2303)南阿蘇鉄道復興祈念切符（大震災から62ヶ月）

　東日本大震災から62回目の月命日を迎えましたが、メディアでは「熊本地震のその後」が大きな扱いとなっています（地元紙は別ですが）。昨日（10日）の経済紙では地震で通行止めとなっていた高速道路が全区間復旧したと報じていました。

　その一方で、熊本と大分を結ぶJR豊肥本線や、第３セクターの南阿蘇鉄道は復旧の目途すらたっていません。南阿蘇鉄道は復旧に数十億円が必要とされており、公的補助はあるのかもしれませんが、ローカル鉄道には厳しい負担であることでしょう。

　ところで東日本大震災から約１ヶ月後に、千葉県の第３セクター「いすみ鉄道」が「復興応援切符」という切符を発売しました。収益金は大震災で被災した「ひたちなか海浜鉄道」「三陸鉄道」へ寄付されました。私も微力ながら購入しました（コチラ）。

　前回はいすみ鉄道単独での企画だったようですが、今回は同鉄道とひたちなか海浜鉄道、若桜鉄道、由利高原鉄道の４社が組んで、「南阿蘇鉄道復興祈念切符」の発売を開始しました。これら４社と南阿蘇鉄道の乗車券（もしくは入場券）が付いて1000円（送料別）で発売し、１枚あたり700円が南阿蘇鉄道に寄付されるそうです。

　

　切符には４社の縁起の良い駅名に、南阿蘇鉄道の乗車券を加えた５枚の切符が並んでいます。

　　若桜鉄道＝若桜駅（復興の花が咲くように）
　　いすみ鉄道＝大多喜駅（大きく多くの喜びをもたらす）
　　ひたちなか海浜鉄道＝勝田駅（困難に打ち勝つ）
　　由利高原鉄道＝子吉駅（子供達の吉を願う）



　私には微力での協力と遠くから見ていることしかできませんが、１鉄道好きとしては復旧を願う限りです。

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