OAインストラクターのオンとオフ

パソコンインストラクターshienaのお仕事と日常

新人インストラクタのフォロー

2006年01月29日 | インストコラム
インストの皆さんは、他のインストラクタや新人インストラクタが、
生徒さんの突発的質問に答えられず戸惑っていたとき、フォローに入りますか??

私はそのインストの口から「ヘルプ!」のメッセージを受けるまでは
フォローに入らないようにしています。
しばらく遠目で見守っています。


私は自分の新人時代、勤めていた教室のマネージャーにこのようなことを言われました。

「shienaさんが聞かれた質問には、shienaさん自身がお答えしないとだめだよ。
私が代わりに出て行って答えてあげることもできるけど、それをしたらshienaさんの信頼にかかわるから。
自分で何とかしてね。」
そして放置されました

当時は、「鬼マネージャーだ!放任だ!」と感じていましたが、
今ではそのように対応してくださったことに、感謝すらしています。


生徒さんからうけた質問には、質問を受けたインストラクタが最後まで責任を持ってお答えする。
もしその場でお答えできない場合は、その場で他のインストに助けを求めるのではなくて、
後で確認してきちんとお伝えする。それが生徒と向き合うということ、そして、
プロというものなのではないかな、と。

その場とその後をどうフォローするのか、乗り切るのか、ということはとっても重要で、
新人インストラクタの勉強課題でもあると思っています。


生徒さんはお金を払ってレッスンにみえています。
生徒さんから見れば、インストラクタとしてレッスンに立っている以上、
新人だろうとベテランだろうと関係ないのです。
払った料金分(いや、それ以上?)の内容を求めています。

そんな中で、新人だからといって、甘えは許されない・・・って感じています。


もし困っているインストを見つけてフォローが必要な場合は、
横から入って生徒さんに知識をお伝えするのではなく、
メモに答えを書いて、さりげなくそのインストにお渡しするなどしています。
また、うまくフォローできていないな・・・と見えた場合は、
そのインストラクタの面子をつぶさないよう生徒さんへ声掛けをしています。

生徒さんへ、インストラクタに対する不信感を与えない、ということも
教室を運営していく上で大切なことだと感じてます。
月謝制個別レッスンの場合は、ひとりの生徒さんと長~いお付き合いになるため、
そのようなことには特に注意しています。


先日私が働いている個別レッスンの教室に、インスト初めてという男性(60代?)が入社しました。
その方のインストラクションを側で見ながら徒然そんなことを考えています

ビジコン3級講座・7

2006年01月28日 | 雇用訓練(委託訓練)
雇用訓練のお話です。

先日記事にした、ビジコン講座の講義第7回を、昨日行ってきました。


予定していた通り、最初の30分で小テストとアンケートにあった質問の回答を行い、
あとの時間で演習形式で皆さんに問題を解いていただきました。

一応タイムを目安ということで計りましたが、力不足な方にプレッシャーを与えないよう、
ゆっくりでも結構なので正確に解いてください、とお伝え。
できる方は時間内に収まるよう目指して取り組んでいましたし、
まだちょっと不安な方は、テキストを振り返りながら進めていました。

できるだけ自力で頑張ってみましょう、ということでやってみたのですが、
だいたい全員がキリの良い所まで終わるのに、約1時間15分程度かかりました。
私はその間、教室内をぐるぐる歩き回って、後ろからフォローを入れたり、
質問に答えたり・・・・と、個別形式での声かけをしました。

今回は、あらかじめ全員に関数の復習問題をお配りしておいたので、早く終わった方は
余った時間でそちらをしていただきました。
関数苦手な方には、必ずご自宅で復習問題を解くようお伝えしました。


最後に、できた方からプリントアウトした解答とデータを提出してください、
その場で採点してお返しします・・・というふうに行いましたが、
ちょっと大変でした。


落ち着いて考えてみたら、11人の受講生、いくら少ないとはいっても11名です。
全員のデータを見て採点・・・というのは時間的にも非常にキビしい、ということに
私はやってみるまで気付きませんでした
ちょっと反省。


一応全員分採点して解答返却。
最後に解き方のサンプルと、皆さんが間違えていたところをスクリーンでご説明して
この日は終了しました。

そして、できなかった方については、次回再提出をお願いしました。


次回は採点についてはプリントアウトした解答のみにしようと学習しました。
実力の開きに不安がありましたが、この形式でなんとか乗り切れそうです。
前回このブログでアドバイスをくださった皆様、そして応援してくださった方々に感謝しています


受験まであと少し、受講生の皆様には頑張っていただきたいです。

目の輝き

2006年01月26日 | 色々な生徒さん
↓長く勤めている個別指導の教室での出来事です。

++++++++++++

以前記事にもしたことのある、おとなしくて真面目なお嬢さんのお話です。


この方は、お父さんのご紹介で入会となりました。
それから数ヶ月、真面目に通ってらっしゃいます。

大学を中退してからずっと家に閉じこもっていたそうで、家の外に出るきっかけに・・・
ということでお父さんからお願いされました。
そのような事情があり、そのお嬢さんは毎回私のコマに通ってらっしゃいます。


先日、Windowsの入門が一通り終了し、現在はWordの基礎を着々と進めています。
タイピングも、まだ速度はありませんが、指が動くようになってきました。
あまりお話はなさいませんが、ちょこちょこっと笑顔が見られるようになってきました。

本当に素直でかわいらしい女性です。
私がお伝えしたことはきちんとその通りに進めてくださいます。
こういう方はどんどん力が伸びていきます。

Wordの中盤に差し掛かってきましたが、かなりできるようになっています。
小さな小さな歩幅ですが、着実に前に進んでいる姿を見ていると、とても嬉しいです


うちの教室では、テキストのほかに、独自で文書作成の練習問題を行っています。
テキストが一定箇所まで進んだら、文作をしていただきます。
実践トレーニングです。

それで、そのお嬢さんも文作に取り組んでいるのですが、
何かカンがあるというか、とても綺麗に文作なさいます。
文字のバランスや色の選び方、体裁の整え方がお上手です。
ちょっと伺ってみたところ、絵がお好きだそうなので、そのせいもあるのかな。

これはイケそうだと思ったので、昨日、検定試験をおすすめしてみました。
うちの教室で実施しているのはP検MOS試験だけなので、
一応、MOS試験のお話をしてみました。

以前検定のお話をしてみたことはあるのですが、そのときはあまり乗り気ではありませんでした。
しかし今日、そのお話をもう一度してみたら目をキラキラさせて耳を傾けてくださいました。

「この調子でいけば、合格できそうですよ、受験してみませんか。」とお伝え。
せっかく学習して身に着けたものですから、何か形にしておくといいかな・・・なんて思っています。


おとなしい方ですが、目が活き活きしてきたように見えます。
これからが楽しみな方です

「集団講習」と「一斉講習」は違うんだな・・・と。

2006年01月25日 | 雇用訓練(委託訓練)
最近は、集団講習の記事ばかりになってきました。

++++++++++++

前回の記事にした事情があり、次回の講習をどのように進めて行こうか
考えている最中です。

次回は第7回の講座に入ります。
次回から最後の講座では、練習問題・実践問題をひたすら解いていこうと予定しています。

前回misaさんからいただいたアドバイスを参考に、カリキュラムを考えてみました。

次回は。。。
まず最初にビジコン知識試験の小テスト
そして、検定練習問題のポイントの説明
その後、一応目安ということで時間を計りながら自力で問題を解いていただく。
できた方から印刷 → 私が採点とアドバイス。

また、前回のアンケートの中に、少し復習をしたいというご意見や
復習が必要と私が感じる記述がありましたので、復習問題のプリントを全員にお配りしようと考えています。

タイムは計りますが、検定練習問題をしたい方は検定練習問題を行って、
復習が必要と思う方は復習プリントに取り組んでいただく・・・と。
どちらをするかは、ご本人の意志におまかせしてみようかと思っています。

皆さんのご意見やアドバイスをいただいて、
集団講習だからといって、何でもすべて全員一斉に行う必要もないんだな、
ということに気付きました。
臨機応変に対応すること。

積み重ねと経験があってこそ、臨機応変さと余裕を身につけられるのだろうと思っています。
ひとつひとつ、私もクリアしていきたいです。

できる人とできない人

2006年01月23日 | 雇用訓練(委託訓練)
明日は、またビジコン講座に出かけます。6回目です。

前回受講生の皆さんに課題を提出していただきました。
課題の提出は任意です、とお伝えしたのですが、
全員提出してくださいました。
プリントアウトした解答とデータの提出です。

一斉講習の場合、個別対応で特定の受講生に比重をかけるわけにはいかないと思っています。
皆さん同じ料金を支払って受講しているわけですので・・・。
そいういう事情も考えて、今回、課題提出の採点で個別対応をしてみることにしました。

今日はそれの採点をしていました。
プリントアウトした皆さんの解答に、赤ペンで細々コメントを入れました。
どこかで昔宣伝していた”赤ペン先生”みたいです

皆さんがどれだけ力をつけたのか、また、どこで躓く方が多いのかよく見えました。
明日は課題の総評をしてからレッスンに入りたいと考えています。


総じて皆さんだいたいできているのですが、やはり課題提出していただくと、
その差がとてもよく現れます。
「バッチリできる組」「だいたいできてる組」「できない人(1名)」にわかれました。

明日もまた別の課題を提出していただこうかと考えていて、
これからその課題を作成します。
どんな内容にしようかな・・・。

目下の課題は、「できない人(1名)」をどのように引き上げていくかです。
その方はとても真面目で几帳面で熱心な方です。
しかしExcelをほとんど使ったことがないらしく、講座についていくのもやっとな状態です。
ビジコンの受験申込もなさって合格目指してらっしゃるので、なんとかしたいところです。

こういうとき、個別レッスン・個人レッスンはいいな・・・って思います。
その方その方の実力に合わせて、個別プログラムを組んでフォローできるので
携わった方々のほとんどを合格へ導くことができます。

とにかくご自分でできるところまでは頑張っていただくしかないのかな。


今の私の課題は、レベルの違う方々をどうまとめていくか、ということと、
受講生の対応(フォロー)は、どこまですれば良いものなのか・・・ということです。


3年間の個別講習形式が染み付いています。
どうしてもおひとりおひとりに力をかけたいと思うのですが、
そうもいかないものなのでしょうか。


「雇用訓練」と「パソコン教室」

2006年01月20日 | 色々な生徒さん
毎週2回、雇用訓練講座ということでビジコンの対策講座のインストラクションに出かけていますが、
5回が経過し、そろそろ折り返し地点にさしかかってきました。

集団形式の講座とは言っても、生徒さんおひとりおひとりとお話する機会は沢山あります。

最近感じるのが、雇用訓練講座の受講生は、通常の街のパソコン教室の生徒さんとはちょっと違う・・・
ということです。

最初はそれほど気にしていなかった点ですが、ちょっと違うのです。
うまく文章にできなくてもどかしいのですが。


雇用訓練となると、生徒さんは求職中だったり、退職された方だったり、
休職中の方だったり・・・という、少々切迫感のあるご様子の方が多いです。
対して、街のパソコン教室の場合は、求職中の方ももちろんいらっしゃいますが、
生徒さんの種類としては、趣味で・ヒマだから、とか、
仕事で必要だから、とか資格のために・・といったのんびりした様子で、目的が多様です。

そいういうことで、街のパソコン教室の生徒さんは、レッスンやインストに楽しさを求める方が多く、
雇用訓練の方の生徒さんは、そうではない少々カタメの方が多く感じます。

生徒さんのインストラクタに対する態度も違います。
街の教室の方では、インストラクタと楽しくお話しする・・・といった感じの方が多くて、
ちょっとオフザケタお話を振ってくる方も多いですが、
雇用訓練の方では、皆さん私のことを「先生=エライ!」という目で見ている感じがします。
敬語を使ってくださいますし、挨拶もきちんとなさいますし、とにかく腰が低いです。
講座中も、眼差しが違うのです。
羨望の眼差し・・・ではないですが、講義中にそれに近い視線を感じて、プレッシャーを感じます。
生徒さんが、目でこちらにメッセージをくれているような感覚です。。


なんだか、自分自身今までそれほどきちんとしてこなかった(?)ので、少々とまどいを感じています。

例えば、話し方も街の教室の場合とはちょっと変える必要がありますし、
表情も少し真面目にする必要があります。
生徒さんのご質問を受け付けるときなどでも、笑いかけるタイミングや笑い方も少し変える必要があると感じました。
雇用訓練の時に、街の教室の調子で生徒さんに笑いかけてしまうと、
ちょっとまずいこともわかりました。


本当、環境によって色々なんだな・・・と思いました。
きっと、企業研修だとか医療機関での講座、職業訓練・・となると
まただいぶ生徒さんの様子も変わってくるのだろうし、
それに応じて、インストラクタのカラーも少し変えていく必要が出てくるのかな・・・
と想像しています。

自分がこれから、どのようなインストラクターとしてやっていきたいのか、
そして、どの方向にスキルアップしていくのか。
これからまた考えつつお仕事に取り組もうと思います。

ビジコン3級講座・4

2006年01月17日 | 雇用訓練(委託訓練)
今日は、ビジコン講座の4回目でした。

片道1時間半の通勤にもだいぶ慣れてきました。
今まで行きにタクシーを使っていたのですが、前回とは別のバスで会場近くに停まるものがあるということで、
それを使ってみることにしました。

しかし・・・またも道に迷いました。。
今回は雑木林は無かったのですが、国道にぽつんと取り残された状態で、
徒歩3分のところを、30分もかかりました。
今回学んだのは、地図があっても、アップダウンのある土地だと非常にわかりにくい、
ということです。
地図だと平面に見えても、実際は道が上下で交差していたり・・・、
また、すぐ近くに目的地が見えるのに、山の下の方で、どこから降りていったらよいかわからない・・・とか。
自分の住んでいるところは平地なので、ちょっとなれない土地に行くと慌ててしまいます。

会館の事務のおじちゃんに、「あんた、これも勉強やな」と言われました。
あったかいおじちゃんです。

++++++++++++

ところで、今日も無事講座が終了しました。
IF関数をじっくり行いました。今のところ、皆さんついてこれているようです。
回を重ねる毎に、生徒さん同士のつながりができていくようです。
平均年齢は50代の皆さんです。
毎回席は自由なのにもかかわらず、いつも全員同じ席に座ります。
今日はIF関数、ちょっと難しいところでしたが、お隣同士で教えあったり相談しあったりして、良い雰囲気でした

最初は検定講座ということでプレッシャーを感じていましたが、
実際やってみると、かえって検定講座の担当でラッキーだったんじゃないかと思うようになりました。
受験なさるかたもそうでない方もいらっしゃいますが、目的が同じ
ということもありますし、合格したいという気持ちもあるので
前向きに取り組んでくださいます。
そんな環境に恵まれて幸せです。


講座終了時に、ある生徒さんから嬉しい言葉をいただきました。
「とても勉強になって楽しいです。受講してよかったです。
次に開講するpowerpointの講座にも申し込みました。抽選に当たると良いのですが。」とのこと。

素直に嬉しかったです
次回への活力となりました。

言葉遣い

2006年01月17日 | インストコラム
現在長く勤めている教室には、50~60代のインストラクタもいらっしゃいます。
この職場に勤めて一番くらいによかったと思うことは、自分の言葉遣いを見直すことができたということです。
歳を重ねた奥様方というのは、言葉の使い方、人との接し方、対応の仕方、声かけ・・・などなど、
とても上手になさいます。
さりげない言葉の端々に、思いやりの気持ちを感じることができます。

この教室に勤める以前は、平均年齢24歳くらいの教室でやってきたので、
今の職場の環境はとても新鮮でした。
そして、自分が敬語・謙譲語・丁寧語をきれいに使えていないということに気付かされました。

私も、言葉遣いよく生徒さんに接したいと思います。
そういうところ、気になさる生徒さんもいらっしゃいますし。。。

余談ですが、最近電話対応の本を購入しました。
就職活動用のコーナーで、ちょっと恥ずかしかったのですが、こっそりと。
この歳になって、しかもずっとやってきていることなのに、今だに電話対応に苦手意識を持っています。

これもひとえに、言葉遣いを知らないからだと思っています。
自然と綺麗な言葉が口から出てくるような女性になりたいな。と、思います

++++++++++++

ところで。話は変わるのですが、
個別講習や個人レッスンをなさっているインストの皆様は、生徒さんに対する言葉遣いって、
どのようになさっていますか??

私は基本的に丁寧語でお話をしています。
人によっては、「うん。うん。うん。」を連発するインストもいますが、どうも私には慣れません。



うちの教室のオーナーは、学生さんや20代くらいの若い世代に対しては、
所謂タメ語を使っています。
それを先日傍らで耳にして、ふと、これで良いのかな・・・って思いました。

いくら年下であっても、お客様です。学生さんだって然り、だと思います。
確かに学生さんの中には、タメ語でのお話を好む方もいらっしゃいますが、
それでも、基本は丁寧語でお話した方が良いと思います。

私自身、学生時代からタメ口をきく店員さんは苦手でした。
それで美容室を変えたこともありました。
何か、慣れなれしいし、お客さんに接する態度なのかなー、って思っていました。
逆に、高校時代、生徒に対してとても丁寧な言葉お遣いになる先生がいらっしゃいました。
高校生ながらとても嬉しくて、私もあのようになりたい、と感じた記憶があります。


色々な方を相手にするお仕事ですので、言葉遣いは誰が聞いても違和感のないようにしたいと思います。

まだまだ修行が必要だなー

集団講習のよさ

2006年01月14日 | 雇用訓練(委託訓練)
ここ数日、慣れない事をバタバタしていたせいか、肩こりと、へんな筋肉痛を感じます
自分でペースをつかめていないのがわかります。
生活のリズム、お仕事のリズムをはやくつかみたいです。

++++++++++++

昨日もビジコン講座の3回目に行ってきました。
やっと生徒さん全員のお名前を確実に覚えられました。
でもまだちょっと不安があるので、お名前をお呼びするときには、こっそり名簿を
確認してからお話します。

皆さん横に並んで座ってらっしゃるので、後ろから声かけする時には、
お名前を添えることが必須です。
いきなり「そこは○○○ですよ」と話しかけたら、生徒さんは皆さん、
自分が言われているのかと思って振り向いてしまいます
そういうときにも、お名前を添えることが必要になります。


ところで、長期の集団講習、まだ3回しか行っていませんが、集団講習のよさ、
みたいなものをちょこっと感じられるようになりました。

自分が個別講習をいままでずっとやってきたので、ついつい比較してみてしまうのですが、
集団の場合は、生徒さん同士のつながり、というのができて良いですね。
お隣同士でわからないところを相談しあって、一緒に質問してくださったり、
休憩時間も、楽しく会話なさる方の姿がみられます。
皆さん、この講座で初めて顔をあわせたという方々ですが、そんななかで、
人とのつながりができていく・・・そいうところを見ると、ちょっと嬉しくなります。

また、インストの説明を聞く時の視線が、皆さん真剣そのもの、です。
個別講習にはない緊張感、みたいなものがあります。
個別の場合は、周りに左右されずに自分のペースで進められるという利点はありますが、
その代わり、だらだらしてしまったり、緊張感に欠ける・・・という場合もあります。
その部分、集団だと皆さんお互いが刺激しあうようで、ピンとした良い空気を感じます。

それと、皆さんが同じところで「うんうん」「そうなのかー!」と
一斉にうなずいてくれたり、反応してくださるところ、迫力ありますね(笑
インストとして、嬉しい瞬間です。

今回は関数と絶対参照を行いました。
次回まで、皆さん覚えてらっしゃるかな??
今度はIF関数に入るので、皆さんが緊張しないよう、「楽しいですよ」オーラを出して
頑張ろうと思います。


「しゃべる」と「語りかける」

2006年01月11日 | インストコラム
個別講習を行う際に思うことです。


自分が慣れない部分のレッスンというのは、生徒さんに理解していただこうと
必死でインストラクションするのですが、だんだん慣れてくると
いつも決まった「セリフ」を繰り返すようになってきます。

最近ふと不安になるのですが、自分のインストラクショントークが、
ただの「しゃべり」となっていることがあるのではないか・・・ということです。


特にWordの基礎編など行っている時に強く感じます。
このページではコレをいう、次のページではコレを言う・・・というのが頭にあるので
ぺらぺらぺらっと必要事項はしゃべるのですが、それがはたして
生徒さんにきちんと伝わっているのだろうか・・・と。

また、生徒さんが、私のインストラクションをどのように受け止めているかも
ふと心配になることがあります。


インストラクタというのは、「しゃべり」のプロではなくて「語りかけ」のプロ
を目指すのがよいと、思います。

「語りかける」ということは、相手に伝わるように心を入れてお話することです。
大変体力がいることかもしれませんが、誰しもインストラクターになりたての頃は
「しゃべる」ではなくて「語りかける」ということを必死にしていたと思うのです。

少し慣れて来た時こそ要注意です。
時には初心に返ることも大切。

そんなことを感じます。

失態(焦

2006年01月10日 | 雇用訓練(委託訓練)
今日も、ビジコンの講座に行ってきました。

今回から準備も講座も片付けも全部ひとりでやるということで、
緊張して1時間以上前に会場に着きました。
ひそかに心配していたプロジェクタもなんとかつないで、無事画像が映りました
大きなスクリーンも設置するのに大変でしたが、親切な会館の事務のおじいさんが手伝ってくださいました。感謝。
パソコンの配置・点検や机の配置もよっこらよっこらと。
かなり準備に時間がかかりました。男性の手があればもう少し楽なんだろうけれど。。。
1時間以上前に行って丁度よかったです。

なんとか落ち着いたところでほっとお茶を一口飲んで、生徒さんを迎えることができました。

++++++++++++

ところで、今日は失態をしでかしてしまいました。
テキストを忘れて会場入りしてしまったのです

というのも、自宅の最寄駅に向かうのに私は自転車を使っているのですが、
その途中、鳥にフンを落とされたのです
カバンから靴にかけてビッ!っと・・・。
それに気が動転して、駐輪場の自転車のカゴに、使用するテキスト2冊、
置きっぱなしにしたまま電車に乗ってしまったのです!
あってはならないことです。

気付いた時にはもう、時すでに遅し。
今から戻れないし仕方ないので、これはテキスト購入するしかない、と、
現地の小さな本屋さんに駆け込み、すがる思いでたずねたのですが、
「10日ほどかかります・・・」と言われました。
そんなに待ってられん!
・・・半泣きな気分で会場に到着。余りのテキストもあるはずがなく。

あきらめました。
用意したお手製プリントやデータなどは、持っていたカバンの中に入っていたのが
不幸中の幸いです。よかった・・・本当よかった!


ドキドキで講座を始めました。
一番前に座っていたおじ様に、ちょこっとテキストを後ろから覗かせていただくお願いをしました。
直前までテキストを見ていたし、タイムテーブルと指導要領を作っていたので、
なんとかそのかいあって、無事60分経過・・・。
そのとき、フト窓の外に目をやると、なんとそこにコピー機が!

・・・ということで、何気にそこで10分休憩をはさみました。
その間に一番前のおじ様にテキストをお貸りして、ひたすらコピー。
なんとか残りの90分は無事にこなせました。

もう、そのおじ様には申し訳なくて、何度もお礼を申しあげました。


ひとりでやるのって、とっさに何かトラブルがあったときに怖いですね。
頼る人がいないので、全部自分でなんとかしなければならない。。。
今日は大反省しました。
鳥のフンごときに負けてたらいけません。
私がだめになったら、講座がだめになるんだ。
私1人が失敗すれば、11人のお金と時間と労力が無駄になるんだ。
私を雇っている会社の信用にもかかわります。
そして、忘れてきたテキストも、もし重要なものだったら大変な責任問題になります。


次回からは気を引き締めて、そしてもっとプロ意識を持とうと思いました。。。

++++++++++++

講座の方は無事終了し、今日も「2時間半充実した時間をありがとうございました」
との嬉しいコメントをいただけて、嬉しかったです。
次回からは関数のレッスンに入ります。
少々難しそうな方もいらっしゃいますが、できる限りのフォローをしていきたいです。

がんばろう。

口のうごきで言葉を伝える

2006年01月09日 | 色々な生徒さん
以前から記事にしている障害をお持ちの生徒さんですが、
昨日もレッスンにいらっしゃいました。
とっても熱心で、しっかりと着実に進めてらっしゃいます。

今、基礎部分のファイルとフォルダ(ファイル管理)のレッスンを進めています。
ファイルをコピーしたり切り取りしたり・・・と、最初皆さん苦労する部分です。
それでも熱心にテキストを読み、そしてわからないときは筆談で
質問してくださいます。
この調子なら、Word・Excelも問題ないかな・・・と感じています。


その生徒さんですが、最近、こちらへ何か伝えるときに、筆談だけでなく
口をうごかして伝えてくださいます。
「あ り が と う」など、声にはできないのですが、口の動きで伝えてくださいます。


それで思ったのですが、やはり、耳の聞こえない方のレッスンでも、
インストは通常通り声を出してしゃべった方が良いのだと。。。

口の動きでこちらに何かを伝えようとなさるということは、きっとご本人は反対に
インストの口の動きを見て、何を言っているのかつかもうとしていることもあると思うのです。

コミュニケーションの方法は一つだけではないですね。
声だけではないんだな・・・って、改めて思いました。

それは筆談であったり、口の動きであったり、表情であったり、ジェスチャーであったり、
はたまた、こちらが声を出したときの空気の振動であったり、その時の雰囲気であったり・・・。


この生徒さんには、私がいままで見えていなかったものをたくさん見せていただいています。
感謝です

ビジコン3級講座・1

2006年01月08日 | 雇用訓練(委託訓練)
先日、第1回目をこなしてきました。
出掛けに、皆さんがくださった励ましのコメントを読んだのですが、
とっても心強かったです
本当にありがとうございます。
それなのに、緊張していてお返事もかけずに出かけてしまいました。

++++++++++++

今回行った場所は、関東でも少々奥地の方でした。
会場で集合だったので、無事にたどり着けるかドキドキしていました。
駅からバスに乗って、バス停から徒歩6分ということでした。
地図を片手にバス停を降りたのですが、そこからが大変でした。
なにしろ、田舎・・・というか、何も無いんです。
大きな建物がボコボコと乱立はしているのですが、国道が通っていて少々用心が必要な道に感じました。
夜の講座だったので、もう周辺は暗くて・・・、そして道に迷いました
怖かったです。右手は雑木林だし!季節外れのススキが揺れているし・・・国道だし。。。
車は通るけれど、人が通らない・・・。
混乱していたところで不意に通りがかったおばあさんに道を尋ねて、無事会場へたどりつきました。
あのときのおばあさんには本当に感謝です!
これだけで体力の半分は使ったかもしれない。。。。
次回からはタクシー使っちゃおうと思います。怖い思いはしたくないです。


ところで、講座の方は、なんとかなんとか無事終了しました。
生徒数は11名でした。予想していたよりも年齢層が高かったです。平均45くらい??
どうやら雇用訓練講座だったようです。当日知りました

講座内容は当初の計画の通り、テキストからベーシックな問題を一問、一斉で解きました。
回答の仕方や合格のポイント、目の付け所などを講義しました。
皆さん真剣にメモなどしてくださって、よかったです。
生徒さんの反応はよかったので、これからこの皆さんと一緒に2ヶ月、
私もがんばっていけそうです。

受講生のレベルですが、検定講座にもかかわらず、やはりいました。
「Excelさわったことないです・・・」というおじ様。
ある程度覚悟はしていたのですが、全くExcelわからない人と、
検定受けられるレベルの人をどう一緒に進めて良いのか、今後の課題です。

今回全員のレベルを一通り見てみたのですが、これは実践を繰り返すよりも
講座の半分くらいは基礎からの積み上げなおしを行った方がよさそうに感じました。
それで残り半分で実践練習に入ろうかと思います。
これからカリキュラム作成して、次回配布しようと考えています。

次回は会場準備から片づけまで私一人でやらなければいけないので心細いです。
プロジェクタつなげられるかな・・とか、スクリーンひとりで設置できるかな・・とか
小さなことに不安を感じます。

今回の講座で感じたことをメモしようと思います。

●次回は、私が生徒さんに名札とフロッピーを配ろうと思います。
 生徒さんが自由に取っていって良いのですが、私が皆さんのお名前を覚えるために・・・。

●私も名札をつけようと思います。今日、ハンズで買ってきました。

●11名と少数なので、なるべく皆さんとコミュニケーションをとりたいと思います。

●私のしゃべりは単調なので、もう少々工夫していきたいです。

●講座は思いのほかゆっくり進むみたいなので、内容は少なめに、
 練習問題は多めに持っていこうと思います。


・・・今回はいっぱいいっぱいで、自分の講座がよかったのか悪かったのかも
判断できなく終了しました。

でも、アンケートには「楽しかったです」との記述があり、少し元気がでました。
次回もまた計画を立てて頑張っていこうと思います

今年のレッスンはじめ。

2006年01月05日 | インスト日記
今月からダブルワークとなります。
少々の不安も抱えつつも、お仕事はじまりました

++++++++++++

今日は前から勤めている個別の教室へ出勤でした。
小さな教室ということもあり、生徒さんからの年賀状が数枚、届いていました。
素敵なお手製はがきや、Wordで苦労して作成なさったものとか・・・嬉しいです。

以前「好青年」という記事で書いた、中学生の生徒さんからもはがきが届いていました。
手書きでコメントが添えられていて、
「P検3級合格を目指してがんばりますので、よろしく・・・」というようなことでした。
ひたむきに頑張る彼の姿に、またまた「好青年だなー・・・」などと感心してしまいました。
是非、合格へとサポートしていきたいです。
彼は今月末か来月、受験できるようならGOを出したいと思います♪
楽しみな生徒さんです。

そして、今日は以前「ガラス細工のような生徒さん」で記事にした女性もレッスンにいらっしゃいました。
取り組み方にだいぶ前向きな姿勢が見られるようになってきました。
なかなか質問してくださらないので、コマメに声かけをしていますが、
今までは質問があって、その回答で私が「では、○○の操作は覚えていますか~??」
などと伺うと、しーーーーん・・・・・・。となっていたのですが、
最近では少しずつ私がコメントする前にちょこっと手が動くようになってきています。
小さな進歩かなぁ・・・と。
パソコン、楽しんでくださっていると良いのですが、静かな方なのでたまに不安になったりもします。

あとは、以前から記事にしている、耳と口が不自由な生徒さんもいらっしゃいました。
筆談とチャットでレッスンを行っていますが、
「パソコン習得にむけてがんばります!!」との手書きのメッセージに元気付けられました。
笑顔で帰宅なさいました。



少しずつ少しずつ前へ進んでいく生徒さんの姿。
目標に向かって邁進している生徒さんの姿。
楽しんでパソコンに取り組んでらっしゃる生徒さんの姿。
笑顔で帰宅なさる生徒さんの姿。

とても元気付けられます。
プライベートで落ち込んでいても、そんな生徒さんの様子を見るとなんのそのです。


今年も、たくさんの笑顔に出会えると幸せだなーって思います。

ビジコン講座

2006年01月05日 | 雇用訓練(委託訓練)
先日から書いているビジコン3級の講座が、あさっての6日から始まります

今日、第1回目のレジメが完成しました。
全部で6ページ、プラスアンケート1枚です。
明日本部に印刷をお願いする予定です。

一応、テキストが配布されています。
実技試験のテキスト一冊と、知識試験のテキストが一冊。
実技と知識の両方を講座で扱ってくれと言われたのですが、知識に関しては
生徒さんご自分で勉強なさることかなーと思うので、
講座では、毎回章ごとに小テストを行うことにしました。
で、講座のメインは実技を・・・ということでいこうと思います。

前回、くーまんさんよりいただいたコメントのお返事にも書いたのですが、
Excelの機能をレッスンした方が良いのか、それとも実技を繰り返した方が良いのか、
迷いました。

それによって、テキストのページの進み方も前後してきます。
念のため頭の中では、Excelの機能を基礎からざっとやった後に実技に入るプランと、
実技をどんどんこなしながら機能解説をはさんでいく方法の2通りを大まかに考えています。


初回はあさっての6日ですが、そこではまず講座の説明と、その後、
テキストに掲載されている簡単なビジコンのサンプル問題を集団で解いて
みようと思います。
その際、注意した方が良い点や、問題の解き方手順のコツなどもお伝えしようかと思います。
そして最後にアンケートを行い、生徒さんのスキルや要望を伺おうと考えています。

初回の感触によって、その後の進め方を変えていけるようにしたいです。
初回のタイムテーブルがまだできていないのですが、おおまかに決まったので
あとは簡単に作成できるかな、と思います。


暗中模索で、不安も多いですが、今までやってきて学んだことを生かして
充実した講座を作っていければ・・・と思います