本年度二級建築士の学科試験の結果発表も来週23日に迫り、製図試験の期日も残り25日となってしまった。学科発表からは20日しか無いというのもいささか「?」とはいつも想うことだが、制度である以上全ての受験者に平等ということなので仕方がない。と言う事なのだが、本当にそうだろうか?実は若干平等ではないのだ。製図からの受験者に相当有利になっているのだ。同じ合格基準だと言う事なので、学科からの受験者は準備期間でやや不利となる。学科と製図を並行して学習すればいいのだが、なかなかそんなわけにはいかない。
とは言え、製図試験まで3週間を切った段階では、受験者はどんな図面であろうとも3時間30分程度で書き上げる作図スピードを身につけておくことが現段階では最低限のスキルだ。まだ、その段階でない受験者は、あと2週間でその段階までのレベルアップを図るか、長期計画に変更するかしかないだろう。最終的には3時間15分の作図スピード力を持って試験に臨む事が、出来なければ合格の可能性は極めて低い。運のみの世界に生きることになる。
受験者をもっとも悩ませるのはエスキスの出来だ。毎年、課題によってエスキスの特徴が現れる。さしずめ本年度の特徴は世帯間のまとまりだろう。
つまり、世帯毎のゾーンを明確にまとめる事ができるかどうかだと想う。
数年前の試験と比べると数段難しくなっているのだ。基本的には指定階毎に指定面積の所要室を配置すればよかった試験が、更に階毎にゾーンを出現させ、そのゾーン内に所要室を配置させなければならなくなっているのだ。更にそのゾーンはある条件のもとに連続性を担保しなければならないのだ。まさに今年のポイントはそこにあるように想う。
そのうえで、外部条件を満足させ、不都合のない動線計画を完成させ、さらに敷地の有効的利用を図り、時間内の作図力が試されるのだ。
あなたのエスキスは大丈夫だろうか?世帯毎のゾーンは確保されているだろうか?母のゾーンは課題条件に合っているだろうか?ゾーンの連続性は条件を満足しているだろうか?
今年の試験では、ここが全てに渡って優先される審査事項となる。
受験者は既にご存知のこととは想うが念のため、書いてみた。
・・・・・今日は、ここまで。
とは言え、製図試験まで3週間を切った段階では、受験者はどんな図面であろうとも3時間30分程度で書き上げる作図スピードを身につけておくことが現段階では最低限のスキルだ。まだ、その段階でない受験者は、あと2週間でその段階までのレベルアップを図るか、長期計画に変更するかしかないだろう。最終的には3時間15分の作図スピード力を持って試験に臨む事が、出来なければ合格の可能性は極めて低い。運のみの世界に生きることになる。
受験者をもっとも悩ませるのはエスキスの出来だ。毎年、課題によってエスキスの特徴が現れる。さしずめ本年度の特徴は世帯間のまとまりだろう。
つまり、世帯毎のゾーンを明確にまとめる事ができるかどうかだと想う。
数年前の試験と比べると数段難しくなっているのだ。基本的には指定階毎に指定面積の所要室を配置すればよかった試験が、更に階毎にゾーンを出現させ、そのゾーン内に所要室を配置させなければならなくなっているのだ。更にそのゾーンはある条件のもとに連続性を担保しなければならないのだ。まさに今年のポイントはそこにあるように想う。
そのうえで、外部条件を満足させ、不都合のない動線計画を完成させ、さらに敷地の有効的利用を図り、時間内の作図力が試されるのだ。
あなたのエスキスは大丈夫だろうか?世帯毎のゾーンは確保されているだろうか?母のゾーンは課題条件に合っているだろうか?ゾーンの連続性は条件を満足しているだろうか?
今年の試験では、ここが全てに渡って優先される審査事項となる。
受験者は既にご存知のこととは想うが念のため、書いてみた。
・・・・・今日は、ここまで。