Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

MIST@表参道 感動!激震!【限定】冷やし梅塩柳麺


梅、紫蘇、とろろ昆布の絶妙な絡み合いと【鶏節】の新たな味わい!

どんなに多忙でも人間は食べる。人間は食べないでは存在し得ない。・・・あ,そうか,存在の根拠は【食べる】ということなんだ… 【…がある】がそのつどのわれわれにとって問題となるのも,その存在者を存在者として現れさせるための力(あるものをあるものとして存在させるもの)が食べることで得られるからなんだ… 存在者の存在を可能にする現象とは、「食べる」という現象だったんだ(?!)。その「食べる」というのは、やはり「食べられるもの(野菜にしろ肉にしろ)」によって可能となっている。その「食べられるもの」は、やはり広く見れば「存在者」なわけで・・・ とすると、「存在者の存在」を可能にしているのは、「食べられる存在者」ということになる。その「食べられる存在者」は、個別のものでありながらも、それ自身、「食べる存在者」でもあった。このように、存在を可能にする存在者の存在それ自体も、一つの存在なわけで、こうした相互に存在し合う、という現象それ自体が一つの存在(Seyn)なのかもしれない・・・(ちょっとハイデッガーチックに♪)

さて・・・ 今日は無い時間をうまく使って,表参道ヒルズへ。万年ラフな服装の僕には似合わない場所。僕とは一生関わらなさそうな華やかな人たちがいっぱい!!すんげえおしゃれしている婦人たちがわんさか。ひねくれもんの僕は、「あ~あ、これだけ外見にお金をかけていて、それに見合う内面はもってんのかね?!」、と貧乏根性で妬んでいた。まあ、あっち側からすれば、「あ~んたみたいなだっさい人間に何と言われようと全く100パーセント眼中にないわよ」ってことになるんだろうけど・・・

さてさて・・・(汗) MISTは表参道ヒルズの三階にある。ラーメン界の限界を超える新たな突破口を開いたお店だ。外から見ただけじゃ絶対にラーメン屋だとは思えない。おしゃれでスタイリッシュ。まわりは超華やかなレストランばかり。MISTはラーメン界の新たな誇りになれるか?!

今日は,夏限定の冷やし麺,【冷やし梅塩柳麺】を注文。 これが驚愕,感動,激震の一杯だった!

上の写真を見ると、普通の温かいラーメンにも見えるが、実はこのラーメン、全部冷たい。右上の小さな器に入っているスープは温かいが、これは、食後に身体を温めるためのもので、味の薄いガラスープが入っている。

スープは、なんとも「鶏」が主体の丸みのあるまろやかでやんわりと身体を包むようなソフトな味わいだった。ずばり、「幸福感」に包まれるようなスープだった。なんとも、史上初の【鶏節】というものを使っているらしい。鶏肉を乾燥させて燻したものなのかな?なんかすごい・・・ そして、麺はさすがこだわりの自家製麺とあって、抜群に旨い。最近流行のブツンブツンと切れるような極太麺ではなく、繊細で、ツルツルっとのどを通っていくような麺だった。ホント、あのツルンツルンとした食感は、多くの人に体験してもらいたい。トッピングも、実にKei好み♪ 梅は、予め種がとられているのでそのまま全部食べられる。紫蘇の葉っぱも彩り、味両方にいい影響を与えている。とろろ昆布はスープと混ざり、とろみとなって食べ手に襲い掛かってくる。スープそれ自体にも梅の味が加えられていて、抜群の梅ラーメンとなっていた。

150円する味玉子も、やはり絶品。(夜、味玉の大王「総豊」で食べたので、 それほど印象に残らなかったが・・・) あともう少し手を加えれば、最高級の味玉になりそう。

MISTの試みは、往々にして、大成功と行っていいのではないだろうか。なんてことない土曜の昼下がりだったが、かなりのにぎわいを見せていた。表参道ヒルズの集客力にも影響されるだろうが、今のところ、表参道ヒルズそのものに活気がある。通り過ぎる人が、「なんじゃこれは?!」という視線でMISTを見るのがなんとも面白い。値段も強気の設定だが、僕はこの値段に納得できるし、それだけのクオリティーがあると思う。石神師匠は、かつてから「中華そば原理主義者」を批判していたが、彼らのように「ラーメンで1000円取るなんておかしい」と言う人はきっと納得できないかもしれないが、「ラーメン」という固定観念を捨てて、素直に食べてみてもらいたい。こんなラーメン、多分どこにいっても食べられないと思うから・・・

MISTのオフィシャルHPはこちら (めちゃめちゃかっこいいです!)

このHP内で、次のような文章を見つけた。ちょっとハイデッガーチックだったのでここで引用したい。「そのものをそのもの自体に即してそのもの自身から語らせる」という現象学的な視点が含まれている(かもしれん)

私たち、ちゃぶ屋は、らぁ麺づくりについての能書きやこだわりを、ことさら伝えようとは思いません。お客様に食していただく一杯のらぁ麺は雄弁にすべてを語ります。
ですから、私たち、ちゃぶ屋のらぁ麺職人は寡黙に、誤魔化すことなくきちんとした「仕事」をするだけなのです。

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まいこ
つづく…どちらへ続くのかしら!どんな味?気になります~。ラーメン大好き、でもあまりラーメン店には行けないから、楽しくこちらも読んでます。
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