つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

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どっちだよ、このマンガのジャンルはよ(笑)

2008-02-03 01:02:52 | マンガ(少年漫画)
さて、たぶん少年マンガ……だろうなぁの第943回は、

タイトル:GIRL FRIENDS -ガールフレンズ-(1巻)
著者:森永みるく
出版社:双葉社アクションコミック(初版:'06)

であります。

これまたマイナーなマンガ家を……と自分でもぢつは思ってたりします(爆)
もともとは18禁系で描いてたマンガ家で、いわゆる百合系が主体のその手のマンガだったりしたんだけど、某人気小説(ちなみに私のお気に入り(爆))のおかげで、その手のものも、堂々と市場に出回るようになったこともあってか、こんなところから出てました。

つーか、18禁系の時代からぢつは知ってるマンガ家さんで、18禁系のクセに18禁か? ってくらいソフトな話や、ほほえましい話など、とても雰囲気のいい話が多かっただけに、隠れたお気に入りのマンガ家だったりします(^_^;

で、今回は18禁系ではなく、ふつうのマンガ雑誌ということで、題名通り、高校生の少女たちの生活を描いた作品。
ストーリーは、

『熊倉真理子はおとなしくて真面目で読書好き。高校ではなかなかクラスに馴染めず、ひとりでいることが多いような少女だった。
そんな真理子が、風邪のために休んでしまった英語の追再試を終えたそのとき、不意にひとりのクラスメイトが「まりちゃん」と声をかけてきた。
誰もが名字で呼ぶ中、突然の呼びかけに戸惑う真理子をクラスメイトの大橋は、あっさりとこれまた「あっこって呼んで」と言い出す始末。
二学期になって初めて会話をしたと言うおまけ付きで。

挙げ句、帰る方向が似ているからと一緒に帰ることになり、ついでにマックにまで寄り道。
寄り道禁止に少し焦る真理子をヨソに、あっこは強引とも言えるくらいの勢いで真理子に語りかけ、ついには翌日、一緒に美容室に行くことに。

あまりになれなれしくて強引なあっこに、一瞬断ることも考えた真理子だったが、結局一緒に美容室へ行くことに。
美容室へ行くまでの道のり、美容室でのカット、そしてロングからショートヘアにイメージを変えた真理子を見たあっこの反応……感情が素直でいまどきの女の子だけど裏表のないあっこに、真理子は翌日、下駄箱で「あっこちゃん」と挨拶をした。』

だいたい第1話がこんな感じ。
第2話からは、あっこの友達でサブのすぎさんこと、杉山さとこ、たまみんこと関根珠実を加えて、真理子とあっこたち、4人組がプリクラを一緒に撮ったり、服を買いに出かけたりと、いままで真理子が経験したことがないことをする学園生活。
そこから2年生になって、真理子はあっことおなじクラスになったものの、すぎさん、たまみんとは別クラスに。

そんな様々なことをしながら仲良くなっていく真理子とあっこの姿がとてもかわいらしく描かれている。
また、サブのすぎさん、たまみんも、真理子やあっこと被らないようにキャラがしっかり区別されていて、サブだけど個性的で魅力的なキャラに描かれている。

とは言え、やはり主人公は真理子。
高校になってようやく出来たとても仲のいい友達のあっこ。
2年生になってクラスも替わり、新しいクラスメイトともあっさりとうち解けてしまうあっこや、新しい友達が「あっこ」と気軽に呼んだりすることに小さな嫉妬をしたり、「まり」と呼び捨てにするのがあっこだけだからそう呼んでほしくないのに断れない性格に悩んだりと、話の中でさりげなく、けれど細やかに真理子の心情が描かれている。

また、あっこのほうも真理子に近付いた理由や動機などもしっかり描いてあって、さらに付き合うに連れて親友になっていく経過というのも見どころ。

もちろん、甘々なだけでなく、さすがに著者が女性だけあって、女の子らしい裏の部分もさりげなく入っていたりとアクセントもある。

ただ、どーしても著者の趣味(Wiki曰く「おかっぱ頭とロングヘアの少女の組み合わせを気に入っている。」とのこと。ちなみに、真理子はショート、あっこはロングです(笑))とか、まぁ、過去の経緯とか、いろいろとあるのか、1巻の最後で友情ものに終わらない百合系に移行する匂いがぷんぷんするところが、この手の作品を受け付けないひとにはきついだろう。
このまま、友情ものとして続いてくれるなら、かわいらしい絵柄、やわらかい雰囲気、魅力的な主人公ふたりと、比較的オススメできる部類に入りそうだし、特に雰囲気を重視する感性派にはいいと思うんだけどねぇ……。

私は昔からのお気に入りのマンガ家さんだし、いまのところほほえましい友情ものになっているしで、個人的にはかなり好みなのだが、百合系と言うジャンルの壁の高さなど、多くのひとにオススメできるかと言うとやはり無理。

と言うわけで、個人的趣味を除いて総評すれば、ぎりぎり、……ホンットにぎりぎりに及第ってとこかな。
甘々大好きで、百合系でもぜんぜんOK、ってひとは一読の価値はあるとは思うけど。

……しかし……、なんか「マリみて」にハマって以来、なんかどんどん嗜好が変な方向に行ってる気がするな、オレ……(爆)
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