走り続けたい社内SEブログ

走り続ける(ようにがんばっている)社内SEの独り言です。

CPU切替器を購入したのですが・・・

2010-08-18 00:04:22 | ハードウェア
普段、KVM(CPU切替器)を使用されている方も多いかと思います。
私も仕事柄、使っています。

ちなみに、Arvelの「ACS-CPU4H6」(4回路・USB)タイプです。
時間と予算の関係で、店頭で叩き売り(\4000)されたいたものを購入したのですが、外れを引いてしまいました。

簡単に説明すると、このKVMにはUSBポートが6ポート(フロント2、リア4)あり、ここにキーボード・マウスを接続します。
USB1.1ハブを兼ねているため、速度は遅いですがUSB機器を接続することが可能です。
またHUBとして使用するためか、外部電源が付属しています(無くても動きますが)。
全面のPC切替ボタンが1つしかないため順番に切り替えます(1→2→3→4)。

まず、PC切替ボタンを押す毎に順番に切り替わるのがかなりつらい・・・。
一応、専用ソフトウェアが添付されておりインストールすると該当PCへダイレクトへ切り替えることが可能ですが、Linux版が無いためLinuxに切り替えると後は律儀にボタンを複数回押下する羽目になります(v_v;)。

とどめが、切替の遅さです。
純粋に切り替わるのに時間がかかります。
本当にKVMか?と思いました。
切替ボタンを押下してから、2秒後ぐらいに切り替わります。
で、極めつけが切り替わった後にキーボードとマウスがすぐ使えるようにならない(?_?)。

よくよく見てみると、構造上の問題のようです。
キーボード・マウスを内蔵のUSBハブ経由で接続することになるのですが、どうもキーボード・マウスの接続を保持していないようです。
通常、KVMの場合はキーボード・マウスの接続を保持します(別PCに切り替えても他PCからもキーボード・マウスが接続され続ける)。
しかし、この子は毎回ブチブチ切っているようです。
この分だと、USBポートに接続したUSBメモリなども切ってくれそうなので、とても使えません。

しかも、なぜか夕方になると、一瞬マウスがきかなくなります。
5~10秒ぐらい勝手に動いて操作できません(T-T)。

職場で精算したので当分使います・・・。

RDPとかVNCって便利ですよね

2010-08-15 23:55:53 | 環境
昨日の記事に"VMware Server"はRDPが無いけどVNCで事足りると書いたんですが、何気なくASCII.jpの「日本HP、文庫本より小さい低価格シンクライアント」http://ascii.jp/elem/000/000/509/509162/という記事を読んでいて、RDPって重要だなぁ~と思いました。

私も普段Windowsサーバの管理やクライアントのリモート操作でRDP(リモートデスクトップ接続)を使いますが、確かに便利です。
VNCと比較してレスポンスが全然違いますし。
(WindowsXP_HomeやLinuxはリモートデスクトップをサポートしないので、VNCを使っています)。

私は普段VNCは、RealVNCとTightVNCを使っています。
どちらもリモートデスクトップ同様にフルスクリーンにできますので(VNCクライアントに依存)、RDPが使えなくてもリモート管理は行えます。

ちなみに、VNCやWindowsサーバのターミナルサービスWebアクセスは、Webブラウザをクライアントにすることができます。
クライアントPCがWindowsプラットフォームでなくてもリモート接続できますので、ブラウザ端末をシンクライアント端末にすることも業務によっては可能だよな~と思ってみたり。

最近、デスクトップ仮想化の分野もだいぶにぎやかになってきたので、今後の動向をワクワク見守っていきたいと思います。

そういった意味で最近おもしろいなぁと思ったのは、Microsoftの"MultiPoint Server"です。
ASCII.jpの記事リンクを張っておきます。
日本HP、1台のマシンを10人で共有するMultiPoint Server搭載機

こういうことを考えるといつも思うのが、いつかWindowsOSを搭載しないPCがエンドユーザに浸透する日が来るのか?ということです。
だいぶ前になりますがNC・NetPCという言葉が話題にあがったことがあります。(500ドルパソコンといったほうがわかりやすいでしょうか)
詳細は省きますが、NC(ネットワークコンピュータ)・NetPCは、TCO(管理コスト)増大への反動だったと感じています。

コスト意識を軸に考えていくと、もっと柔軟にPC環境を構築できないか、効率的に管理できないか、という考えに行き着くんだと思いますが、実現するために越えなければならないハードルがあるので、もう少し時間がかかるんでしょうね。

「VMware Server」と「VirtualBox」の機能比較(主観的考察)

2010-08-14 20:02:04 | 環境
先月から選定を進めている(VTを使用しない)仮想化ソフトウェアの機能比較です。

先日、マイクロソフトの"Virtual PC 2007"は、Win版しかないという理由で候補から外したので、残るはヴイエムウェアの"VMware Server"とオラクルの"VirtualBox"になります。

WindowsXPとCentOS4.6をホストOSに、Windows2000とCentOS4.6をゲストOSにして、試験運用した結果を踏まえて機能比較をしてみたいと思います。




VMware Server VirtualBox
ホストOSの種類 Linux/Windows Linux/Windows/Mac OS X等
ゲストOSの種類 Linux/Windows等 Linux/Windows/Mac OS X?等
リモート管理 ○ (GUI) △ (CUI)
ディスクの圧縮 ○ (GUI) ○ (CUI)
ゲストOSの自動起動 ○ (GUI) ○ (CUI)
管理コンソールからの分離


表の各項目について簡単に解説します。

つたない説明ですので、詳細は下記リンク先のPDFファイルをご参照ください。

・"VMware Server":仮想マシンガイド(http://www.vmware.com/jp/pdf/server_vm_manual.pdf)
・"VirtualBox":ユーザガイド(http://wikis.sun.com/download/attachments/38211768/UserManual-ja.pdf)

基本は"VMware Server"がGUIベースで、"VirtalBox"はCUI(コマンド)ベースになります。

<ゲストOSの種類>
"VirtualBox"に「Mac OS X」を?表記したのは、マニュアル上に記載は無いのに管理コンソールに項目があるので一応載せました(未確認です)

<管理コンソールからの分離>
まず、"VMware Server"と"VirtualBox"では管理コンソールの影響度が違います。
・"VMware Server":管理コンソールを終了してもゲストOSの稼働に影響がない(ゲストOSは稼働し続ける)
・"VirtualBox":管理コンソールを終了するとゲストOSも終了する

※"VirtualBox"はマニュアルを読む限り管理コンソールを使用しなくてもコマンドでゲストOSの管理は可能なようですが、管理コンソールとコマンドを両方使うとなると煩雑・・・

<リモート管理>
"VMware Server"は管理コンソールを別PCに導入できるので、別PCから同じように管理が行えます。
"VirtualBox"は、コマンドで管理が行えるのでSSH等で接続できれば、別PCから管理が行えます。
また"VirtualBox"はRDPプロトコルをサポートしているため、リモートデスクトップを利用することができます。

<ディスクの圧縮>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールから、"VirtualBox"はコマンドで実行します。

<ゲストOSの自動起動>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールで登録します。"VirtualBox"はShell等で実装することになると思います。


で、比較した結果、今後"VMware Server"を使っていこうと思いました。

理由は、"VirtualBox"は習熟度を上げるのに時間がかかりそうだから(v_v;)。

使えるようになるまでに時間が必要なのは費用対効果に影響しますし、管理コンソールもコマンドも使えるので一見便利そうですが、運用ルールを徹底しないとヒューマンエラーの元にもなりそうです。

また、"VMware Server"の管理コンソールが分離しているというのは非常にしっくりきます。
DB等も管理コンソールと本体が分離していて、別PCに管理コンソールを導入して運用したりしていると思いますが、あれと同じなのですんなり理解できます。

"VirtualBox"のリモートデスクトップは、一瞬オォ!と思ったのですが、別にVNCで事足りるんですよね。

以上、主観的考察でした。

VMware ServerのLinux版セットアップと起動時間の比較

2010-08-12 21:57:39 | 環境
今後、仮想化ソフトウェアを使っていこうと考えた時、Windows上しかない"Virtual PC 2007"より、Linuxでも走るほうがよいと思うので、下記2つのうちどちらかに使用と思案中。
・VMware Server
・VirtualBox

とりあえず、CentOS4.6をインストールしたホストOSに、"VMware Server"をインストール。

ダウンロードサイト(http://downloads.vmware.com/jp/d/info/datacenter_downloads/vmware_server/1_0)からrpmパッケージをダウンロードしてインストールしました。
ちなみに、ライセンスキーはLinuxとWindowsで違うようです。
※Windows版exeをダウンロードする際に取得したライセンスキーでは認証できず、新たにライセンスキーをWebで発行したら認証できました(http://blog.goo.ne.jp/self-style/e/5353e276a6025684d7b78996ffe8c4a4)。

今回は、下記サイトを参照させていただきました。
・VMware Server 1.x インストール手順(RPM版)
(http://extstrg.asabiya.net/pukiwiki/index.php?VMware%20Server%201.x%20%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB%BC%EA%BD%E7%28RPM%C8%C7%29)
※私はWebコンソールは使用する予定がないので、「VMware MUI (Management User Interface)導入 」はスキップしました

上記サイトで、"VMware Server"本体の導入は終わりましたので、管理コンソールを導入します。
Windows2000をコンソールとして使用するので、ダウンロードページから管理コンソールのzipファイルをダウンロードしました。
今回ダウンロードしたのは、VMware-server-win32-client-1.0.10-203137.zipです。
このファイルを解凍すると、コンソールのセットアップexeがあります(VMware-console-1.0.10-203137.exe)ので、実行してインストールします。
これで、管理コンソールの導入も完了です。

注意する点としては、"VMware Server"のインストール中に使用するポート番号を聞かれますので、ファイアウォールが有効な場合、ポートをあける必要があります。
また、インストール中にgccを使用しますので、コンパイルが入っていない場合は事前に導入をお進めします。

導入後はやはり動かしてみたいものですので、少し乱暴ですが、WindowsXPの"VMware Server"で作成したゲストOSファイルを移行しました。
※バージョンは同じです(VMware-server-1.0.10-203137)

まず、管理コンソールからゲストOSを作成します。
Windows2000とCentOS4.6のゲストOS枠を作成し、VMwareのサービスをstopします。
Windows版のvmdkファイル等フォルダに含まれるファイルを丸ごと上書きして、サービスをstartします。

ハードウェアの違うがあるため(FDDの有無等)、最初は警告がでましたが設定を修正することで問題なく使用できました。

で、早速パフォーマンス比較です。
先日の比較(http://blog.goo.ne.jp/self-style/e/484424688421de02fecb9bddced360c8)は、XPでしたので、純粋な比較にはありませんが参考情報として掲載します。

OS CPU Memory 起動時間 終了時間
XP_Pro.SP3 Pentium4_2.4GHz 1536MB 2:34 0:40
CentOS4.6 Pentium4_3.0GHz 1664MB 1:06 0:20

仮想化環境のパフォーマンス比較

2010-08-09 20:47:08 | 環境
現在、試用している仮想化ソフトウェアの比較です。
(環境は、CPU: Pentium4_2.4Ghz(HT)、MEM: 1.5MB、OS: XP_pRO.SP3)

下記2項目について比較しました。
・パフォーマンス
・作成されるゲストOSのファイルサイズ

・パフォーマンス(ゲストOSの起動・終了にかかる時間)
仮想化ソフトウェア 起動時間 終了時間 消費メモリ
Virtual PC 2007 4:30 1:42 163 MB
VMware Server1.0.10 2:34 0:40 73 MB
VirtualBox3.2.6 2:08 1:40 185 MB

※消費メモリは、下記状態の差分を記載しています
・コンソールを起動する前のPF使用量(コミットチャージ合計)
・CentOSが起動した直後のPF使用量(コミットチャージ合計)
※起動時間は、ゲストOS(CentOS)を起動してから、ログイン画面が表示されるまでの時間です
※終了時間は、ゲストOS(CentOS)をシャットダウンしてから、画面が閉じるまでの時間です

・ゲストOSのファイルサイズ
仮想化ソフトウェア OS サイズ
Virtual PC 2007(.vhdファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.96 GB
VMware Server1.0.10(.vmdkファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.04 GB
VirtualBox3.2.6(.vdiファイル) CentOS4.6(構成:Server) 2.32 GB