零細一口馬主の独り言

キャロットクラブの一口馬主が出資している愛馬の近況・様子を書いていくブログ

2015年を振り返って

2015-12-30 23:27:25 | 一口馬主全般
2015年の中央競馬も終わりました。
去年に続き、ている厩舎のニュースをまとめたいと思います。
とは言え今年は良いニュースも悪いニュースも盛りだくさんで、昨年の五大ニュースに納まりきりそうにありませんし、良いものと悪いものの順位付けも難しかったので、「GOOD NEWS 5」と「BAD NEWS 5」に分けてまとめたいと思います。

「良いニュースと悪いニュースがある、どちらを先に聞きたい?」
という決まり文句がありますが、悪いニュース→良いニュースの順に交互に発表したいと思います。

(注)以下の文章は、有馬記念の記事で書いたように、優駿エッセイ賞で佳作を受賞した妻がゴーストライターとなって書いてくれました。文体も私の文体をまねて書いてくれたそうです。
   今後、文章下手の自分に代わって、妻が書いてくれることが多くなるかもしれません。
   この、夫婦が出てくる方式は、一口馬主界では、ルージュバックに出資されている「ずんだもちスぺキチの一口馬主ブログ」のずんだもちさんとスペキチさん夫妻が自分の知っているところです。多少書き方などは異なるかもしれませんが、きっと来年は塚本琴里となって、ゴーストではなく本人が登場してくれていることでしょう。
 なお、文章が長いのが特徴ですので、読みごたえがあるものと思います。


BAD NEWS 第5位
クリプトグラム 骨折で半年休養


思えば今年は愛馬の故障に泣かされた年で、その第1号がクリプトグラムでした。
3月のゆきやなぎ賞で2着と好走、クラシックも視野に入れられるかもと思った矢先の怪我で、大いに落ち込みました。
この時に先着したサトノラーゼンがダービーで2着に入ったこともあり、「怪我さえしていなければ…」と何度も思ったものです。
幸い、年内に復帰してくれましたし、後述するように復帰戦も勝利してくれましたので、長い目で見守っていきたいと思います。

GOOD NEWS 第5位
フロアクラフト 1年2ヶ月ぶりの勝利


1000万下に降級してからなかなか勝ち上がれずにいたフロアクラフトですが、5歳になった2月、宇治川特別に出走し、見事勝利を挙げました。
実はこの日は親族の結婚式に出席していたためにレースを見に行くことはできず、新幹線の中で動画を見ながらの応援になったのですが、二重の喜びとなりました。
フロアを勝たせてくれた後藤騎手には改めて感謝すると共に、結果的にこれが後藤騎手の最後の勝鞍になったことに不思議な縁を感じます。

フロアクラフトも年が明けると6歳。いよいよ引退、繁殖入りが見えてきています。
もう一花咲かせてもらいたいと思いつつも、まずは無事に繁殖まで上がってもらいたいと思います。

BAD NEWS 第4位
京都記念 口取りに当選するもハープスター敗退


今まで口取りが実際にできたのは、ハープのチューリップ賞だけなのですが、自分の中では非常に良い思い出になっています。
その後は応募しても当選できず、縁がないのかと諦めかけた頃に、京都記念の口取りに当選しました。
ちょうどこの日は他の用事でスーツを着る必要があり、そこからレースに合わせて競馬場に直行したのですが、そこまで気合が入っていただけに、敗退のショックは大きかったです。
まあ結果的にですが、これがハープスターの国内最後のレースになってしまったので、生で見られて良かったとも思えるのですが…

GOOD NEWS 第4位
クリプトグラム 復帰戦を勝利


悪いニュースの5位にも挙げたように、骨折による休養を強いられたクリプトグラムですが、11月の500万下条件をあっさり勝ってくれました。
来年は古馬として(降級もあるかと思いますが)より一層活躍してもらいたいと思います。
なお、この勝利で、ている厩舎は2015年6勝目となり、今までの1年間の最多勝利記録を更新しました。
(2014年は5勝+地方1勝、2013年は5勝、2012年は1勝)
1頭の絶対的エースに頼るのではなく、色々な馬たちが勝ってくれたのが、また嬉しいです。

BAD NEWS 第3位
2歳馬たちの不調


スピアザゴールドは7月に早々とデビューしたものの9着と大敗し、2戦目の目処が全く立っていません。
気性の悪さに定評があるゴールデンサッシュ一族である上に、身体面もまだまだ子どもということで、時間がかかりそうということなのですが、何とか来年夏までに勝ち上がってもらいたいところです。
お姉ちゃんのショウナンパンドラや、同厩の先輩マリアライトが今年大活躍でしたから、古馬になって伸びるタイプだと勝手に期待しているんですがねえ。

更に心配なのがエクスプロードで、心房細動を発症したというニュース以来、いつデビューできるのかさえわからない状況です。
今まで、出資馬でデビューもできなかった馬はいなかったので(デビュー戦で9着などという大敗も初めてでしたが)初めての状況に戸惑っています。

2頭とも、来年は何とかレースに出られる状態になってもらいたいところです(目標低め)。

GOOD NEWS 第3位
ダローネガ 2年9ヶ月ぶりの勝利でオープン復帰


長く低迷していたダローネガが、6歳にして遂に復調してくれました!
昨年末から距離をマイルに戻して、2着→2着と惜しいレースが続いていたのですが、1年前の同じレースでも3着に入った相性の良い湘南Sで見事に勝利を挙げました。
これでオープンに復帰し、続く中京記念でも3着に入るなど、堅実に活躍してくれています。
ちょうど、ハープスターの故障で落ち込んでいた頃だったので、ダローネガの活躍には励まされました。
今年はダイワメジャー産駒が2歳戦を賑わせていますが、ダイワメジャー産駒として中央で初勝利を挙げたのがこの馬だったので、同父の若駒たちに負けずに頑張る姿に元気をもらいました。
来年は7歳になりますが、何とかもう一花咲かせてもらえればと思っています。

BAD NEWS 第2位
リアファル 有馬記念最下位&故障…?


これはまだ現在進行形なので語る言葉があまりありません。
今はとにかく、怪我が軽傷であることと、復帰の目処が立つことだけを祈っています。
この後にも書きますが、今年大きな夢を見せてくれたのがリアファルです。
夢の続きを来年も見られることを祈っています。

GOOD NEWS 第2位
リアファル 菊花賞1番人気&3着


「1番人気はいらない、1着が欲しい」という名言がありますが(そしてハープスターが現役時代はこれを痛感していましたが)やはり1番人気はそれはそれで嬉しいものだと、久しぶりのGI1番人気を見ながら思いました。
菊花賞は残念ながら3着と敗れましたが、力は示してくれたと思っています。
これが一口馬主を始めて初の牡馬クラシックだったので、そこで1番人気で馬券になるという、貴重な経験をさせてもらいました。

BAD NEWS 第1位
ハープスター故障&引退


今年の初めには「どれぐらい勝ってくれるのか…」と、取らぬ狸の皮算用をしていた、うちの総大将の戦線離脱には、打ちのめされました。
競走馬の宿命とはいえ、こんなに早く引退の日がやってくるとは思っていなかったです。
ハープスターには、初の重賞勝利、口取り、GI勝利、祝賀会、フランス遠征、ドバイ遠征と、一口馬主を始めた頃に描いた夢以上の夢を見させてもらいました。
(凱旋門→JC→ドバイなんて、「ゲームかよ」と思うようなローテですよね)
幸い、キャロットクラブには「母馬優先」のシステムがありますので、夢の続きはハープスターの子どもで見たいと思っています。

GOOD NEWS 第1位
リアファル 神戸新聞杯優勝


ハープスターが抜けた大きすぎる穴を、見事に埋めてくれたのがリアファルでした。
1年前にダートでデビュー勝ちを収めたときには、まさか今年の有馬記念に出走しているなんて夢にも思わなかったです。
クリソライトの弟ということで期待はしていましたし、牧場見学でもその期待は更に膨らんでいましたが、こんなに早く、重賞勝ちできる馬が出てくるとは思ってもいませんでした。

ハープスターから学んだ最大のことは、「将来に繋がるかどうかより、勝てるうちに1つでも勝ってもらいたい」ということで、そういう意味で、リアファルが晴れて「重賞馬」になれたことが本当に嬉しかったです。

今はとにかく怪我が心配ですし、復帰できた後も、芝かダートかどちらの路線になるかわかりませんが、またリアファルの気持ちのいい逃げ切りを見たいものです。


以上です。
2015年末時点でている厩舎の現役競走馬(デビュー済)は5頭。
年が明けるとフロアクラフトの引退が控えていますので、寂しい稼働状況になってしまうかもしれません。
明け3歳馬2頭には何とか奮起してもらいたいと共に、明け2歳3頭にも期待しています。

番外編

GOOD/BADに分類できない個人的ニュースも載せておきます。

・ドバイ応援旅行
昨年の凱旋門賞に引き続いて、ハープスターの応援のために海外遠征しました。
レース結果は残念でしたが、メイダン競馬場を堪能しました。
現地でお腹を壊す(昨年のホッコータルマエと同じですね)という予想外のハプニングもありましたが、強行軍ながら、なかなか楽しめたと思います。

・初の3頭出資
キャロットクラブに入会してから、初めて、3頭に同時に出資しました。
最優先で申し込んだブルーメンブラットの2014は、出資決定とほぼ同時に、父であるエンパイアメーカーがアメリカに帰国してしまうという予想外の事態がありましたが、逆に吉兆になってくれればと思っています。
そろそろ馬名を考えなければなりません…

・初の有馬記念生観戦(&東京大賞典も)
競馬界最大の祭である有馬記念ですが、関西が拠点なのもあり、リアファルのために初めて参戦しました。
(ちなみにダービーも未経験です。出資馬の応援で行ければ良いのですが…)
中山競馬場自体は初めてではなかったものの、ここまで人が多いのは初体験。
混雑でぐったり疲れましたが、来年もまたここに戻ってきたいと強く思いました。


さて、こうやってまとめてみると、良いことがたくさんあった1年だったなと実感できました。
来年も良い年でありますように(故障の無い1年でありますように)。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

有馬記念(リアファル16着)

2015-12-30 22:42:56 | リアファル
日曜日の中山10Rにリアファルが出走しました。
当日は、勝利も期待しつつ、朝から上京して中山競馬場に行って観戦してきました。

レースはスタンドのターフビジョン前あたりで立って観戦しましたが(人が多すぎてなんとかターフビジョンを見られるれべるでしたが)、リアファルの1つ内の枠から逃げたキタサンブラックの2番手に位置取り、最初の1000mが62.5秒とスローの展開。逃げられなかったのがやや不安ではあったものの、ひょっとしてチャンスもあるかと思ったのが3コーナーを回ったあたりまで。そこで、ご存知のようにいっぱいになり、ずるずると後ろに下がっていき、直線ではまったく追うことなく、1着のゴールドアクターからはかなり離された最下位になってしまいました。

レース後は馬運車に乗りこんでいったなどの情報もあり、かなり不安でした。現時点でのニュースでは、「屈腱炎ではなさそう」で腱鞘炎か打撲かは精密な検査をしないとわからないとのことで、ひとまずすぐの引退はなさそうかなあというのが、インターネットで知りうる情報でしょうか。ただ、エコー検査の結果も1月3日までわからないとのことで、年明けまでしっかりしたことはわからないのだと思います。
とりあえず、今は、なんとか来年も現役を続行できるようなけがであればいいなというのが切なる願いです。

以下は、はじめて有馬記念に行った際の感想です。
事前に調査したところかなり混んでいるということだったので、指定席もなくほかのレースを楽しむことをあきらめ、ホープフルSから見られたらいいかと思って、14時くらいに船橋法典につきました。
しかし、驚いたことに、入場券販売のために競馬場の入口のチケット売り場から駅の改札出たすぐまで行列が
そんなこともあろうかと、回数券をちょうど妻の分と2枚残していたため、並ばずにすみましたが、記念入場券を変えなかったのはやや心残り。
(京都金杯に行くつもりしていますが、こちらはチケットを買うのが大変かもしれません)
ここですでに有馬記念の恐ろしさを少し学んだところでした

中山競馬場自体に行ったことはあったのですが、久々で競馬場内の見やすい位置や配置を思い出せず、最悪の事態に備えて、応援馬券を買ってすぐにスタンドに行き陣取りました。まわりには、初めて競馬場に来たという層も多く、なんしか人が多く、また寒かったので、愛馬がいなければ家で見るほうがいいと思えるような環境でした。スタンドでは、何度か将棋倒しが起きそうなこともあり、身の危険も感じました。中山競馬場は改装して、もう少し広くしていただけないでしょうかね。

ただ、有馬記念の注目度は高く、家族や職場などでも有馬記念に出走するということで応援もしてもらえましたし、またその話をすることで誇らしくもありました。
だからこそ、贅沢な願いかもしれませんが、リアファルにはなんとか無事にいてほしいと今は願うばかりです。



リアファル出走(有馬記念)

2015-12-26 21:51:00 | リアファル
リアファルが明日有馬記念に出走します。
今のところ4番人気ですが、各専門誌の予想では本命も散見され、結構期待されているようです。


菊花賞が終わった時は、レベルが低かったなどといわれていた気もするのですが、リアファルが1番強い競馬をしたという論評が多いように思います。もちろん、出資者としては菊花賞が直後から、流れ次第では勝ちもあっただろうという思いはありますが、まあ今になって評価されているとしたら、それはそれで悪い気はしません。

先行して、そのまま直線でさらにスパートするという前提だと思いますので、先行できるように、まずはスタートをしっかり決めてほしいと思います。


明日から上京し、有馬記念でリアファルの応援、そして火曜日まで滞在し、東京大賞典を見て帰るという競馬旅行をしてきます(月曜は馬ではなく、千葉にネズミを愛でに行きますが)。
5月にハープスターが引退したときには、年末の有馬記念に愛馬の応援に行くことになるとは夢にも思いませんでした。この状況に非常に感謝しつつ、楽しんできたいと思います。

有馬記念には、妻と行くのですが、その妻(私ではなく)がハープスターで競馬にはまっていく様子を書いて、優駿エッセイ賞の佳作をいただきました。このブログをご覧いただいた方で、お時間が許せば上記リンク先の「彼女が競馬にハマったら」を一読いただければ幸いです。

クリプトグラム7着(江坂特別)

2015-12-26 16:37:58 | クリプトグラム
クリプトグラムは、江坂特別に出走し、7着に終わりました。
口どりの権利を得て、スーツで意気込んで阪神競馬場に行ったのですが、残念でした。
直線を向いたときに、頭まで来るのは流石に苦しいかなあと思いましたが、その通り、まあまあ伸びては来てくれましたが、坂を上がるあたりで前の馬と脚色が同じになってしまいました。

パドックでもやや落ち着きなく、チャカついた感じにも見えました。これが影響したのかはわかりませんが、やや出負け気味で、そのまま後ろから、レースを進めたのが良くなかったのでしょう。

ただ、この凡走で見限るのは早いと思います。何となく、個人的に内田騎手とは相性が悪い気がするしますので、次回は他の騎手の方がいい気がします。

藤原厩舎は、実力馬ぞろいですので、次のチャンスがなかなか回ってこない可能性がありますが、次のチャンスに向けてしっかり立て直して欲しいですね。

クリプトグラム出走(江坂特別)

2015-12-25 22:48:49 | クリプトグラム
明日の阪神9Rにクリプトグラムが出走します。
鞍上は復帰戦を勝利に導いた内田騎手です。

ライバルは、ここ2走現級で2着が続いているアルターと着外がほぼないカラフルブラッサムでしょうか。それ以外にも、前走に現級で馬券県内に来ている馬が多く、実力馬は多いと思います。
しかし、クリプトグラムも前走の勝ちっぷりは非常によく、十分に勝負になると思います。というか、勝機は十分にあり、勝利となる自信があります。

不安があるとしたら、スローペースで直線のよーいどんの勝負になった時に、京都で負けたつばき賞のように切れ負けする可能性がありますが、つばき賞とは違って、直線に坂がある阪神の2400mですので、他馬との関係から問題とはしない可能性も十分にあります。

よって、前回は馬券的においしいかもと書きましたが、今回も前回よりは人気になりそうですが、馬券的にもおいしいと思います。

明日は、口取りの権利もゲットできたので(代わりにリアファルは今回も外れてしまいましたが)、現地で応援して、ハープのチューリップ賞以来の口取り写真が取れることを祈ります。また、勝利して、あさっての有馬記念のリアファルへのいい弾みになるといいのですが。