司馬万太郎の残日録

司馬遼太郎の小説を読むことが好きな建築士の日常雑想録
  (競輪)・(中日ドラゴンズ)・(晴耕雨読)そして建築のこと

平成22年度、「2級建築士設計製図試験」

2010年08月18日 | 二級建築士設計製図試験
本年度二級建築士の学科試験の結果発表も来週23日に迫り、製図試験の期日も残り25日となってしまった。学科発表からは20日しか無いというのもいささか「?」とはいつも想うことだが、制度である以上全ての受験者に平等ということなので仕方がない。と言う事なのだが、本当にそうだろうか?実は若干平等ではないのだ。製図からの受験者に相当有利になっているのだ。同じ合格基準だと言う事なので、学科からの受験者は準備期間でやや不利となる。学科と製図を並行して学習すればいいのだが、なかなかそんなわけにはいかない。

 とは言え、製図試験まで3週間を切った段階では、受験者はどんな図面であろうとも3時間30分程度で書き上げる作図スピードを身につけておくことが現段階では最低限のスキルだ。まだ、その段階でない受験者は、あと2週間でその段階までのレベルアップを図るか、長期計画に変更するかしかないだろう。最終的には3時間15分の作図スピード力を持って試験に臨む事が、出来なければ合格の可能性は極めて低い。運のみの世界に生きることになる。

 受験者をもっとも悩ませるのはエスキスの出来だ。毎年、課題によってエスキスの特徴が現れる。さしずめ本年度の特徴は世帯間のまとまりだろう。
つまり、世帯毎のゾーンを明確にまとめる事ができるかどうかだと想う。
数年前の試験と比べると数段難しくなっているのだ。基本的には指定階毎に指定面積の所要室を配置すればよかった試験が、更に階毎にゾーンを出現させ、そのゾーン内に所要室を配置させなければならなくなっているのだ。更にそのゾーンはある条件のもとに連続性を担保しなければならないのだ。まさに今年のポイントはそこにあるように想う。
そのうえで、外部条件を満足させ、不都合のない動線計画を完成させ、さらに敷地の有効的利用を図り、時間内の作図力が試されるのだ。
  
 あなたのエスキスは大丈夫だろうか?世帯毎のゾーンは確保されているだろうか?母のゾーンは課題条件に合っているだろうか?ゾーンの連続性は条件を満足しているだろうか?
今年の試験では、ここが全てに渡って優先される審査事項となる。
 受験者は既にご存知のこととは想うが念のため、書いてみた。

   ・・・・・今日は、ここまで。

猛暑

2010年08月18日 | 雑想 
お盆の休み明けから、ほんとに暑い日が続いている。
日本はどうやら亜熱帯地域になってしまったのかと思うほどだ。
そう考えれば、局地的な豪雨もスコールと思えば理解しやすい。のだが・・・
道路の排水整備だけは何とかしてもらわないと、話にならん。
冠水状態の道路、何とかいいだろうなどと思って通過した5秒程度後、わずかにスプンという音、アクセルを踏んでもスピードは落ちる一方であった。エンジンは作動しているのに、
哀れ我愛車のミッションは天国へ召されてしまった。修理には、20万以上かかるそうだ。
まぁ、事故にならなくてよかったと想う他はない。この話には、さらに落ちが付いている。
なんと、惰性で動くほかなかった愛車の止まった場所は、いつも修理をお願いしているモータースを経営している方の自宅前だったのだ。その場で修理をお願いし、その場で代車を頂いた。仕事にはなんの不便も起きなかった。ただ、修理代が発生した。
二度と冠水状態の道路は走行するまいと改めて想った。盆休みどこも行かなかったのに出金だけが発生してしまった。
亜熱帯の日本で生活していくには、やはり注意が必要だ。

   ・・・・・今日は、ここまで。