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ロクロを回して器作りに励む。
【ロクロ】・・・陶芸に用いられる、粘土を整形するための器械。車井戸の上につけてつるべをかける滑車。
轆
【解字】形声。車+鹿。
- ながえしばり。車の轅ナガエにまきつけて轅を強固にし、かざりとするもの。
轤
【解字】形声。車+盧。
- 轆轤は、つるべの縄を上下させる滑車。
この暑かった夏、安芸の宮島に旅行した折のことです。
こんな看板、めったに見る機会がないので思わずシャッターを切ってしまいました。
それに漢字の勉強していると街の看板に異常に敏感になります(苦笑)
まさか轆轤台を作っている工場ではないですよね。(冗談です)
宮島にロクロ技術が伝えられたのは嘉永年間(1848年~1853年)だと言われています。
日本でも古くから「宮島ロクロ細工」として有名みたいです。
アーケード街を歩いていると宮島杓子[しゃもじ]がたくさん売られていました。
そういえば、広島の高校が野球の応援でシャモジを鳴らして応援しているのを見たことあります。
宮島杓子[しゃもじ]
あれっ、「杓子」なら ”しゃもじ” ではなく ”しゃくし” ではないでしょうか。
「しゃもじ」は杓文字と漢字で書くようですよ。
それに「しゃくし」は水、汁をすくうためのものだと認識していました。
北斗七星柄杓星の「しゃく」だと思います。
「しゃもじ」は、ご飯をすくうものものではないでしょうか。
wikipedia先生に教えていただきました。
語源は、柄の先に皿形の部分が付いた道具の「杓子」(しゃくし)の頭字「しゃ」に接尾語「もじ(文字)」が付いた女房言葉(にょうぼうことば)である。本来は汁をよそう杓子も含めた言葉であり、米飯をよそうものを特に飯杓子(めしじゃくし)と言ったが、時代が経るにつれ、汁用のものをおたま(お玉杓子)、米飯用のものをしゃもじというようになった。
もともとは、汁もご飯もすくうものは「杓子」だけだったですね。
でも「女房言葉(にょうぼうことば)」ってなんだろう?
室町時代、宮中に仕える女官が主に衣食住に関する事物について用いた一種の隠語的なことば。
「杓子=しゃもじ」
「飯=おだい」
「肴=おだい」
「鯉=こもじ」
「団子=いしいし」
「浴衣=ゆもじ」
「髪=かもじ」
「豆腐=おかべ」
「腹=おなか」
「水=おひや」
「野菜=あおもの」
「鮨=すもじ」
「おでん=田楽」
「会う=おめおじ」
「御・・・」とか 「・・・文字」を使うものが多いのが特徴みたい。
”すいません、お冷もらえませんか”
使ってるジャン!(笑)