Sanzokume'No'Waraji

『小さな幸せは、意外に大きな喜びを連れて来たりします...。』

Apple is ・・・。

2007-03-11 | Weblog

ニューヨークの冬の味と言えば、皆さん何を想像するだろう?
そう、ホット・アップルサイダーの季節だ。
毎年、冬季限定でグリーンマーケットに登場するこのドリンクは、サイダーって言っても別に炭酸ではない。
アップル、シナモンなどが原材料。
体の芯からあったまる寒い季節にピッタリな飲み物なのだ。
今年のニューヨークは暖冬が続いていたせいか、飲もうかなって気にならなかったのだが、最近急に寒くなってきて、そしたらやたらに飲みたくなってくるから不思議だ。
こういうシンプルなものほど気候や風土に合う味だったりするのかも。
お値段は1カップ、たいてい1ドル。
グリーンマーケットで果物を売っているテントでは、この時期、どこでも販売している。
お店によって味が違ったりするので、色々なお店の味を試してみても楽しめるだろう。
あと、なぜかグリーンマーケットでは色んな種類のリンゴをいつも大量に売っている。
ニューヨーカーにとって、リンゴは一番馴染みのあるフルーツかも。
当然、アップルサイダーも人気があるようで、家庭用にボトルに入っているものまで売っていたりする。
お店や時期によって値段が変わりはするが、下の写真のお店では1ガロン(約3.8リットル)で4ドル。
ハーフ・ガロン(約1.9リットル)だと2ドル。
ホント、お安いです。(NY)

Days is ・・・。

2007-03-10 | Weblog


まだまだ春の訪れは遠いニューヨーク。
街角で見かけた温かな風景。
バブル期のTVディレクターのような彼が写り込んでしまったのはご愛嬌。
雪が降って寒く閉ざされた日が続いても、春に向かっていると信じて進み続けるのが生きるということ。
抱きしめる、手をつなぐ、Kissをするという行為が、凍えるような寒さの日々で冷え切った心を優しく温めてくれる。
こんなにも誰かの温かさを感じた日々はない。
誰かを愛しいと思ったこともない。
そんな毎日が何よりも暖かい春の日々だ・・・。(NY)


Early is ・・・。

2007-03-07 | Weblog


本日、所用を片付けにミッドタウンに出かけたら、なんと雪!
最初はちらちらと舞う程度だったのだが、ふと気付けば目の前が真っ白になるほどの吹雪。
といっても、すぐに雲が切れて青空になってしまった。
暖冬といえど寒い冬が過ぎ、やっと春の訪れを感じ始めたと思えば、気温は-10℃。
それなのにも関わらず、アメリカでは今週日曜日午前2時から夏になるのだ。
「えっ、春もまだなのに・・・?!」と思う方も沢山いらしゃるかと思うが、コレ、本当の話。
今年、2007年から、夏時間の期間が延長されるのだ。
これまでサマータイムの開始日は毎年4月第1日曜日だったのだが、今年から3月第2日曜日(つまり、今週の日曜日)になってしまうのだ。
この変更は、2005年エネルギー政策法 (US Energy Policy Act of 2005)が米国議会で成立したことによるもの。
開始日だけじゃなくて、終了日も10月最終日曜日から、11月第1日曜日へ1週間伸びているので、ちょうど1ヶ月夏時間の期間が延長することになる。
この変更の理由を簡単に説明すると、要は省エネ対策。「限られたエネルギー資源を有効に活用するには、例えば、全米のオフィスが1時間早く電気を消せないかな?」というアイデアが出て、「じゃぁ、夏時間の期間を伸ばしたらいいんじゃない?朝は明るいから電気つけなくてもOKだし!そりゃ、グッドアイデアじゃん。」ということになったのだとか。
迷惑な話だ。
早起きをしなければならないというところまで、気が回らなかったようだ。
そんなわけで来週から夏時間ですので、皆さんご注意ください・・・。(NY)


Spring is ・・・。

2007-03-06 | Weblog


夕暮れが雲を突き抜けて、冬の終わりの夕べを金色に染めていく。
華が咲き、大地が色づく季節は、すぐそこに迫っているようだ。
春という季節が苦手だった。
桜という花も嫌いだった。
なぜか、散ってしまうとホッとするのだ。
消えていくのを惜しむ、あの切ないような気持ちから、解放されるからだろうか。
今は春の訪れも、終わり行く冬も少しも怖いだなんて思わない。
またひとつ新しい季節を、あなたの眼に映る景色を、同じようにこの眼に映せることを、ただ心待ちにしているから・・・。(NY)


Colorful is ・・・。

2007-03-04 | Weblog


チャイニーズニューイヤーを祝うドラゴンパレードでの一幕。
ドラゴンパレードの後に残った大量の紙吹雪は、子供達の格好の遊び道具になる。
チャイナタウンのメインストリートを埋め尽くす、七色に金銀を入り混ぜたColorfulな紙吹雪。
子供たちは、その手一杯に紙吹雪を掻き集め、再び空へと巻き上げる。
ずっと灰色の空だった。
見渡す景色に、眼を奪われるような美しい彩など、一つも見当たらなかった。
今僕の眼に映る世界は、七色に、いやそれ以上に豊かな色彩で染められている。
その景色の向こうに見えるあなたの笑顔は、どんな色よりも鮮やかに輝いている・・・。(NY)


Chocolate is ・・・。

2007-03-03 | Weblog

彼女?の名前はグリーンちゃん。
お友達にはレッドくん、イエローくん、ブルーくんがいる。
まるで「なんとか戦隊」みたいだが、別に戦ったりするわけではない。
いつもお友達と仲良くチョコレートを売っている。

アメリカで、彼らのことを知らない人はいないだろう。
特に1996年以降、ブランド・キャラクターに関する賞を多数受賞中。
あまりに人気なので今ではキャラクター・グッズも販売しちゃうほど・・・。
ついにニューヨークにも、彼らのお店、M&M's World Storeが登場した。
場所はタイムズ・スクエアのすぐ近く、48丁目のブロードウェイ沿い。
すぐ隣のブロックには、キスチョコなどで有名なハーシーズの同じようなお店もあるが、こちらの方が大規模。
2階まである巨大な店舗の入り口にはかなり大きなスクリーンがあって、彼らが出演する楽しいアニメーションが延々と流れている。
これならいやでもすぐに見つかるだろう(笑)。
店内に入ると膨大な数のキャラクター・グッズが売っている。
Tシャツ、マグカップ、ぬいぐるみ、ボードゲーム・・・など種類も豊富。
紅一点(緑一点?)の看板娘、グリーンちゃんの6.3mもの自由の女神像とか、サタデーナイト・フィーバーのワンシーンを再現したブルーくんなども待ち構えていて、ここではチョコレートがまるで脇役のようだ。
少しチョコレート(M&M's)についても補足説明すると、M&M'sってその起源はかなり古いらしい。
あの「お口でとけて、手でとけない」コーティングの発想はスペイン戦争にまで遡るんだとか。
第二次大戦で戦地の保存食として販売されたのが、その後、一般販売されアメリカの家庭に普及していったんだそうだ。
また、米国の最初の宇宙飛行士の食料の1つとして宇宙に行ったこともあって、今でもNASAの博物館に展示されているんだとか。
商品そのものの特性、品質、歴史などでもインパクトは十分。
このような背景もあって、グリーンちゃんたちもこんなに大活躍しちゃうのかもしれない・・・。(NY)

Dive is ・・・。

2007-03-02 | Weblog

NYの天候は、雨天と晴天を交互に繰り返し、わずかに春の気配を帯びてきた。
つい先週まで降っていた雪は、もう町中の何処にも見当たらない。
止まっていた時間が、ゆっくりと動き出す。
焦る必要はない。
それでも急く足元は、前へ前へと歩を早める。
真っ青な空へダイブ・・・。
今はそんな気持ちだ。
不安などもうない。
もうあなたしか見えない・・・。(NY)