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絵のおはなし① (「黒部峡谷日本画展 ―悠久の大地 黒部より―」からの便り)

2017年09月20日 | スタッフ独り言

常設展の作品を紹介しながら、少し絵について書こうと思います。

今回は、「取材」について。

 

「絵」って何から始まるかご存知ですか?

 

このように問われると、「うっ」と萎縮してしまう人が、ほとんどかもしれません。

私達は、普段から絵を鑑賞する機会があります。美術館にいけば、絵があるわけですが、最近は身近な日常にも、絵はありますね。

ご自宅の中、あるいは、街中。テレビや雑誌の中でも、作品の現物というわけではなくても、複製のものを通し、作品を鑑賞する機会は多いです。

絵が身近になっているわけですが、しかしながら、どう描かれていくかについては、わからなかったり、考えることも少ないかと思います。

ここでは、少しだけ、そのような知らないようなところ、疑問を、常設展の作品を通して、ちょっぴり解消しようと思います。

 

さきほどの質問の答えですが、ずばり、「感動」から始まります。

 

なぁんだと思ったり、当たり前だと思った方は、すいません。

でも、とても大事なことなのです。

なぜなら、誰もが知っているようなこの「感動」という感覚により、画家は絵を作り始めますから。

 

写真は、セレネ美術館内、小展示室から撮ったもの。手塚雄二先生の「出六峰(素描)」作品。

 

 

私達が「感動」した後、起こす行動はどのようなものでしょうか。

涙をながす。誰かに言葉にして伝える。写真を撮る。記憶に留める。

おおざっぱにいえば、このような行動を起こす感じでしょうか。

では、画家はどうか。

みなさんと、同じ行動をしますが、その後が少し違います。

画家は、その感動を「表現したい」と思うようになります。そして、「取材」というものが始まります。

 

本日はここまで。。。

絵について書くと、どうしても長くなってしまいますね。

具体的な「取材」については、「絵のおはなし②」に続きます。近日中にまたのせたいと思います。

 

 

 

絵をみる際には、作家の「感動」とはどんなものであったかを改めて問うと、

「あぁ、なるほど」というような何かを発見するかもしれませんね。

 

 

常設展示

「黒部峡谷日本画展 -悠久の大地 黒部より―」

開館時間・休館日

9時~17時半(入館時間は、閉館の30分前までとなります)

無休(11月1日~3月31日、火曜休館)

入館料

大人 : 610円    高校・大学生 : 510円    中学生以下 : 無料

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 


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