家庭学習しない高校生が急増(鳥取)
家で毎日勉強する子としない子は半々――。「PTA保護者会員意識調査研究委員会」(委員長=井上孝喜・県高校教育振興会理事長)が2006年12月、高校2年生の子どもを持つ保護者約1000人に行った「家庭生活に関する意識調査」でこんな結果がわかった。02年の前回調査では「日常的に勉強をする」が半数で、「ほとんどしない」は2割程度。残りは「時々」などだったが、わずか4年間で「勉強をする」と「しない」がほぼ同率になっており、家庭学習をする生徒としない生徒に二極化されてきていることをうかがわせた。調査は、県立、私立高2年生の保護者に「進路指導」「生活指導」「学習」「保健・安全」の4分野で、計76問を用意して実施。各分野に約800人ずつから回答があり、学校長や教諭も交えて結果を分析した。家庭での1日の学習時間は、02年は50・6%の保護者が「毎日している」と答えたのに対し、今回は39・2%に下がっていた。逆に、25・4%が「試験の前だけ」、9・9%が「ほとんどしない」と回答しており、両方を合わせた「日常、家庭学習をしない」は、02年の21・9%から増加して35・3%。「日常的に勉強する」と「しない」がほぼ同数になっていた。残りは「時々」「知らない」などだった。家庭学習をする生徒の勉強時間は「2時間程度」が16・1%、「1時間程度」が15・5%、「3時間程度」が5・9%だった。そのほか、学力を高めるため継続しているものとして「学習塾」を挙げた保護者は19・6%で、前回(24・0%)より減少。「通信添削」(6・1%)、「家庭教師」(1・6%)などを合わせても27・8%で、「学校外学習」に頼る保護者は前回の45・3%より減少していた。同委員会は家庭学習率の低下について、「学習習慣のない生徒が急増していることは大きな課題」と指摘。県教委も「授業を理解するには、家庭学習が不可欠。小中学校時代から習慣として家で勉強するように指導していきたい」としている。(yomiuri on-line)
家で毎日勉強する子としない子は半々――。「PTA保護者会員意識調査研究委員会」(委員長=井上孝喜・県高校教育振興会理事長)が2006年12月、高校2年生の子どもを持つ保護者約1000人に行った「家庭生活に関する意識調査」でこんな結果がわかった。02年の前回調査では「日常的に勉強をする」が半数で、「ほとんどしない」は2割程度。残りは「時々」などだったが、わずか4年間で「勉強をする」と「しない」がほぼ同率になっており、家庭学習をする生徒としない生徒に二極化されてきていることをうかがわせた。調査は、県立、私立高2年生の保護者に「進路指導」「生活指導」「学習」「保健・安全」の4分野で、計76問を用意して実施。各分野に約800人ずつから回答があり、学校長や教諭も交えて結果を分析した。家庭での1日の学習時間は、02年は50・6%の保護者が「毎日している」と答えたのに対し、今回は39・2%に下がっていた。逆に、25・4%が「試験の前だけ」、9・9%が「ほとんどしない」と回答しており、両方を合わせた「日常、家庭学習をしない」は、02年の21・9%から増加して35・3%。「日常的に勉強する」と「しない」がほぼ同数になっていた。残りは「時々」「知らない」などだった。家庭学習をする生徒の勉強時間は「2時間程度」が16・1%、「1時間程度」が15・5%、「3時間程度」が5・9%だった。そのほか、学力を高めるため継続しているものとして「学習塾」を挙げた保護者は19・6%で、前回(24・0%)より減少。「通信添削」(6・1%)、「家庭教師」(1・6%)などを合わせても27・8%で、「学校外学習」に頼る保護者は前回の45・3%より減少していた。同委員会は家庭学習率の低下について、「学習習慣のない生徒が急増していることは大きな課題」と指摘。県教委も「授業を理解するには、家庭学習が不可欠。小中学校時代から習慣として家で勉強するように指導していきたい」としている。(yomiuri on-line)