」という教育の中で育ってきているため
知らずのうちにそういう価値観で「勉強」というものをとらえていることが、
原因の一つになっているのかもしれないなあ、なんて
フンワリ思ったりもするわけなのですが。
インストラクターの、そのような目線やスタンスは、
インストラクションにあまりよい形で出てこないなあと、感じています。
なかなかできるようにならないとか、何度も同じ質問をする生徒さんを目の前にすると
インストラクター自身の”いらだち”につながり、受講生に厳しく接するようになってしまいます。
あえて放ってみるとか、子供にしつけるような対応になるとか・・・。
それらは結果的に、受講生を委縮させることになり、「でない」をさらに助長させる
スパイラルにはまっていくのです。
そのあとは、負のスパイラルです。
さらにインストラクタはイライラして・・・受講生はさらにできず・・・、
受講生の自信喪失やストレスにつながり、最悪の場合教室やめてしまう・・・
ということにもなり得ます。
そういうケース、様々な場所で、たくさんたくさん、観てきました。
+++
人ってそんなにすぐに、できるようになりませんもの。
普段使わなければ、数日経ったら忘れちゃいますしね。
それに、色々な思いでみなさん通っているわけで、「しっかり習得しよう!!」という
熱い思いを持って、予習復習しっかりと!・・・という姿勢で通っているかたって案外少ないものです。
要は、できなくて当然なのです。
そう、「できなくて当然」というところをスタート地点に・・・そこをベースにいつも考える方が
優しいなって、感じています。
うまく表現するの難しいのですけど、心持としては、目の前の生徒さんは、
「できなくたって」いいんです。
裁かずに、受け入れるスタンスが良いのでしょうね。
できるできないじゃなくて、もっと大事なのって、楽しいか楽しくないか、だと思うんです。
もう、ここのブログで何度も繰り返し書いていることですが。
何年も前から、このことを思っていて、それは今もずっと変わっていません。
楽しければ、自然に受講生の力は伸びていきます。
「できるように」なんて思わなくたって、勝手に自然に、受講生はできるようになっていくのです。
目の前の受講生ひとりひとり、性格も価値観も、通っている目的も違いますから、
それぞれに、「楽しい」と思える形はきっと、違うでしょう。
それを、探していくのって、とても楽しいものです。
この人は、何を楽しいと感じるのだろう。
どういう形の時間が心地よく感じるのだろう。
人によってですね。
新しい機能をバンバン知ることが楽しいと感じる人もいれば、
インストラクタとおしゃべりしながら、少しずつ目の前のことをこなすのが楽しい人もいます。
目の前の人に合わせて、それぞれの「楽しい」や「心地よい」を見つけて
それに応じたやり方で、レッスン時間をご提供していくことこそが、すべてがうまくまわる
ベースになるんじゃないかなあって、思います。
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特にご年配は、本当に、ゆっくり時間をかけて、楽しんでいただくことが大事ですね。
年齢によって、ものごとを理解する速度も、キャパシティも、大きく変わってきます。
さらに、高齢になってからパソコンを始めた方は、とても繊細な方が多いです。
きっと、パソコン教室の扉をたたくこと自体がとても、敷居の高かったことかもしれません。
「迷惑かける」などというお気持ちを持ちながら、通っているかたも多くいらっしゃいます。
ゆっくりでも大丈夫ですよ、迷惑だなんてこと何もないですよ、
大丈夫大丈夫、忘れちゃったって大丈夫。
間違えちゃいました?あらら~、やっちゃいましたね~大丈夫ですよ(笑)って、
「できない」ことや「なかなかうまくいかない」ことも
一緒に笑い飛ばしちゃえるような「楽しい」空間をつくることが、優しさだなって、思います。
受講生の「不安」は、笑いで解していきましょう。
そう、インストラクタは「怖い」存在ではなくて「安心」する存在であれたらいいですね。
リラックスして楽しんでいただいて、ひとつできるようになって。
はやく出来なくたっていい、気づいたらひとつ、またひとつ、できていた・・・!っていう姿。
多分、その方がインストラクタ自身も楽しくできるんじゃないでしょうかね?
同時に、そういうスタンスでやっていると、できないところより「できた!」ところを
たくさん発見できるようにもなります。
案外・・・と言ったら失礼なのかもしれませんが、どんなご年配の生徒さんでも、進歩しているのですよ。
小さい進歩を見つけて、そこを大事にできたらいいですね。
+++
もし、目の前の受講生がいつまでもいつまでも、ずっとできるようにならなくて、
苛立っちゃっているインストラクタさんがいたら、
ちょっと一息、深呼吸をして、「できるように」なるやり方を捨てて、「楽しいと思える」やり方に
シフトしていくといいんじゃないかなあって、思います。
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■OAインストラクターのオンとオフ過去記事
「楽しい講座とは」
「ワクワクの力」
「インストラクタはいつも笑顔で」