シーガルアイ公式ブログ 『カモメの目』

気になったニュースを日記風に書いていきます。

気になる記事から (4月21日)

2006-04-21 | Weblog
体内炎症、大腸がんの黄信号…厚労省調査

体内の炎症の程度を示す「CRP」というたんぱく質の値が高いほど、大腸がんになりやすいことが、厚生労働省研究班の大規模調査でわかった。CRPは通常の血液検査に含まれる項目。大腸がんの予防対策への活用が期待できそうだ。研究班(研究責任者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)は、男性約1万5300人、女性約2万6700人を11年半にわたり追跡調査。うち375人が大腸がんになった。がんにならなかった人も含め、約1100人について、調査前に提供を受けていた血液のCRP値を通常より100倍以上感度のよい方法で分析、4グループに分けた。その結果、大腸がんになる危険度は、CRP値の最高グループ(血液1リットル当たり0・96ミリ・グラム以上)が最低グループ(同0・24ミリ・グラム未満)より1・6倍高かった。研究担当の笹月静・国立がんセンター予防研究部研究員は「大腸がんの危険が高い人をえり分け、予防対策に生かすのに参考になる基礎的成果だ」と話している。
CRP(C Reactive Protein)C・リアクティブ・プロテインの略。体内で炎症が起きると増えるたんぱく質。細菌感染症や関節リウマチなどによる炎症で値が高くなる。値が高いと、なぜ大腸がんの危険度が高まるのかはわかっていない。
(yomiuri on-line)