ボランティアを長くやっていれば素晴らしい人間性がその人にあるとは限らない、多々問題を抱えている人もいる。
今ハウラーの駅のボランティアは、ケンが今日ダイナアシュラムに黙想に行ったので、土日はジムが来るが、中国人女性のクン一人になった。
と言うのは、前々から新しいハウラーのボランティアを見つけるようにクンには言っていたが、彼女はカーリーガートの長期滞在のボランティアを自分で探さない限りは誰も受け入れなかった。
シアルダーからボランティアをハウラーに行かせたが、クンはあまり喜ばなかった。
そして先週の土曜日にネパールから帰って来たアメリカ人のナース、ケンと私の友達でもあるメギンをハウラーに連れて行くように日曜日の朝に言ったが、彼女の滞在が残り三週間では無理と断った。
駅のボランティアのまとめ役のジムはその場に居たが、何も言わなかった。
たぶん土日しか来れないので、クンの考えを尊重したのだと思った。
ケンは体調が良くなく、その時ハウラーには行けず、またダイナアシュラムに黙想に行く事も決めて居たので、クン一人だけになってしまうにも関わらず、彼女は考えを変えなかった。
私は彼女のためにも、ステーションの人たちのためにも、身体の小さい彼女一人で行くのは良くないと言ったが無理だった。
その日の夕方、日本人のシャアリングを終わった後、ジムがちょうど来て、私を呼び、今日の朝は何も言わなくて申し訳なかったと謝った。
そしてジムにクンには何が言ったと聞くと、彼女は何も考えを変えず、聞く耳を持たなかった、彼女は自分の事しか考えていなく、駅の人たちの事など考えていない、一人で駅に行くのが好きなようだ、そして、後一ヶ月でいなくなると言った。
クンは五年ボランティアをしたが来月の半ばでカルカッタを去る、その事もあり、バーニーや私も言って来たのであるが、クンは何かを勘違いしている、そして他人をなかなか信用出来ない、柔和さがなく、自分の事しか考えられなくなっていた。
ジムとその場にいたシスターメルシーマリアも話しを聞いていて困り切っていた。
ケンはメギンだったら良いと思っていたが、クンの意固地な考えの前に何も言えなかった。
クンはメギンに病院の仕事(カーリーガートの患者の病院の付き添い)だけを頼んだが、次の日に断られた。
それを日曜日の朝にメギンを連れて、ハウラーに連れて行くように言った私のせいだと思って、何やかんやと失望したとか、経験がどうのこうのと、怒り口調で言って来たが、私は何も言い返す事はしなかった。
ケンが言うにはメギンはクンが好きではないだけの事だった。
それはそうだろうとも思った。
五年ボランティアをして来て、クンの最後の一ヶ月が悲しい形になる事は私も望まない。
しかし、ただクンが自分で自分を苦しめている。
クンのために祈るしかない。
今ハウラーの駅のボランティアは、ケンが今日ダイナアシュラムに黙想に行ったので、土日はジムが来るが、中国人女性のクン一人になった。
と言うのは、前々から新しいハウラーのボランティアを見つけるようにクンには言っていたが、彼女はカーリーガートの長期滞在のボランティアを自分で探さない限りは誰も受け入れなかった。
シアルダーからボランティアをハウラーに行かせたが、クンはあまり喜ばなかった。
そして先週の土曜日にネパールから帰って来たアメリカ人のナース、ケンと私の友達でもあるメギンをハウラーに連れて行くように日曜日の朝に言ったが、彼女の滞在が残り三週間では無理と断った。
駅のボランティアのまとめ役のジムはその場に居たが、何も言わなかった。
たぶん土日しか来れないので、クンの考えを尊重したのだと思った。
ケンは体調が良くなく、その時ハウラーには行けず、またダイナアシュラムに黙想に行く事も決めて居たので、クン一人だけになってしまうにも関わらず、彼女は考えを変えなかった。
私は彼女のためにも、ステーションの人たちのためにも、身体の小さい彼女一人で行くのは良くないと言ったが無理だった。
その日の夕方、日本人のシャアリングを終わった後、ジムがちょうど来て、私を呼び、今日の朝は何も言わなくて申し訳なかったと謝った。
そしてジムにクンには何が言ったと聞くと、彼女は何も考えを変えず、聞く耳を持たなかった、彼女は自分の事しか考えていなく、駅の人たちの事など考えていない、一人で駅に行くのが好きなようだ、そして、後一ヶ月でいなくなると言った。
クンは五年ボランティアをしたが来月の半ばでカルカッタを去る、その事もあり、バーニーや私も言って来たのであるが、クンは何かを勘違いしている、そして他人をなかなか信用出来ない、柔和さがなく、自分の事しか考えられなくなっていた。
ジムとその場にいたシスターメルシーマリアも話しを聞いていて困り切っていた。
ケンはメギンだったら良いと思っていたが、クンの意固地な考えの前に何も言えなかった。
クンはメギンに病院の仕事(カーリーガートの患者の病院の付き添い)だけを頼んだが、次の日に断られた。
それを日曜日の朝にメギンを連れて、ハウラーに連れて行くように言った私のせいだと思って、何やかんやと失望したとか、経験がどうのこうのと、怒り口調で言って来たが、私は何も言い返す事はしなかった。
ケンが言うにはメギンはクンが好きではないだけの事だった。
それはそうだろうとも思った。
五年ボランティアをして来て、クンの最後の一ヶ月が悲しい形になる事は私も望まない。
しかし、ただクンが自分で自分を苦しめている。
クンのために祈るしかない。