走り続けたい社内SEブログ

走り続ける(ようにがんばっている)社内SEの独り言です。

最近、巷でBCPという言葉を聞くことが多くなりました

2011-08-19 22:12:31 | 環境
BCPとは事業継続計画と呼ばれ、要は「何かあってもお客様に迷惑をかけないように」する仕組み・段取りのことです。
「何かあっても」と状況を特定しないのは、災害や電力供給・パンデミックなど広範囲の状況が想定されるからです。
そして、その状況下で出来るだけ滞りなく業務を遂行することが求められます。

システム周りで見てみると、
・止まると困るシステム(許容できる時間はそれぞれですが)
・数日間止まっても問題ないシステム(人海戦術で対処可能等)
に大別されると思います。
(今回はパンデミックなどの出勤できない状況は除外しています)。

ただ、そうは言ってみても、会社・部署により仕事の進め方・慣習は色々ありますから、人海戦術でやるにしても難しかったり、システムの冗長化の予算が下りなかったりと困難が待ち受けていると思います。

私を取り巻く環境もそう違わず、出来ることをやろうと言うことになり、手持ちのリソースで冗長化していくことになりました。

そこで、まず最近実装されたPostgreSQL(以下,Postgres)のレプリケーション機能を試してみることにしました。
また、それに伴い、Apache・PHPのバージョンも上げることにしています。

・Apacheのバージョンアップにについて(1.3→2.2)
Apacheのバージョンアップについては、特に問題はありませんでした。
元々、開発環境のバージョンを上げていたため、忘れているだけで修正していたのかもしれませんが。

・PHPのバージョンアップ(4→5.1)
こちらは、一部ですが修正が必要でした。
(まだテスト中ですが)私の環境では「array_merge」まわりを修正しました。
PHP4の時は引数に配列でない(空の変数)があっても無視されるだけでエラーになりませんでしたが、PHP5だとエラーになりました。(そもそもいけないんですが・・・)

ただ幸いなことにクラスや非推奨の関数はほとんど使っていないため、それほど大きな修正をせずに移行できそうです。

・Postgresのバージョンアップ(7.4→9.0)
Postgresはバージョンアップに伴い、設定ファイル(postgresql.conf)を変更します。
これは、記述方法が異なることと、各パラメータの最適値が異なる可能性があるためです。(未調査)
また、SQLの実行計画についても変更になる可能性があるため、こちらも調査予定です。(そのままでも動くはずですが)

実際に環境を構築してパフォーマンスを計測した後で、このレプリケーション機能を使用するかどうかを決める予定です。


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