横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

野毛のつり橋の話。

2013-05-19 | 横浜ラブ
野毛のつり橋


このつり橋は野毛山動物園と、展望台のある配水池区(通称フラワー公園)を結ぶ歩道橋です。
今日、ワンコ散歩の途中、前を歩いていた40代くらいのカップルが話しているのが聞こえました。
男性「(この歩道橋)ぼろぼろだなあ、直さないんだ」
女性「……」(離れていて良く聞こえません)
男性「これって、ベイブリッジだな、」
女性「そうね、…したんじゃない」
男性「まんまじゃん、似せて作ったんだな。」

えーーん(泣)ちがうんですよお。
ベイブリッジのモデルになったのが、このつり橋なんですよお。
でもって、デザインは世界的な工業デザイナ-の柳宗理さんなんですよお。



って言いたかったんですが、変なおばさんになりそうなのでやめました。
私も、このことをちゃんと知ったのは、数年前。
あまり身近にあって当たり前に使っていたので、とても驚きました。

確かにボロボロ(1971年設置)なんで、今年(2013年)から修理が始まるようです。



野毛のつり橋は、1971年に動物園と野毛山配水池地区を結ぶ歩道橋として作られました。

もうすっかりはがれちゃってて、一部個人的に内容がわからないのですが、橋の柱に貼ってあったつり橋の銘文より;
野毛のつり橋
昭和45年6月28日「一万人集会」が開催された。 その時、野毛山動物園分会場で、一老人が「交通量が増えている折り動物園と遊園地は遊び場が二分されている状態で 子供達には危険だ。地下道か歩道橋を設置してほしい」と訴えた。 これを本会場の横浜文化体育館で開いた当時の飛鳥田市長は、清水、塩田の両助役と相談、 「さっそく実行いたしましょう」と確約、即刻工事にとりかかり、翌年3月に完成したのがこの橋である。 橋の名称は、市内の小中学生から募集し「野毛のつり橋」と決定した。 中央にある高さ18.2メートルの支柱2本からケーブル線でつり上げ、長さ59メートル、幅4メートルのこの橋は、 斜張橋(しゃちょうばし)といわれる当時としては最新の構造でできている。 市街地の高台に架けた横浜市内初のこの斜張橋は、 その後横浜港に完成した横浜ベイブリッジの原型と云える「ミニ・ベイブリッジ」であり、 美しい形状は附近の緑とよく調和がとれている。 当時の総工費は5,200万円。(原文のまま)

どういう経緯で、柳宗理さんが手がけることになったのかはよくわからないので、むしろ再整備された暁にはその辺りにも触れていただけると良いかな、と。

今見てもきれいなフォルムだと思います。

動物園側からの曲線も好きです。(4月撮影)

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