労働者のこだま(国内政治)

政治・経済問題を扱っています。筆者は主に横井邦彦です。

自民党の狂気と大阪の正気

2007-12-13 01:10:04 | 政治
 自民党が大阪知事選挙で橋下という人を推薦する予定だという。
 
 この人デレビで有名なのだそうだが、残念ながらこの人のデレビは見たことがない。
 
 われわれのことを暴論をはくと指摘してくださる方も多いが、われわれから見れば、むしろこの何とかという弁護士センセイの方が、それこそ暴論の固まりのような人に見える。
 
 選挙戦になれば、大阪の人は、それこそイヤでも、毎日聞かなければならないのだろうから、具体的には言わないけれど、自民党も追いつめられて正気を失いはじめているのであろう。
 
 今はもう過ぎ去ってしまった“小泉・安部時代”、テレビでは国士気取りの極右(そのほとんどが偽装された極右なのだが・・・)がテレビに出て、極端な議論を競い合っていた。極端な意見であればあるほど、おもしろいという無責任な風潮が(当時の)若い人の間にはあり、この人もそういう時代の風潮に乗ってテレビの寵児となっていった人である。
 
 またこういう風潮に乗って安部晋三政権という、史上最低にして最悪の内閣が誕生したのだが、これまた史上最低にして、最悪の辞め方をしたので、この若い人の“極右ごっこ”は急速に雨散霧消しつつある。
 
 それは大阪でも同じであり、見栄っ張りの知事が引退したあとには、巨額な債務の山だけが残っているのである。こういうときに大阪に本当に必要なのは寡黙だが有能な行政官であるはずなのに、自民党が引っ張り出してきた人は、大阪に核兵器の製造工場を誘致して、大阪を日本のロスアラモスにしようというような人である。これも確かに地域振興の一つのかたちではあろうが、それが本当に大阪の人々のためになることであろうか?
 
 自民党は選挙に勝つことだけを考えており、票を稼げそうな有名人ならだれでもいいという考えている。しかし、選挙に勝てばあとはどうなってもかまわないというのでは、おまりにも大阪の有権者にたいして無責任であろう。 

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