735) 盛岡散歩 チャグチャグ馬コ2010

　南北に細長い日本列島、西国は梅雨に入ったそうですが、北東北は晴天で暑い第２土曜日となりました。県内ではあちこちでイベントで催されましたが、県都盛岡では「初夏の訪れを告げる」チャグチャグ馬コが催されました。

　朝の９時過ぎに盛岡駅を通ると、「滝の広場」に馬コが２頭おり一瞬びっくりしましたが、観光客の記念撮影用の馬コでした。早速観光客の目に留まり、一緒にカメラに収まっていました。

　私にとって３度目のチャグチャグ馬コですが、３回とも奉公日と重なってしまい、昼食時に事業場の近くでちょっと覗くことしかできません。昼のチャイムに合わせて事業場を出て夕顔瀬橋に向かうと、ちょうど馬コ達が橋を渡っていました。

　（１年前の馬コはコチラ、２年前の馬コはコチラでございます）


（生憎岩手山は霞んでいます　－盛岡市材木町 2010/06/12－）

　夕顔瀬橋を渡ると、馬コ達は材木町でひと休みです。沿道の見物人から人参をもらいほおばる馬コ、一緒にカメラに収まる馬コ、そして衆人環視の中で用を足す馬コ・・。思わず松尾芭蕉がおくの細道で詠んだ俳句が脳裏をかすめました。

　蚤虱馬の尿（しと）する枕元

　ひと休みした馬コ達は材木町を出て、旭橋で北上川を再び渡ります。結局今年もここで馬コご一行を眺めることにしました。今年の馬コは82頭、お役人や偉い人が乗った馬が過ぎると、馬コ達の登場です。先頭の馬コに乗っているのは、マンドリンシンガーの「清心（きよみ）」さんです。


（県内の色々なイベントでお見かけする方です　－盛岡市大通３ 2010/06/12－）

　続いて幼子を乗せた馬コが次々と旭橋を渡っていきます。現在は６月の第２土曜日に催されますが、かつては６月15日に固定されていました。馬コの上に乗った子供達を見てふと「昔の滝沢村は６月15日が休校日だったのかな？」なんてどうでもいい事を考えてしまいました。


（馬も子も暑くてせつないべね　－盛岡市大通３ 2010/06/12－）

　昨年と同じような風景になってしまいました。マンションの前を古風な馬コ達が歩くというギャップもいいですが、一度は田園風景の中を歩く馬コ達を生で観てみたいものです。


（雲ひとつない青空の下を進む馬コ達　－盛岡市大通３ 2010/06/12－）

　１年前の一品・・・「517)盛岡散歩　米内川３（上米内)」
　２年前の一品・・・「285)盛岡散歩　北上川９橋(明治橋) 」

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