柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

自分流の遺言書は危険です。

2008年08月30日 | 遺言書を作る時
昨日、ご主人が遺言書を自分流で書いた方の所へ行ってきました。

いつも一緒に動いてくださる司法書士の先生と一緒に。


ご主人はテレビで、遺言の書き方を見て
その通りに作ったから、間違いはないと言って、
その遺言書を見せてくれました。

「遺言」と封筒に表書きがあり
中には、「今まで、自分の世話をしてくれ、長年苦労をかけた妻に
とても感謝している。私が亡くなった後に、妻に全財産をあげたい」
と書かれていました。

奥様への気持ちが書かれていて
素人が見れば、ちゃんとした遺言に見えます。

しかし、専門家の指摘を受け
結局、正式な公正証書の遺言書を
作成することになったんです。

例えば
「妻に財産をあげる」では、「妻に財産を贈与する」という意味にも
取れます。
相続と言う言葉がないと、正確な意味にはならないとか
財産と一言で表現するより、もう少し具体的な表現をしたほうが明確になる
とか。

なるほど・・・
側で聞いていて、頷くことが何回もあり
私も勉強になりました。



昨日のご相談は、半分以上が雑談でしたが
その中で、知り合いの親子が遺産分けで縁を切ってしまった、とか
知らないうちに、親の財産がなくなってた、とか
ご主人の身近にある、世間話に花が咲いてしまって。

ご主人から、ちゃんとした遺言を作れて、安心した。
教えてもらってよかったと、言っていただけました。

数日前に奥様と会って、何の気なしに話したことが
キッカケでしたが、おしゃべりもたまには
役立つ物ですね。

このご夫婦は、お子さんがいなくて
ご主人のご兄弟がいます。
もしも、ご主人が亡くなると
奥さんとご主人のご兄弟の4人が相続を受けることになります。

今回、遺言書を作成したので
奥様お1人が相続人になり、ご兄弟に財産を分けなくてすみます。


最近では、お子さんがいるご夫婦のどちらかが亡くなった時に
残られた伴侶に、全財産を相続させる遺言が書かれるようになりました。

残った伴侶が生活に困らぬように
子供には、その時点では相続を放棄してもらう訳です。

確かに、高齢者の生活が年々、厳しくなってくるので
1人になった時、将来は不安ですね。

これからの時代は今までとは確実に違います。
人の気持ちや考え方も違ってきました。

そうなると益々、遺言が必要になってくると思います。





風呂屋の2階で、落語聴く

2008年08月28日 | 私の半径100メートル

地域の有志で作る落語会に入っています。
落語を語るのではなく
落語を地域で楽しんでもらおう・・・という会です。

何でも、やっているでしょう、私。

今日は暑気払いを兼ね、若い芸人さんを呼んで一席ききながら
の食事会でした。

春風亭笑松さん
落語を始めて7年目、二つ目の落語家さんです。

ふくよかで、坊主頭。
「商売柄、バリっと着物で決めて歩くんですが
 お坊さんに間違えられ
 下を向いて歩いてると、背中をポンとたたかれ
 明日は頑張れよ!って、相撲取りに間違えられるんです」

演目は
「たがや」という落語でした。
 花火の夜に見物人でごった返した橋の上
 たるを作るときに周りに巻く竹を“たが”というんですが
 その職人が道具箱を担いで向こうから橋を渡ってくる
 こちらからは馬に乗った侍が、お供をつけて端を渡っていく。
 人を掻き分けて進む両者がぶつかって
 職人は道具箱を足元に落としてしまう。
 すると、道具箱に丸めて入っていた“たが”が落ち
 竹でできた“たが”は反動で伸びてお侍の笠に当たり
 笠が壊れてしまう。
 さあ、大変!
というような、お話しでした。

なかなかの語り口に、あっという間の30分でした。
年に数回落語会を開催しますが
いつもは、地域の方がお客様で
会員は支度や整備につくので、ゆっくり落語を
楽しむ事は出来ません。

今回は、風呂やの2階にある座敷を借りて
お弁当をとって
のんびりと、楽しみました。

笑松さんも、高座が終われば
皆と一緒に食事の輪に入り、大いに飲んで食べて盛り上がります。

最後に皆に進められ
一風呂浴びて、帰られました。


笑う角には、福来る・・・ですよ。


ホームページ作っちゃうぞ!!宣言

2008年08月25日 | sibatanoriko?
このブログを始めるまで、インターネットって何が面白いの?って思ってました。

去年までは講演で「ホームページ作っても
葬儀依頼のある会社はほとんどありません」って言ってました。
これは事実です。

仕事で、私も葬儀関係のホームページを見る事が多いけど
どれも、興味を引かないし、皆同じにしかみえなっかたので。

ところが、最近、少し考えが変わってきました。

私のブログでさえ、見てくれる人がいる。
その人たちは、葬儀関係者ばかりじゃないんですね。

だとしたら、ホームページも作り方次第で
見る人の興味の持ち方が違ってくるのだろうと
なんとなく,解って来たのです。

言われるがまま、ブログに作文しているだけですが
周囲でサポートしてくれる人達がいい刺激を与えてくれるお陰で
私の意識が変わってきました。

今や講演の中で「ホームページは重要なんです」と
言ってます。この変わり身がチョット恥ずかしいんですが。

それで、とうとう私自身がホームページを作る準備を始めました。

私の事務所はオフィス・シバタと言って
1人で自由気ままにやっている事務所ですが
結構窓口が広いんです。

このブログ同様、葬儀に留まっていられなくて。

私の働きかけは、一般の人々と
葬儀関連業界への二通りです。

葬儀が目前でなくっても、なんとなく見ちゃう・・・
見たら、面白かった・・・
そんな作り方したいなって考えてます。

いつになるか、わかりませんが
出来上がったら、お知らせします。


死ぬまでお財布は握っているべし

2008年08月24日 | 遺言書を作る時
ある講演会でこんな話を聞きました。

「私は毎年、正月に遺言書を書き直しているんです。
私に孝行してくれた子に有利に遺言書を書き直す。
一生懸命、働いて作った財産ですよ。
親を大事にしない子にやる必要はない。
皆さんも、そうしてご覧なさい。
子供は、みんな親切になる」

また、ある未亡人からは

「私の友人は、病気になったとき
息子さんに、通帳と印鑑を預けてしまったんですよ。
あんなに、預けちゃダメって言ったのに。
でも、死ぬまでほとんど面会にも来なかった。
年に数回来ても、顔を見てすぐ帰ってしまう。
当たり前ですよ。
子供だって、お金を持ってると思うから
優しくしてくれるんですもの」

「子供が憎い訳じゃないけど
親はそのくらいの覚悟でいなきゃ。
甘えて、べったりと頼っちゃいけないんですよ。
だから、子供とも上手くやっていけるんですよ」

まだ、親がいる身の私には
耳が痛い言葉です。

でも、これは真実を言い当てている部分も大きい。

誰でも、親を見たくても自分の生活が一杯で
金銭的にも、精神的にも、物理的にも
親の面倒を見られないのも現実。

だから、先にお金を預かったら
親の事が面倒に感じる人もいますね、きっと。


そう考えたら、親は最後まで
お財布は握っておかないといけないかも。
平均寿命が、毎年更新している日本ですから。


本当に親孝行な人も沢山いますが
世の中、おかしくなっているのも事実です。







怖いんです、カラス  いるんです、アライグマ

2008年08月23日 | 私の半径100メートル
我家の前のお宅は、広い庭があります。

去年の事です。
桃の実が、ビッシリついて,色づき始めた頃
カラスの大群が来て、30分で食べつくしたことがあります。
見事に、桃の木は丸裸になりました。

怖いくらいでしたよ。
庭の周囲の屋根や、電線にカラスがひしめいていて
一団が桃の木に留まって桃の実をあさると
一度、引き上げます。

すると次の集団が来て、桃の実をくわえる。

仲間を呼ぶのか
どんどんカラスが増えてくるんです。

ギャー、ギャーとすごい騒ぎで、実を落としていく様は
本当に殺気立っていて、すごかった。

前のお宅は留守なのか、窓1つ開かないんです。
せっかくなった桃の実がなくなっちゃう、気の毒に・・

でも、カラスを追い払ったりすると
カラスは人の顔を覚えていて、復習する・・・とか。

100羽近いカラスを敵にするのはイヤなので
窓を細めに開けて、そっとこの様子を見てました。



今年は、この庭にアライグマの親子が住んでるらしいのです。
隣の家で3匹捕獲され、まだ4匹くらいがいるようです。

最近、夜中に変な泣き声がするんでうす。
主人は「近所に呆けた犬がいて、夜鳴きをしている。可哀想に」
といいますが、どうやらこの声の主は、アライグマのようです。

お庭が広いと、いろんなことがおきますね。






今のうちに 遺言書を書いて!

2008年08月21日 | 遺言書を作る時
今日、お目にかかった方は、ご主人と二人暮らしです。

「もうこの年になったら、いつ逝ってもおかしくないでしょ。
 だから、主人に財産を私1人に相続するように、書いてもらったのよ」

「そうね。 あなたの所はお子さんがいないから、
 ご主人が亡くなったときが問題よね」

「そうなのよ。妹が3人いるでしょう。なんだかんだあると思うのよ」

「その遺言書は、どうやって作ったの?」

「主人に紙に自筆で書いてもらったのよ」

「それじゃ、安心できないわよ。公正証書にしておいたほうが
 いいわよ。自筆だと正式に認められない書き方をしていることもあるから」

「えっ!そうなの。聞いてよかった。 すぐ、作り直すわ」



これって、テレビのコマーシャルみたいでしょう?

今日の午前中の話です。
彼女のところでは以前、おばあちゃんが亡くなった時に
ちょっと、たいへんな思いをしています。

自宅の土地がおばあちゃん名義だった為に
姉妹に財産放棄を頼みました。

そのときには、お金をつけて頼んだそうです。



お子さんがいない御夫妻のご主人が亡くなると
財産は、奥さんが全てもらえると思いません?

ところが、もらえないんですね。
夫婦の財産なのに、納得いかないですよね。

ご主人の親が生きていれば、親に1/3 妻に2/3
の相続権があります。
ご主人の兄弟姉妹がいれば兄弟姉妹に1/4 妻に3/4
の相続権があります。
もし、兄弟姉妹が亡くなっていれば、その子供に相続権が
移ります。

これって、結構たいへんなことですよね。
財産の大半が住居の土地と家だったら、財産を分ける為に
住まいを売却して支払うことになりますよね。

これって、チョット変でしょう。
でも現在の法律では、そうなんですよ。

デモネ、ご主人が遺言書に
「財産は全て、妻に相続する」と書いておけば
その通りになります。
親や兄弟姉妹の場合は、いくらゴネても大丈夫なんです。
遺言書のほうが勝ちなんです。

但し、正式な遺言書と認められないと無効になっちゃう。

自筆証書遺言書は自分で書くから、簡単そうだけど
 書き方が法的に反していると無効になったり
 遺言書がすぐに見つからなかったり
 反対に、故意に隠されたり・・・
 又、裁判所の検認を受けないと遺言書を見れなかったり・・・
結構、死後に大変な思いをします。

公正証書遺言だと
 公証人が作成してくれるので無効になる事はないし
 偽造されることもありません
 公証役場で、一部を保管してくれるので紛失もなし
 又、遺言書もすぐに見ることが出来ます。
作成に費用は多少掛かるけど、安心度が高い。

「うちは大丈夫よ、もめるほど財産ないから」
ほとんどの人が、こう思ってるのです。
・・・・これが一番、危険。

人は「もらえるお金」があると、少し(沢山かな?)気持ちが変わります。
残念ながら、こういう場面を少なからず見てきました。

「面倒だな」と感じても、これが一番面倒にならないコツです。

お子さんがいない奥さん、ご主人に遺言書を書いてもらいましょう。
そうしたら、
ご主人も、奥さんに遺言書を書いてもらいましょうね。

奥さんが先に逝けば、ご主人も同じ状態になるんですよ。
 




タモリの弔辞

2008年08月19日 | お葬式
タモリの弔辞はやはり白紙だった。

今月の初めに行なわれた赤塚不二夫氏の葬儀での
タモリの弔辞が、又話題を呼んでいます。

TVプロデューサーの横澤氏が
弔辞が白紙だったことを
タモリ本人から確認したそうです。

8分間の弔辞は聞きほれました。
見事。としか言いようがありません。

弔辞といえば、美辞麗句が多いのです。
この手は、正直、飽きるし歯が浮く。

タモリは故人との思い出を淡々と語っています。
ありのままを語っています。
故人の幾つもの側面を
長すぎない言葉で語っています。

余分な背景や状況が省かれ
聞きやすさが増してます。

聞く側は、故人の人となりを
2人の親密な関係を
そのフレーズから察することが
容易に出来ます。

砕けることもなく、礼を尽くした弔辞。
それが、白紙だったなんて。

最後まで、故人の求めに応じたんですね。

この弔辞のお陰で
赤塚不二夫氏の葬儀は赤塚流になりました。





家族葬・・・と決めたなら

2008年08月19日 | 家族葬
じゃあ、家族葬をする時には、何て知らせたら言いの?
と思う方が1人位はいるかもしれないので

お教えします!


★家族葬の範囲を決めましょう。
  ・家族だけ
  ・親族だけ
  ・親族と故人の親しい人だけ
  こんな風に、誰に来て欲しいかを決めましょう。

★来て欲しい人にだけ、葬式の連絡をしましょう
  ・故人や家族の「意志」を伝えて他の人には連絡しないように頼みましょう。

★他の人に知れてしまったら、きちんと「意志」を伝えましょう。
  ・「申し訳ないけど、お参りもお香典もお断りしています。
不義理をするようだけど、故人の生前からの希望だったので
家族としてかなえてあげたいので、お声はかけません。
ごめんなさいね」
   こんな風に、ハッキリと伝えます。
  ・町内に訃報がまわる場合も、同様に意志表明をします。
   代表者に口頭で伝えるなり、訃報紙に文面を添付してもらいましょう。

★もし「意志」が伝わらずに来られた方にはどう対応するか決めましょう。
  ・丁重にお詫びをして、引き取ってもらう。
  ・焼香だけして頂いて、引き取ってもらう。
  ・親族と一緒に葬式に参列してもらう。


★香典や、供花、供物を受けるか、辞退するか決めましょう。
  ・親族への対応を決める。
  ・親族以外の人への対応を決める。
  ・突然の会葬者への対応を決める。

★家族葬儀に参列した人の会葬品や礼状をどうするか決めましょう。
  ・香典、供花を受けても、辞退しても礼状や会葬品は支度する。
  ・香典、供花を受けても、辞退しても礼状や会葬品は不要にする。


せめて、これくらいの事は決めて「家族葬」をしましょう。
訃報を聞いた人が困るのは
「身内でしますと聞いたけど、今までのお付き合いもあるし
私は一体、どうしたらいいのかしら?言葉通りに鵜呑みにしていいの?
もし、他の人が行って、私がいかなっかたら、困るしね・・・」
と、不安になるのです。

よくあることですが
普通の葬儀でも「香典辞退」と聞いて
受付に行ったら、受付にも「香典辞退」の文面が・・・
しかし断りきれずに香典を受け取った人が1人でもいたら
言葉通りに「香典を出さなかった」人は嫌な思いをします。

だから、こういう事は、家族、親族が一同になって同じ対応をしないといけないのです。



でも、私の本音は、
葬式は、故人の為だけにあるわけじゃない。
故人と縁があった人の為でもある。
その人なりに、故人との別れが必要な人もいるはずだけどなー。

死に直面した人々は、周りが見えなくなっているけど
全てが終わった後に
お参りに来てくれた人たちを見て
「最後に逢わせてあげればよかった」と後悔する人も多いんです。

又、お葬式後にお参りしたい人が
休みごとに来られて、お香典を置いていく。
玄関先で失礼!という訳にはいかず
仏壇の前に来てもらい、多少はお話しをして・・・
その都度、デパートから香典のお返しを送って・・・
そんなこんなで、何ヶ月も費やした人もいます。

いろいろ、書いたらきりがないけど
家族葬が悪いという訳ではないのです。

家族の意志でそうすると決めたのなら
周りの方への伝え方が大事になると思うんです。





家族葬・・・と聞いたなら

2008年08月17日 | 家族葬
知り合いのお葬式がありました。

「家族葬でやるから。子供の家族だけで他には知らせないので」
という連絡でした。

私は、こういうスタイルに慣れているので「会葬も香典も辞退だな」と
受け止めていました。

でも、他の人は違うんですね。
すぐに連絡が入りました。
「ねえ、お香典はどうする?もし、届けるなら一緒にしたいんだけど」

そうか!香典辞退とは確かに聞いてない。
やっぱり確認したほうがいいのかしら?

それで、確認すると
「うーん」と唸ってから、困ったように
「一応、辞退なんだけど、知らないで届けに来た人には
ちゃんとお返ししようねって家族ではなしてたのよ」というではないですか。

「持ってきちゃった人のは受け取る」といわれれば、香典を用意したほうがいいのかと、理解する人も多いでしょう。

または、供花は?供物は?と同じように考えますよね。

家族だけで葬式すればいい。
知らせれば、迷惑かけるから。
と、簡単に決めたのでしょうが、周囲の対応を何も考えていないらしい。

これって、しつこく聞くわけにもいかず
普通の人は困るでしょうね。

結局、会葬以外は全面的な辞退ではない・・・と理解して
供花、供物を出すことにしました。

その時に
「亡くなった親の兄弟にも知らせないつもりだったけど
判っちゃったので、子供の家族と、親の兄弟だけでする」
と聞きました。

・・・・・・???

お葬式ってそんなに迷惑なことでしょうか?

家族は一番密接な仲だけど、兄弟というのも
これまた、濃い繋がりがあるんですよ。
何せ、元、家族なのでね。
義理で私達を呼ぶ必要はないにしても・・・

家族で送ることに反対はしないけど
「この世の見納め」が必要な人は、家族以外にいるものです。

家族葬がいい、と思っている人はとても多いけど
周囲の人が困らないような対応を考えておきましょう。





我家も夏休みでした

2008年08月16日 | 私の半径100メートル
我家は現在、主人と私の2人家族です。
アッ!主人の連れ子「トラ」がいるのを忘れてました。
だって、毎日暑くて愛犬トラは、ほとんど死んだ振りしてます。

主人も私も会社務めではなく、自由業のようなもの。
だから、家で仕事をすることも多く
曜日がわかりにくい、休日がわかりにくいのです。
とりあえず、ゴミの日で判断しています。

この1週間は、世間が夏休みをしていたのを実感しました。

息子と娘が帰ってきてました。

2人とも、独身で普段は家庭食に飢えています。
それを気遣って主人が「これを食べろ、あれも食べろと」と言いまくりです。

いい大人に成長した子供達は、嫌な顔もせず
「有り難う!」と言って
無理して、ニコニコ食べています。

気の毒に!!!


昨日、娘が帰り
今日、息子が帰りました。

それぞれに、仕事の状況を話してくれましたが
どこの職場にも、うつ病患者がいるのですね。

若いのに突然死も多くて・・・
企業は人を大事にしていませんね。

人材は宝・・・なんて
どの会社もよく言うけど、
この言葉の意味を解っている企業はあるのでしょうか?


一生懸命に働いている若者よ!
生きにくい世の中だけど
とにかく、心と体を病まないで!と
オバサンは願っていますよ。

オリンピックですね

2008年08月16日 | 世の中
始まるまで、批判が一杯だった北京のオリンピックも
いざ、開幕してみると、やはり盛り上がってますね。

時差があまりないので、朝から晩までテレビはオリンピックの番組ですね。
チョット寝不足です。

このときは、普段興味が無いスポーツでも見入てしまうから不思議です。

しかし、どの選手もすごい!です。国の代表に選ばれるだけでも
大変なことですよね。
ましてやメダルをとるなんて・・・
地獄のような練習なんでしょうか。

私は、運動オンチ
華麗に筋肉使える人、尊敬しています。

これが平和の表れなら、いいんですけど。
国の内外を問わず、戦争や殺人でオリンピックをしていることすら
眼中にない人が大勢いると思うと
チョット、複雑です。

遠~い、親戚なんですけど
ソフトボールの選手がいます。
今、北京で戦ってます。
私のこと、知らないと思うけど
頑張って!

子供を亡くしたお母さんに・・・

2008年08月13日 | 不思議
赤ちゃんの死は、お葬式を手伝う私達にも辛いものです。
赤ちゃんに限らず、子供の死は本当にお気の毒です。

お母さんになんて声をかけたらいいのか・・・・
なんて慰めたらいいのか・・・・

おそらく、周囲の皆さんも同じ思いだと思います。

流産、死産・・・・
生まれてからの死、病死、事故死、自死・・・・

どの死も、家族にとっては悲しみの大きに違いなどありません。

お葬式の後に、家族の迎えた悲嘆に接する時
何も言えない自分に無力さを痛感してしまいます。

子や孫を亡くした時「出来ることなら、自分が変わってあげたい」という
言葉を聞くたびに、
何で、こんな小さな子が命を終えなければならないのか?
神様は、何でこんな苦しみを与えるのか?
と、考えました。


子供たちの語った「胎内記憶」を知り、なんとなく解った気がしてきました。

赤ちゃんは自分の使命を自分で決めて生まれてくる・・・というのです。
「どんな苦境にも負けない人生を送ろう」とか
「人の愛情を一杯受ける人生を送ろう」とか
「仕事に専念する人生を送ろう」とか
「結婚せずに、世のために努めよう」とか
きっと、地球上の人の数だけの使命があるのでしょう。

同じように健康で生まれるか
障害を持って生まれるかも、決めてくるというのです。

自分が先に死んだり、障害を持って生まれても
その苦難を乗り越えられるお母さんや家族を選んでくるというのです。

そのお母さんもこの世に赤ちゃんとして生まれてくるときに
「子供を先に見送る運命」を選んできているかもしれません。

この世で受ける苦難をどうやって乗り越えていくか
それがあの世に戻った時の神様の判定になるというのです。

そうなんだ。
だから、人には計り知れない出来事が起こり
明らかに平等でない人生があるんだ。
死の時期も死に方も色々あって当たり前なんだ。

子供を亡くした人は
「私が悪かったのではないか?」と悩むけど
子供がすでに決めてきたことなのだ。
だから、お母さんは自分を責めちゃダメなんだ。


池川先生の「胎内記憶」の事を知って
私の中で、そう考える事が出来ました。


地球上にはたくさんの宗教があるけれど
多少の違いはあっても、この世は修行の場であるというのは
共通する所があるのではないでしょうか。

子供を亡くしたお母さんにこの話しをしても
すぐには慰めにはならないでしょう。
納得もしづらいでしょう。
お母さんの悲しみは除く事は出来ないし
代わってあげることも出来ません。

でも、記憶を持った子供たちは
「使命を果たして帰った子は
お母さんのそばにきて、いつも気遣っている」とも言っています。

「使命を持って、お母さんを選んで、生まれた赤ちゃんは
あの世へ帰る日も決めてきたけど、帰ってからも親子の絆は切れないそうよ。
いつもお母さんを見守っているんですって」


赤ちゃんや子供を亡くしたお母さんに
いつかこの話をしてあげたいな・・・と
思っています。








子供は親を選んで生まれてくる 5

2008年08月11日 | 不思議
赤ちゃんがお腹の中の記憶を持って生まれてくる。
子供から、それを聞き出していったら、とてつもない世界が見えてきた。
信じられない夢物語・・・と片付けるには惜しい気がします。
そこには、人間としての基本があるような気がします。
私の言葉では伝わらないかもしれません。

ですから、今日は池川先生が本の中でまとめたポイントを紹介します。

*お腹の赤ちゃんは生まれた時の記憶がある。
*お腹の赤ちゃんは外の様子もわかっているようだ。
*お腹の赤ちゃんに話しかける事は絆を深めるのにとても大切。

*生まれたすぐ後に、抱っこ(カンガルーケア)すると母子の関係が安定する。
*お腹に赤ちゃんがいるころからコミュニケーションをとるようにすると、生まれ
 た後のコミュニケーションが楽になる。
*2、3歳の子供にはお腹の赤ちゃんとコミュニケーションできる子供がいる。
*お腹に宿る前の記憶を持つ子もいる。
*赤ちゃんはお母さんとお父さんを選んで生まれてくる。

*お腹の赤ちゃんには、お母さんの気持ちがそのまま影響する。お父さんを含め周
 りの人がお母さんを心地よく過ごせるようにしてあげる事は大切。
*上の子がいる場合には、その子と一緒にお腹の赤ちゃんに声をかけるとよい。
*お腹の子にとって何がいいのか迷った時には、その子のメッセージを聞いてみる
 とよい。

*赤ちゃんの能力は私達が考えているよりはるかに高い。
*お産は人生の縮図。陣痛の苦しみの間に快感を感じられる時もある。
*呼吸法も生むスタイルも自由なほうがいい。
*お産の時、お父さんはその場にいるだけでいい。
*赤ちゃんが生まれる自然の力に任せるとお産は楽になる。

*子育てはあかちゃんの数だけ方法もある。絆を深めるのが先ず大事。
*生まれたら出来るだけ早く抱っこしてあげる。赤ちゃんが怖がるので出来るだけ
 マスクはしない。
*赤ちゃんの絆を深める方法として、ベビーマッサージやボードトレーニングは役
 立つ。
*帝王切開で生まれた赤ちゃんのほうが、お母さんとの絆が強いという結果が出た
 ように、絆はどんな出産でも深められる。
*お腹の記憶を語るのは、赤ちゃんがお母さんに何か気付いて欲しいから。
*赤ちゃんは無条件でお母さんやお父さんを愛している。

*教育とは30歳までに生活力と自活力を身につけ、楽しく暮らせるように育てる
 こと。
*「抱っこ」をたくさんしてあげるなど、小さい頃に愛情を注ぐことが自立を促す
*泣きたい時には思い切り泣かせるなど、感情を表に出させることが大切。
*反抗期が来たら育児は大成功。その後の価値観を決め付けるしつけはお父さんの
 大事な仕事。
*子供は親の鏡。親自身が悪い所を断ち切る勇気が必要。

*お産スタイルは時代と共に変化している。その本質を見誤らないように。
*赤ちゃんはお母さん、お父さんを成長させる為に生まれてきている。
*障害を持って生まれた赤ちゃんも、死産してしまった赤ちゃんも大きなメッセー
 ジを運んできているのではないか?
*生まれ変わりという考えを受け入れると、出産に関わる多くのことに合点がい
 く。
*お産も医療も化学薬品など人工的な力になるべく頼らないようにするのが大切。
*生まれ方はその子の性格に大きな影響をあたえるようだ与えるようだ。


上記のポイントは
「おなかの中から始める子育て」(胎内記憶からわかるこれだけのこと)
  サンマーク出版¥1200
という本に書かれています。
読むと、赤ちゃんにしてあげたいことが一杯書いてあります。
おばあちゃんが読むのもいいんじゃないですか。

池川先生の本を読むと、子育てをしていた時に読みたかった・・・と痛感します。
でも、今この本にめぐり合えたのは幸せなことです。
これから赤ちゃんを産む世代には教えてあげられるはずですから。

偽りだらけの世の中。
いじめがはびこる世の中。
お金と物質だけに価値がある世の中。
自分だけが良ければよい世の中。

「これが世の中さ!」何てしたり顔したくないですね。
赤ちゃんが教えてくれたこと、って今の時代には大事なことですよ。
きっと。 

子供は親を選んで生まれてくる 4

2008年08月09日 | 不思議
古い書物によると「胎児が意思を持つ存在である」ことに1500年以上前から、人々は気付いていたようです。
昔の人の方が、人間の本来持つ能力を十分に感じ取っていたのではないでしょうか。何でも科学的に証明されないと信じない現代とは違うんですね。

退行催眠って聞いたことありませんか?
心理療法の一種で、色々な症状や心の悩みを深い睡眠状態に導いて
幼少期にあったトラウマを思い出し、それを自覚することで問題を解決する方法です。
1960年頃にこの心理療法が行なわれ始めたらしいのですが、退行催眠によって
幼少期だけでなく、誕生時や胎内の記憶や、前世の記憶を語りだす患者が出てきて
この分野の研究が始まったそうです。

1988年になると心理学者デビット・チェンバレン博士が「誕生を記憶する子供たち」という本を出版します。
チェンバレン博士は退行催眠から聞きだした記憶を、患者本人と患者の母親の両方から得た記憶を詳細に照合しました。

チェンバレン博士以外にも1980年代ではトーマス・バーニー博士の「胎児は見ている」「胎児は知っている母親のこころ」などが出版され世界的な反響を呼んでいます。
そしてアメリカ、ドイツ、イタリアには出生前、周産期(妊娠満28週~出生後1週間までの期間)心理学、医学を研究する団体が設立しましたが、現在の日本ではこのような学術団体はないのです。

しかし、日本にも先見の明を持った人がいます。
ソニーの創立者井深大氏は胎児から2歳児までの重要性に注目し、1969年幼児開発協会を設立、2001年幼児開発センターと改称されました。
この取り組み内容を曹洞宗の僧侶、伊藤善重氏が著書「教育はこうでなくっちゃ」で紹介しています。

バーニー博士、チェンバレン博士と言うこの分野の先駆者であっても、胎内記憶の研究はそのほとんどが退行催眠を使ったケースに基づいて書かれていました。

池川先生のように子供自身から、胎内、誕生の記憶を聞き出し母親に照合したデーターを調査したのは、世界でも初めてのことだそうです。

池川先生は長野県諏訪市と塩尻市の置ける2回の調査をしましたが一般の保育園、幼稚園と言うごく平均的な親子3601組を対象にした為、信頼性はぐんと高まり
2003年のチリのサンチアゴで開かれた第17回HIGO World Congress of Gynecology and Obstetricsで発表しました。
塩尻市の調査結果については2004年国立京都国際会議場で開かれた「赤ちゃん学会」で報告をしています。

社会問題になっている育児困難や虐待、子供がおこす犯罪など親として対処しきれない物があります。
しかし真の教育改革を達成するには小手先だけのことでなくもっと根本のところを
見直さなくてはなりません。

池川先生は、胎児のときから母親との交流を持つ事は、いい出産、いい子育てにつながるといわれています。

いい子育てが出来れば、いい人間が増え、いい世の中になってくる・・・と私も思います。

また、子供たちが自分の生きる目標を持って、親を選んで生まれてくる・・・
そして、育つと共にその目標は自然に記憶から消え、「何でこんなに苦労するの?」と「自分はどうしたらいいの?」ともがき苦しみながら、人生を全うしていくらしい・・・
自分の役目が終わったら、「死」という形で、元いた世界に戻っていく・・・

池川先生の調査結果から、私はそんなことを感じ取ったのです。
これって生きることを考えさせられるし、死ぬことへの恐怖や不安も違う物になってくると思ったのです。



子供は親を選んで生まれてくる 3

2008年08月07日 | 不思議
産科医としてお産や子育てに役立つようにと胎内記憶、誕生記憶の調査を続けていくうちに、不思議な記憶を持つ子供たちと出会うようになりました。それはお腹の中に宿る前の記憶です。

子供たちはお腹に宿る前、雲の上で天使や妖精や神様と暮らしていたと話します。
子供たちは世界中を見回して、たった一人の女の人を見つけ出します。その人をかけがえの無いお母さんに選びます。そして、居心地の良い雲の上を離れて、この地上にやってきます。お母さん、お父さんに「大好きだよ」と伝える為に。

生まれる前の記憶が本当か本当でないか、議論はひとまず置いておきましょう。
ふつう記憶とは、脳細胞に蓄えられた情報と考えられます。一方、出生前心理学の
第一人者デービット・チェンバレン博士は「記憶はある程度成長してから身につくものではなく、初めから私達と共にあるもの」と述べています。

お腹に宿る前の記憶に興味を持った私は、記憶を持つ子供たちにインタビューをしましたがそれは驚きの連続でした。人は何故生まれてくるのか、家族とは何なのか、想いをめぐらすヒントになれば幸いです。


池川先生は本の中でこんな事を書かれています。


その子供達の記憶のほんの一部を紹介します。

「魔法使いに連れられてきたの。キラキラした温かい道を歩いて。その道はまっすぐでずっといくとパパとママのお家に着くんだ。そのとき隣の道を歩いている女の子が『じゃーね。またね』って言ったの。眠くなると魔法使いが抱っこして飛んでくれた。決められた道を決められた赤ちゃんが行くんだよ。ぼく専用の道なんだ」
(4歳男子)

「雲の上にはこんな小さい子供がいっぱいいて、これくらいの大きい人が世話をしてくれて、小さい子達は空の上から見てて、あの家にきめたって降りていくんだ。で、僕もお母さんのいる所に決めたんだ」(3歳男子)

「僕ね雲の上にいてね、アー、あそこの家がいいナーって思ってきたんだよ。ここに来て良かった」(2歳男子)

「パパとママを選んだんだよ。ずっと待っていたんだよ」(2歳男子。母親は結婚してから5年間子供をつくらなかった)

「ながーい滑り台を滑ってきた。滑り台は虹色に光っていてあつかった。地球が見えてきたからもうすぐお母さんの所につくと思った。途中で別れ道があったけど迷わず来た。もうひとつの道に行くと別のお母さんの所に行くんだ」(5歳男子)

「僕は男3人で仲間になって、皆でどこのママに行こうかって考えて、このママのところに来たんだ。やさしいママだから選んできたんだ」(2歳男子)

「私は女優になりたかったからママを選んだの。お空からいろんな階段があっていろんなママにつながってたけど、ママが一番きれいだったから。ママがこういうところで、こういう服を着て、しいたけに手を伸ばした時に入ったんだよ。ママのお腹に入ったとき長いヒモがあって自分でお腹にくっつけたの。簡単だよ」(5歳女子)

「お母さんは紺に白い水玉模様のワンピースを着て、道を歩いていた。雲の下に踏切があって、車の通る所があって。お母さんを見てこの人にしよう思った。他の人もよく見えたけど、なんかお母さんに目が行って、すぐに雲の上から飛び込んで言った」(11歳女子。お母さんは紺色に白い水玉のマタニティーを妊娠8ヶ月くらいから着ていた。踏み切りも思い当たる場所があるという)

「妖精さんと空を飛んでさがして、ママが一番良かった。パパも見た。おじいちゃんやおばあちゃんとかみんな見てよかったからお腹に入った」(6歳男子)

「雲の上では列みたいにならんで歩いてた。病気で生まれるか元気な子で生まれるか絶対に決めなくっちゃ生まれないから、決めるためにならぶ。神様は雲の上のまた上の教会にいて元気で生まれるか病気で生まれるか聞いたり、死んで雲の上に戻ってきた人にはよい事をしたか、悪いことをしたか聞いたり、よい事をした人はほめてもらって、ちょっとの間、行きたい所にいかせてもらえる。悪いことをした人はまた生まれてよいことをしなきゃいけないけど」(6歳男子)

「赤ちゃんはいろんなことに役立つように生まれてくるんだと思います。お母さんやお父さんの役に立つように。流産しちゃう子は外の世界を早く見たいって気持ちから生まれちゃう事が多くて。それで目的を果しちゃうと帰っちゃう。後は命の大切さを知らせたいとか。流産する赤ちゃんも役に立っている事が結構あって、それで赤ちゃんもうれしいって気持ちがあります」(12歳女子)

「僕が生まれてきた意味はお母さんとお父さんが結婚して子供が生まれないとすぐ喧嘩して離婚する可能性があったから、それを止めなきゃっていう意味で生まれてきた。離婚するより一緒のほうが幸せだったから。他にも使命って言うか、そういう意味で生まれた子は少なくない。さびしい家庭になるから、自分が生まれて楽しい家庭になろうとか」(13歳男子)

「雲の上では弟と仲良しで弟が並び順で後ろだったから。でも順番待たないでビューンって一番前に行っちゃう子もいる。そういう子はどっかケガデ死んじゃうことかもいる。自分で行きたい、行きたいって、先行っちゃって、どっか病気だったり。病気でもいいから早く行きたくて行っちゃう」(6歳男子)


池先生の本には、インタビューの詳しい会話と、子供たちがした雲の上の話しを描いた絵も紹介されてます。


葬儀の仕事をしていて、いつも疑問に感じてたことが池川先生の本書かれていたんです。
子供たちの記憶を知って、何故人間は、思いもよらない死に方をするのか?が
解った気がしました。

伝えたい事だらけです。
また、続きを書きます。




池上先生のブログはこちらです。

胎内記憶のふしぎ(池川明)Macoron!オフィシャルブログ