先月から選定を進めている(VTを使用しない)仮想化ソフトウェアの機能比較です。
先日、マイクロソフトの"Virtual PC 2007"は、Win版しかないという理由で候補から外したので、残るはヴイエムウェアの"VMware Server"とオラクルの"VirtualBox"になります。
WindowsXPとCentOS4.6をホストOSに、Windows2000とCentOS4.6をゲストOSにして、試験運用した結果を踏まえて機能比較をしてみたいと思います。
表の各項目について簡単に解説します。
つたない説明ですので、詳細は下記リンク先のPDFファイルをご参照ください。
・"VMware Server":仮想マシンガイド(http://www.vmware.com/jp/pdf/server_vm_manual.pdf)
・"VirtualBox":ユーザガイド(http://wikis.sun.com/download/attachments/38211768/UserManual-ja.pdf)
基本は"VMware Server"がGUIベースで、"VirtalBox"はCUI(コマンド)ベースになります。
<ゲストOSの種類>
"VirtualBox"に「Mac OS X」を?表記したのは、マニュアル上に記載は無いのに管理コンソールに項目があるので一応載せました(未確認です)
<管理コンソールからの分離>
まず、"VMware Server"と"VirtualBox"では管理コンソールの影響度が違います。
・"VMware Server":管理コンソールを終了してもゲストOSの稼働に影響がない(ゲストOSは稼働し続ける)
・"VirtualBox":管理コンソールを終了するとゲストOSも終了する
※"VirtualBox"はマニュアルを読む限り管理コンソールを使用しなくてもコマンドでゲストOSの管理は可能なようですが、管理コンソールとコマンドを両方使うとなると煩雑・・・
<リモート管理>
"VMware Server"は管理コンソールを別PCに導入できるので、別PCから同じように管理が行えます。
"VirtualBox"は、コマンドで管理が行えるのでSSH等で接続できれば、別PCから管理が行えます。
また"VirtualBox"はRDPプロトコルをサポートしているため、リモートデスクトップを利用することができます。
<ディスクの圧縮>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールから、"VirtualBox"はコマンドで実行します。
<ゲストOSの自動起動>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールで登録します。"VirtualBox"はShell等で実装することになると思います。
で、比較した結果、今後"VMware Server"を使っていこうと思いました。
理由は、"VirtualBox"は習熟度を上げるのに時間がかかりそうだから(v_v;)。
使えるようになるまでに時間が必要なのは費用対効果に影響しますし、管理コンソールもコマンドも使えるので一見便利そうですが、運用ルールを徹底しないとヒューマンエラーの元にもなりそうです。
また、"VMware Server"の管理コンソールが分離しているというのは非常にしっくりきます。
DB等も管理コンソールと本体が分離していて、別PCに管理コンソールを導入して運用したりしていると思いますが、あれと同じなのですんなり理解できます。
"VirtualBox"のリモートデスクトップは、一瞬オォ!と思ったのですが、別にVNCで事足りるんですよね。
以上、主観的考察でした。
先日、マイクロソフトの"Virtual PC 2007"は、Win版しかないという理由で候補から外したので、残るはヴイエムウェアの"VMware Server"とオラクルの"VirtualBox"になります。
WindowsXPとCentOS4.6をホストOSに、Windows2000とCentOS4.6をゲストOSにして、試験運用した結果を踏まえて機能比較をしてみたいと思います。
VMware Server | VirtualBox | |
---|---|---|
ホストOSの種類 | Linux/Windows | Linux/Windows/Mac OS X等 |
ゲストOSの種類 | Linux/Windows等 | Linux/Windows/Mac OS X?等 |
リモート管理 | ○ (GUI) | △ (CUI) |
ディスクの圧縮 | ○ (GUI) | ○ (CUI) |
ゲストOSの自動起動 | ○ (GUI) | ○ (CUI) |
管理コンソールからの分離 | ○ | △ |
表の各項目について簡単に解説します。
つたない説明ですので、詳細は下記リンク先のPDFファイルをご参照ください。
・"VMware Server":仮想マシンガイド(http://www.vmware.com/jp/pdf/server_vm_manual.pdf)
・"VirtualBox":ユーザガイド(http://wikis.sun.com/download/attachments/38211768/UserManual-ja.pdf)
基本は"VMware Server"がGUIベースで、"VirtalBox"はCUI(コマンド)ベースになります。
<ゲストOSの種類>
"VirtualBox"に「Mac OS X」を?表記したのは、マニュアル上に記載は無いのに管理コンソールに項目があるので一応載せました(未確認です)
<管理コンソールからの分離>
まず、"VMware Server"と"VirtualBox"では管理コンソールの影響度が違います。
・"VMware Server":管理コンソールを終了してもゲストOSの稼働に影響がない(ゲストOSは稼働し続ける)
・"VirtualBox":管理コンソールを終了するとゲストOSも終了する
※"VirtualBox"はマニュアルを読む限り管理コンソールを使用しなくてもコマンドでゲストOSの管理は可能なようですが、管理コンソールとコマンドを両方使うとなると煩雑・・・
<リモート管理>
"VMware Server"は管理コンソールを別PCに導入できるので、別PCから同じように管理が行えます。
"VirtualBox"は、コマンドで管理が行えるのでSSH等で接続できれば、別PCから管理が行えます。
また"VirtualBox"はRDPプロトコルをサポートしているため、リモートデスクトップを利用することができます。
<ディスクの圧縮>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールから、"VirtualBox"はコマンドで実行します。
<ゲストOSの自動起動>
どちらも可能ですが、"VMware Server"は管理コンソールで登録します。"VirtualBox"はShell等で実装することになると思います。
で、比較した結果、今後"VMware Server"を使っていこうと思いました。
理由は、"VirtualBox"は習熟度を上げるのに時間がかかりそうだから(v_v;)。
使えるようになるまでに時間が必要なのは費用対効果に影響しますし、管理コンソールもコマンドも使えるので一見便利そうですが、運用ルールを徹底しないとヒューマンエラーの元にもなりそうです。
また、"VMware Server"の管理コンソールが分離しているというのは非常にしっくりきます。
DB等も管理コンソールと本体が分離していて、別PCに管理コンソールを導入して運用したりしていると思いますが、あれと同じなのですんなり理解できます。
"VirtualBox"のリモートデスクトップは、一瞬オォ!と思ったのですが、別にVNCで事足りるんですよね。
以上、主観的考察でした。