ベルリンで、大学院時代に大変お世話になり、そして今も大変お世話になっている先生に会いました。
もっぱら研究の話だったのですが、「ご飯を食べに行こう」ということになり、連れていってもらったのが、こちらの「KUCHI」というMODERN JAPANESE RESTAURANTでした。
帰国後、HOME PAGEで知ったのですが、なんとこのお店、COCOLOと同じ系列のお店なんですね! これは意外。結果論ですが、どおりでラーメンが美味しいわけだ。。。
もちろん、ここに来た時は、このお店にラーメンがあるとは知らず、見つけた時は、超エキサイティングしました。
しかも、ここのラーメン、名前がめちゃめちゃ面白い! 僕的にイメージしていた「外国のラーメン」そのものでした。例えば、「Red Chicken」、「Chilli Beef」、「Rising Tempura」、「Tofu Vegetarian」、「Crispy Duck」などなど。凄いでしょ?!
なので、散々迷いました。Red Chickenもいいなぁと思いましたが、最終的にラーメンの未来を感じるChilli Beef Noodle soupを注文しました。
しかも、出てきたのがこれ。驚愕でした。
なんですか。このベジタブルは、、、 悪麺友らんちばさんが喜びそうな野菜トッピングてんこ盛り。
何種類もの野菜が入っています。Chilliというのは、赤い唐辛子のことですかね。唐辛子も粉にしなければ、これまた「野菜」になるのかな? 野菜を感じる唐辛子でした。まさにコンセプトは「野菜」でした。
そして、チャーシュー代わりに添えられているのが、ビーフ。つまり牛肉でした。これもまた嬉しいですね。肉食王国ドイツならではという感じで、牛肉たっぷりでした。日本だと牛肉高いですからねー。こっちは牛だろうとなんだろうと、ボリューム満点ですから。
スープはライトながらも、なかなか深みのあるスープでした。こちらにありがちな薄っぺらいダシ感のないスープとは違いました。ダシの味を感じられる見事な淡麗スープでした。ベースは醤油だったと思います。こっちの主流はまだ鶏スープですからね。鶏+醤油。今風でもありながら、最も古典的なスープでもあります。
これですよ。本当の「外国のラーメン」というのは。日本人の洋風ラーメンとは明らかに違います。スープをイタリアンにする必要はないんです。さりげなく洋風を感じるだけでいいんです。スープ自体はシンプルでも、ネーミングとデザインだけを少しアレンジするだけで、洋風感はでます。こっちの人は、別にトマトスープでラーメンが食べたいわけではない。イタリアンヌードルにする必要性はない。新たな学びとなりました。
こりゃ、全メニュー制覇しなきゃならなくなってきましたね。しかも、COCOLOと同じ系列となると。。。
しかし、このKUCHI、凄いのはラーメンだけではありません。
創作SUSHIがとんでもなかった。
こちらは蟹を使った創作系洋風寿司でした。これがとんでもなく旨かった。
カリカリに揚げた蟹を海苔とご飯で巻いたMAKIで、それに二種のソースがかかります。これまで食べたことのない味わいで、思わず興奮しました。まさに「GEKI UMA」でした。
こちらが、この店のオリジナルの「KUCHI EXTREME SPECIAL」(14.00Eur)です。海老天ぷらとサーモンと卵ときゅうりと真砂などを使った最高級の洋風寿司ですね。
これもまた激ウマでした。ガリガリっとした食感と野菜やサーモンの優しい味わいが見事に融合していて。なるほどー。こういう風にアレンジすることで、世界にSUSHIが広まっていったんだ、、、
このKUCHIのSUSHIは、確実におススメできますね。こっちのSUSHI店で、初めて感動したかも。本当に美味しいインターナショナルなSUSHIが食べられます!
最後に。
もはや寿司は日本の食べ物ではないですね。ここまで綺麗な寿司がベルリンで食べられるとは。。。
しかも、ネタも新鮮で、日本でなくともここまで美味しい魚が食べられるとは。。。
いくらも、日本のいくらと全くもって同じ。むしろこっちの方が新鮮のような。。。
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しかし、先生に連れてきてもらったお店で、こんな素晴らしい経験ができるとは。不意打ち的な喜びでした。
ベルリンに来たら、必ず寄りたいお店となりました!
感激でした。