研究室の書棚を整理していたら、こんな本が見つかった。
今から11年前のFOOL'S MATEです。
11年前というと、今の僕にはついこの間って感じですけど、、、
でも、ずっと昔のことです。
この本をペラペラとめくっていたら、いやー、、、
この当時に活躍したバンドが今も多く残っていて、驚きました。
巻頭は、ムック(現MUCC)。
で、清春→dir en greyと続きます。
まだ、世界のヴィジュアル系と話題になる前ですね。
そして、baroque、メリー、プラトゥリと出てきて、ガゼットの記事に
この辺も、今なお、頑張っているバンドたちです。
この号では、【新人バンド特集】THE NEXT WAVEが掲載されていました。
そこで見つけたのが、みんなもよく知っているこのバンド。
はい。シドです。
11年前、シドは新人バンドとして紹介されていたんですね。
今と全然違うメンバーの姿に驚きました。
さらに、アンカフェやアリス九號も新人バンドとして紹介されています。
また、小さな枠で、ギルガメッシュや彩冷えるなんかも紹介されています。
この頃は、Laputaやラクリマもバリバリ活動していたんですね。
いやー、懐かしい。
***
ちょうど、この後すぐくらいに、ヴィジュアル系のグローバル化が起こり、
活動を世界へと向けていくバンドが続出します。
その代表例が、まさにこの雑誌の表紙のムックでした。
この頃、まさか、11年後に、LUNA SEAやX JAPANやD'ERLANGERが復活するとは全く思ってませんでしたね。
2000年~2005年くらいの間は、ある意味でとても厳しい時代でもありました。
「ヴィジュアル系」が、とことん「差別」された時代でもありました。
そんな時代を乗り越えて、今は、世界に誇る日本の一大ブランドになっています。
もちろんその弊害もあるにはありますが、まだ、「ヴィジュアル系」は存続しています。
ファンもちゃんといます。
それこそ、僕なんかは1993年~1994年くらいにバンドシーンでV系的なものを追っていた身なので、
自分が好きだった音楽シーンがこうして今なお残っていることに喜びを感じます。
移り変わりの激しい音楽シーンで、こうやって長く続くムーブメントがある、というのも素敵なこと。
事実、現在18歳の学生で、ヴィジュアル系が好きという子もきまっています。
やっぱりそれって、すごいこと。
今から11年後、ヴィジュアル系はどうなっているのかな?!
まだ、あるのかな?!
きっと細かい差異はあれど、残り続けるんだろうな、と。
でも、ヴィジュアル系は、「なんでもあり」の世界。
若い子たちが頑張って、面白いことをぶちかましてほしいな。
で、ずっとヴィジュアル系が面白いシーンであり続けてほしいなぁ。
まずは、変なことをどんどんしましょう♪
「うげー!!」って思うところが、ヴィジュアル系の隣接点だと思うので。
すっぱだかのヴィジュアル系っていうのも面白いかも?! ヴィジュアル的に。
あるいは、全員モヒカン&長髪&髪立て系っていうのも面白いかも?!
あるいは、全員ニューハーフ系のヴィジュアル系バンドもありかも?!
いずれにしても、視角的に異様なバンドがやっぱりヴィジュアル系なんだろうな、と。
で、やっぱり、見た目的にカッコいい、というのがヴィジュアル系なんだろうな、と。
なので、どんどん、自由に、やりたいようにやっちゃって欲しいな、と。
おしまい。